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2013年6月 3日 (月)

安倍劇場: 選挙に利用される拉致被害者の帰還

参院選にむけて安倍政権が準備していると考えられる「安倍劇場」のシナリオです。

(あくまで、一つの憶測としてお聞きください。)

●参院選前に安倍晋三が電撃的に北朝鮮を訪問します。

●拉致認定被害者及び未認定被害者の100人前後が帰国します。

●昨年末の発表によれば、 北朝鮮による拉致の可能性が否定できない特定失踪者は868人にのぼるそうですが、今回の帰還をもって拉致問題の幕引きと日朝国交正常化が行われます。

●たくさんのお金が北朝鮮にばらまかれ、大企業は利権に群がります。

「日本のカネで北朝鮮の支援を」 と李明博が言っていた展開です。

●参院選前に、拉致被害者の家族が涙を流して喜ぶ姿がテレビで大々的に報じられ、安倍政権は「救国政権」として支持率がうなぎ上りに上昇します。

●参院選(もしくは衆参同時選挙)に自民党は圧勝します。

●参院選圧勝の後は、「安倍救国政権」の下で、TPP、道州制、沖縄の分離独立、米中による日本併呑が着々とすすめられていきます。

以上が、彼らが描いていると考えられるシナリオです。

この半年の展開からお分かりのように、安倍政権の一挙手一投足は緻密に計画されています。

安倍政権は、あらゆる意味で、小泉政権をパワーアップさせたものです。

拉致問題においても、小泉政権と比較して、桁違いの出来事が準備されているはずです。

それは、その後に行われる桁違いに巨大な国家破壊のためのめくらましとして必要とされるものです。

北朝鮮がこのような形で安倍政権の長期政権化に協力するということは、安倍政権の長期政権化は彼らにも好都合だということです。

「安倍以外に誰がいるんだ」と言って、彼らが安倍政権への支持を煽るのも当然のことです。彼らとしてはこの絶好のチャンスを逃す訳にはいかないのです。

さて、私たちは、このようなシナリオにどう対処すべきでしょうか。

日本国民各位、上記のような展開が、一つの可能性として起こりうるということをあらかじめ考慮にいれ、安倍劇場の巧みな演出にまどわされることのないよう、国を守るために、準備いただきたいと思います。

本物の売国奴はかならず愛国者のふりをして現れます。

参考記事
http://dot.asahi.com/world/w-general/2013052800042.html
http://www.asagei.com/13929

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コメント

見事に予想が当たりましたね。
そのような動きが見えてきてます。

投稿: Dandelion | 2014年5月30日 (金) 03時35分

拉致問題進展について、
北朝鮮関連の人権活動をされている方に聞いてみましたが
9割ほどの確率で何人かの帰国は実現する、だろうとのことでした。
以下にSAPIOの記事も転記しておきます。

参院選前に“再会”の場面を見せられた国民は…
家族の再会・国による奪還実現を願って活動をしてきた者としては
拉致問題が参院選自民大勝利→売国に利用された、ということになれば
と想像するだけで複雑な思いになります。
こういうことさえ、利用するという人の心を持たない
安倍を筆頭とする利権に囚われた人物を許すことはできないとの思いも
あります。

SAPIO2013年7月号

韓国 飯島訪朝事前掌握できず日本に大物情報将校を送り込む

『5月半ば、飯島勲内閣官房参与が北朝鮮を電撃訪問し、
序列第2位の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と会談した。
この訪朝の内幕をジャーナリストの須田慎一郎氏が解説する。 
第二次安倍内閣の現職閣僚の一人が、筆者にこう言う。

「古屋圭司拉致問題担当大臣が、まさに自信満々といった口調で、
『今回は一気呵成に行く』と言っているのです。
安倍首相の側近中の側近と言うべき人が内々にこう言っているのですから、
相当に期待がもてそうです」

飯島訪朝を受けて、古屋大臣の所管である拉致問題が
一気に進展するであろうことを指していることは言うまでもない。

今回の飯島勲内閣官房参与の訪朝の最大の特徴は、
国内では徹底して保秘が貫かれていることだろう。
「担当の古屋大臣にさえ、訪朝の予定は事前に伝えられていなかったのが実情です」(官邸中枢スタッフ)

それどころか、事務方トップで警察庁出身の杉田和博官房副長官や北村滋内閣情報官にさえ
飯島訪朝は伏せられ、完全にカヤの外に置かれていた。

「事前に状況を知らされていたのは、安倍首相と菅官房長官の2人だけ。それだけ秘密保持は徹底していたのです。
その意味では古屋大臣が非常に饒舌なのは、情報が入らない自らの存在を精一杯アピールしたいから。
彼は感触ぐらいしか知らないでしょう」(前出の官邸中枢スタッフ)

ちなみに今回、韓国は事前に情報を一切キャッチできなかった。
このことに危機感を抱いた韓国は、
近々、国家情報院で大幅な人事異動を行なうという。
東京の韓国大使館には大物インテリジェンス・オフィサーが
送り込まれることになった。それほど保秘は厳しかった。

限られた時間とスタッフではあっても、訪朝へ向けての準備は、入念に行なわれていた。
飯島氏は、「内閣官房参与」という肩書ながら、国際部長の金永日書記、
そして北朝鮮序列ナンバー2の金永南最高人民会議常任委員長といった要人と立て続けに会談をもった。
これらの会見は飯島氏が訪朝に踏み切った時点でセットされていたものだった。
 
「この件に関して古屋大臣がテレビ番組で、
『金永南氏との会談は想定外』と発言していましたが
菅官房長官が『何も知らないくせに余計なことを言うな』とカンカンになって怒っていました。
こうしたやりとりから考えても、事前に北朝鮮との間で相当に詰めた上で飯島氏の訪朝が実現したことは明らかでしょう」
(前出同)』引用終わり

投稿: 山桜 | 2013年6月11日 (火) 10時58分

山桜さん

安倍政権に人としての慎みがあるのであれば、このようなご家族の気持ちに関わる繊細な問題を、選挙の前にもってくるのではなく、選挙の後に静かに行うべきものだと思います。

上のシナリオが実現したときに、他の国民がどう評価するか分かりませんが、選挙前に安倍政権が拉致問題を持ち出してきたときに、「おかしい」と本質を見抜ける人々であっていただきたいと思います。そこで日本人が単純に拍手喝采を送ってしまったら、日本人は「彼ら」に嘲笑されまくることでしょう。

投稿: WJF | 2013年6月 6日 (木) 00時32分

拉致問題解決を願って活動してきた者としては、
安倍劇場のシナリオのように被害者の帰国が実現すれば
それは嬉しいのですが、
あくまで、幕引きであって解決ではないんですよね。
だって、政府はいまだに拉致の全貌、被害者の実数を把握していないのですから。

それに、拉致を許した国家体制、
何十年も取り戻せなかったという
日本国のあり方は一体どこへ行ってしまうのか?

勿論、帰国が実現すれば、喜ばしいのですが、
それだけじゃないというところが本当に悩ましい。
それに、拉致を利用して参院戦大勝なんて…
あくまで仮定の話なわけですが、
実現したら、悪を通り越して邪悪な力が働いているんじゃないかと
思いたくなります。

何度も出ては消える、めぐみさんの娘ヘギョン(ウンギョン)さんと
横田夫妻の第三国での面会。
これもまたどこぞの国で~とか聞こえてきますし。

国民を歓喜の渦に巻き込み、
実は最大限に利用しつくすなんてことになったら、許せん!!

10兆円で解決か…という記事も。
http://www.asagei.com/13992
あんな国にカネを渡して、人民を苦しめることに手を貸すのも。
想像するだに悩ましいです。

投稿: 山桜 | 2013年6月 6日 (木) 00時24分

私は、中国の北への支援再開によって拉致事件はもう進展しないと思っていました。
その理由は、安倍政権が米中関係に逆らって中国に支援をやめるようには言えないことと中国の支援によって日本の経済制裁が無効化するからです。

こんな状況で、拉致事件が進展するのはやはりご褒美を用意した密約しかないんでしょうね。
あまりにも安倍の考えることは姑息ですね。

というか、書きながら思い出しましたが、この計画は民主政権時代にありましたね。
青山繁治が嘘泣きしながらアンカーで演説していたのを思い出しました。

青山は、自民の計画には賛成するんでしょうか。

投稿: ぼんたろー | 2013年6月 4日 (火) 01時09分

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