インチキ「保守」の見分け方
日本の「保守」は、チャンネル桜や統一教会によってすっかり毒され、歪められてしまいました。
その影響を払拭し、静かで自然で素朴で厳かな、国を守るその本来の姿を取り戻さなくてはなりません。
統一教会(国際勝共連合)による擬装「保守」には、ある顕著な特徴があります。
彼らに影響されていないかのセルフ・チェックにも使ってみて下さい。
彼らは、「冷戦構造が続き、冷戦構造を作ることが、統一協会/勝共連合にとっては望ましい」と考えています。
従って、彼らは、冷戦が終わって20年以上経過した現在においても、冷戦構造的な、二極対立や、善悪二元論的な図式を好みます。片方を絶対的な「善」とし、他方を絶対的な「悪」とみなす価値観を彼らは執拗に刷り込もうとしてきます。
「ウヨク (善) vs サヨク (悪)」
「保守 (善) vs 革新 (悪)」
「アメリカ (善) vs 中国 (悪) 」
「自民 (善) vs 民主 (悪)」
「安倍政権 (善) vs マスコミ (悪)」
上のような善悪二元論を執拗に刷り込んだ上で、「自民党」や「アメリカ」の側に日本人を強く傾斜させるように情報工作を行い洗脳してきたのが、戦後教育であり戦後メディアです。自民党のつかさどった対米隷属の政治と、アメリカを「神に選ばれた国」と見なした文鮮明の教えはけっして無関係ではありません。アメリカを善なる国と信じ、自民党を唯一絶対の保守政党であるかのように信じてきた戦後日本人は、つまりは一種のカルト信者だったわけです。
冷戦が終結した現在、私たちが直面しているのは、共産主義やサヨクとの戦いではありません。
アメリカの政治学者サミュエル・ハンティントンが指摘したように、冷戦終結後の時代を生きる私たちが直面しているのは、「文明と文明の衝突」です。
文明と文明が激しくぶつかり合う中で、いかに、私たち日本人が「日本文明」を守りぬくかが問われています。
この文明が生き残りをかけてぶつかり合う時代において、現在私たちが直面しているのは、
という戦いです。「ウヨク」vs 「サヨク」の冷戦構造的な二項対立の戦いではありません。
この戦いは、チャンネル桜や統一教会の人たちが刷り込んでくるような、冷戦的構造的な善悪二元論では乗り切れない戦いです。
それどころか、冷戦構造的な善悪二元論に陥ると、「アメリカ」や「自民党」に強く傾斜することによって、
「一極(グローバリズム) 」に呑み込まれていく危険性がかえって高まってしまいます。
この戦いを有効に戦うためにも、私たちは、チャンネル桜から植え付けられた善悪二元論をきれいさっぱり払拭し、右も左もなく、日本人が一体となって、グローバリズムの勢力と対峙し、戦っていく必要があります。
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コメント
基本的にこのようなやり方は、統一教会以前にアメリカが好むやり方ですよね。
以前のコメントで書いたとおり、アメリカは日本から見れば国家としての体を成していないに等しいので、より強い洗脳が必要となります。
アメリカ(善)vs大日本帝国(悪、以下略)、枢軸国、共産主義、ソ連、ベトナム、サダムフセイン、イランetcetc…
>右も左もなく、日本人が一体となって、グローバリズムの勢力と対峙し、戦っていく必要があります。
左翼はもっともっとハードルが高いですね。
何しろグローバリズム・地球市民(善)vsナショナリズム(悪)ですから。日本の左翼の特徴です。アメリカとか大企業に反抗しているつもりであっても、頭の中はグローバリズムに染まっており、いいように踊らされています。
以下は私が他のところでよく使う表現なです。
ウヨクは権力者の右手で踊らされ、サヨクは権力者の左手で踊らされている。対立しているように見えて、実は互いに補完し合っている。
投稿: 北野茂良 | 2013年3月 7日 (木) 09時37分
WJF様
「安部ちゃんを否定する奴は偽装転向コミンテルンだ!」とか、時代錯誤なフレーズを連発しておられますね(汗)
WJFさんのご指摘の通り、世界はもう1%vs99%の戦いに入っています。
多くの日本人には、まだこの対立構造がピンと来ないのではないでしょうか。
海外の反TPP運動もいわゆる“99%の運動”と捉えられており、例えばアメリカでは左派の「ウォール街を選挙せよ」と右派の「ティーパーティー」も共にTPPには反対している模様です。
そう言えば、1999年シアトルや2003年カンクンでのWTOに対する民衆の壮烈な抗議行動も世界中の大きな関心を集めており、それなりの成果をあげているのではないでしょうか。
何せ1%の連中は、一目にさらされるのを嫌うようですから(笑)
投稿: タイコウチ | 2013年3月 6日 (水) 23時17分
WJFさんこんばんは
今日も沢山の呼びかけと、思考セルフチェックなど参考になりました。ありがとうございます。
TPPについての危険性や議員などに反対の呼びかけをされていらっしゃる別の方のブロガーに対してのコメントされた方の一つで、
<①TPPに参加せず、他国に侵略される(日本人の犠牲者が多数出るでしょう)。
②TPPに参加して米国の奴隷になってでも生き延びる の二択なんじゃないですか?
TPP、参加しないで済むなら、私だって参加に絶対反対です。
支那に食われるのだけは絶対御免です>
もう少しコメントありましたが、省かせていただきます。
批判と言うよりも「参加するしかない」と決めておられるようです。
投稿: warakujapan | 2013年3月 6日 (水) 23時13分