WJFプロジェクトの趣旨
現代は情報戦の時代と言われています。かつて身体と身体を直接ぶつけ合わせ素手で殴り合っていた原始人たちは、しだいに棒や槍のような武器をとるようになり、戦いにおける間接性というものが生じました。やがて武器が、弓、鉄砲、大砲と発展していくにつれて、戦う者相互の距離が広がると共に、戦闘における間接性も増大しました。飛行機、ミサイルが兵器として導入されるようになると間接性は一層増大しました。マスメディアと呼ばれる広域に情報を効率的に伝達できる手段が20世紀に確立されると、戦争はさらに間接性を増しながら情報という分野でも戦われるようになりました。
日本にとっての大東亜戦争は、核兵器という間接性を極大化させた大量殺戮兵器に対する敗北だっただけでなく、情報戦という間接戦における敗北でもありました。神風特攻隊に象徴されるように自分の身体を直接敵に投じて戦う戦闘の直接性を好んだ侍たちの末裔は、アメリカが推し進めた戦争の近代化、つまりは間接化になじむことができず敗北したのだと考えることもできます。
そして情報伝達手段がさらに発展を遂げた21世紀の今日では、戦争は情報分野で、より一層間接的に血を流すことなく行われるようになりました。他国のメディアや情報を支配し、自分たちに有利なように情報を垂れ流していれば、もはや互いに血を流し合うこともなく他国を籠絡できるのです。このような時代だからこそ、私たちも情報という武器を取り、国を守るために戦わなくてはならない。私たちが生きている時代はそのような時代であると考えられます。
直接性を好み「まじめに努力していれば、何も言わなくとも分かってもらえる」「言わぬが花」と考えがちな正直で実直な日本人の気質に、情報戦が肌に合わないことは従来から指摘されてきましたが、この情報戦という目に見えない現代の戦争において日本はかなりのレベルまで追い込まれています。
1. 他国によるプロパガンダや噓の流布に対応しない政府
2. 外国人勢力に支配されたマスコミ
3. 愛国心をめざめさせないように注意深く配慮してなされる教育
であるからこそ、
1. 国際社会
2. 日本の有権者
3. 日本の若い世代
の三者にむけて、一つの武器としてあるいは日本を守る盾として、偽りを正すためのパワフルかつ魅力的なコンテンツを日本人の手で作成し流布させていくことには大きな意義が存在しています。
この三つの情報の受け取り手に対して、いかに日本人のサイドからの情報発信の質と量を高めていくかが緊急の課題となっています。
WJFプロジェクトは、現在の日本が突き付けられているこの課題に答えていく一つの試みです。
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