« 安倍信者を論破する | トップページ | NINJA指令020号: マイナンバー法の参議院通過を阻止せよ!! »

2013年5月21日 (火)

慰安婦問題と二元的思考

『危機に瀕する日本』日韓紛争概説第二巻: セックスと嘘と従軍慰安婦

20130521_81809

西村幸祐氏や百田尚樹氏はじめ、多くの方にツイートいただいたようです。

「驚くほどよく作っている」と評していただいた上の動画ですが、作者として、最も満足している部分は下の慰安婦問題を図式化した部分です。

Book2_37

上の図式は、「制度」の問題と「運用」の問題という二つの階層に問題を分離することによって、従来陥りがちだった、慰安婦問題の二元的な問題設定を脱することに成功している点で、優れていると考えています。

最近は、TPPや安倍政権の問題と関連して「二元的思考」の危険性について警鐘を鳴らしてきたWJFプロジェクトですが、同じ事は慰安婦問題についても言うことができます。

慰安婦問題は、下のような二元的な問題として論じられることがあまりに多いのです。

「あったか、なかったか」
「志願か強制か」
「売春婦か性奴隷か」

この「二元的思考」は、西村真悟氏の慰安婦問題に関する最近の発言の中にもあらわれています。彼は次のように述べられました。

「慰安婦がセックススレイブという風に転換されていますので、これが国際的に広がれば反日謀略が成功しかねないということですから、我々積極的に、売春婦とセックススレイブは違うんだと。売春婦はまだ日本にうようよおるぞと、韓国人。反撃に転じた方がいいと思う。」

西村氏が、慰安婦問題と連続した問題として、韓国人の売春婦が日本に跋扈している事実を取り上げた点は決して誤ってはいないのですが、問題は「売春婦とセックススレイブ(性奴隷)は違う」という発言です。

世界では、売春業の世界に、人身売買の犠牲者や貧困のため仕方なく体を売らざるを得ない女性が紛れ込んでいるのが現状ですから、「売春婦とセックススレイブは違う」という二元的思考によっては、売春や慰安婦問題といった問題を正しく国際社会に説明することができません。

また、慰安婦問題は、100%韓国人による捏造であり、当時、一例も、慰安婦問題の運用に関して末端の兵による違反事例がなかったと誤解している人たちが多くいますが、これは事実ではありません。「一例も違反はなかった」とする、事実と異なる主張を行うことによって、日本側の主張の信憑性を奪ってしまっています。

このような二元的思考が、慰安婦問題を正しく理解し、説明することを妨げてしまっています。

ここでも、私たちは、単純な二元的思考を脱して、事実と向き合う姿勢が大切です。

このことは、特に慰安婦問題のような繊細で複雑な問題を論じるときに求められる姿勢であると思います。

ブログ・ランキングにご協力ください。一日一回、右のバナーをクリック願います。


« 安倍信者を論破する | トップページ | NINJA指令020号: マイナンバー法の参議院通過を阻止せよ!! »

慰安婦問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 安倍信者を論破する | トップページ | NINJA指令020号: マイナンバー法の参議院通過を阻止せよ!! »