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2013年3月17日 (日)

長く倦むことのない戦い

感情的に騒ぐ段階は終わりました。

頭を冷やして冷静に情勢を把握し、有効な手を打っていかなくてはなりません。

おすすめ記事の最上部に「これからどうするのか」という記事を常時載せておきますので、ご意見がありましたら自由にお寄せください。

これは一過性ではない、長い戦いになります。

ここで注意しなければならないのは、

何かを拒絶しすぎて、逆の極端に強く傾斜していくことだと思います。

慎むべきは「あれか、これか」という二元的な思考です。

私たちを誤らせる論理

これを繰り返していると、振り子のように、永遠に定まることがありません。

「あれか、これか」というように立場が分かれる以前、もっと深く根本的なところに、私たちの立脚地を設けなくてはなりません。

最も単純に言えば、私たちの現実の生活の「場所」を守っていくということです。そして、その延長として「国」を守っていくということです。

私たちが認識しなくてはならないのは、これはもう一つの敗戦であるということです。

一度目は圧倒的な破壊力をもった兵器に私たちは敗れた。

二度目は、戦後70年をかけた同化と、教育、洗脳と、政治的な陰謀によって敗れた。

今私たちの目の前に広がっているのは、何もない焼け野原であり、右か左か、保守か革新か、といったカタログから既成のモノを選ぶような「あれか、これか」の選択によって解決しうる段階にはすでにないということです。

チャンネル桜は、性懲りもなく安倍への支持を煽り続けていますが、そちらに傾斜していって解決になるわけがない。その先にあるのは徹底的な新自由主義的構造改革による国家解体です。

その先にあるのは破滅なのに「この道しか他にないから」といって人々を煽っているのが、彼らのやっていることです。

「この道しかないから」といって、滅ぶことがわかっている道を歩いていってもしかたがない。

彼らが「この道しかない」というのなら、破滅に至る以外の道を作るしかない。そうするしかないじゃないですか。

短期的には、
TPP離脱を実現すると共に、

長期的には、
安定的な日本の国益にかなう政権(「保守」だの「愛国」だのという言葉は使いたくありません)を、国民が心から願い、また明確なビジョンをもってこつこつと作りあげていくことだと思います。

ぜひ、この願いをもって、ビジョンの構築と共有に参加してくださる人が増えていくことを願います。よりよい日本を残すために、希望をもちましょう。そして語り合いましょう。


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TPP」カテゴリの記事

コメント

凡人さん、TPPの原型はNAFTAであって、TPSEPではありません。TPPはNAFTA以上に投資家と多国籍企業の権限を強めた条約です。この動画を御覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=Vyi7cIzvEkM&list=PLFE219533087C57D7

投稿: 琢 | 2013年3月19日 (火) 14時25分

凡人さん
リンク先を拝見しましたが、TPPの前身であり、アメリカが参加する以前の四つの小国によって結ばれていた原協定P4協定を元に、批判されていると拝見しました。アメリカが参加し拡大交渉となった後のTPPと、その前身のTPSEPとは大きく性質を変えたと見るべきだと思います。リーマンショックの事後処理を余儀なくされたアメリカは、TPPに着目し、不況対策と輸出倍増のための戦略的手段としてこれを活用していくようになります。アメリカのグローバル企業連合がTPPに深く関与することで、TPPの毒性は高まっていきました。拡大交渉後の詳細な条件内容については秘匿されているため詳細に見れば誤解されている点もあるかもわかりませんが、国家の障壁を取り除いてグローバル勢力の利益の最大化を計るというTPPの大まかな本質においては、決して誤って理解されているとは言えないのではないでしょうか。

投稿: WJF | 2013年3月19日 (火) 06時12分

凡人さま
>ご紹介させていただいたサイトで反証が成されていたので、
再反論するようなページ等あれば、ご紹介いただけませんか?

1.反証サイトのこの部分
>>WTO・SPS協定では、科学的根拠に基づいたメリハリのある規制が求められている。 科学的根拠のない無駄な規制が禁止される一方で、 「科学的に正当な理由がある場合は国際基準に基づく措置によって達成される検疫上の保護水準よりも高いレベルの措置を導入・維持できる」 TPP協定交渉の分野別状況 - 国家戦略室 と書いてあるとおり、科学的根拠があれば国際基準よりも厳しい規制も自由に導入できるのである。

http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/dr_okamoto/safety/safety.html
米国では、飼料を節約し生産性を高める技術の開発に努め、この6年間に、乳生産量を15~20%増大させる牛成長ホルモン(遺伝子組み換え大腸菌に作らせたソマトトロピンなどで rBST と総称)、脂肪を赤身肉に変換する女性ホルモン作用のある化学物質(ゼラノール、トレンボロン、メレンゲステロール)の家畜への使用許可が出た.-中略-
国際貿易機関(WTO)に持ち込まれ、SPS 協定に照らして審議された.この協定では、人、動物、植物の生命や健康に悪影響を与えないために実施される輸入物品の検疫が、自国の生産保護の目的を偽装するための恣意的なものであってはならず、検疫の際の衛生基準の設定には、コーデックス委員会で合意した国際基準が重要な役割を果たすとされている.-中略-
EU の輸入禁止措置は恣意的なものではなく、国際基準は絶対的ではなく適正な危害分析があればそれより高くても良いとする EU の主張が認められた.しかし、rBST 処置牛から搾った乳の摂取による人体への健康障害については、安全だとする米国の主張が認められ、EU には早急に危害分析することが求められた.-中略-
日本では危害解析についての理解が広まっておらず、「安全性」は科学分析に基づく「規制」によって保証されるという信仰が残っている.国際的調和にそぐわない国内規制の緩和が求められている時代にあって、衛生分野については消費者団体も規制の強化を主張しているが、国際的に通用する考え方を採らないと輸出国の「対抗措置」が正当化される.EU が米国と対等に渡り合っている背景には EU 域内の自給が達成され過剰状態が続いていることがあり、輸入に全面的に依存している日本では「対抗措置」に耐えられない.-中略-
食品の安全性とは、許容できる限度についての国民的合意を意味し、単なる毒性や危害度についての実験的評価ではない.

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88_(%E4%BC%81%E6%A5%AD)
モンサントの遺伝子組み換え食品

http://indiesatellite.jp/?p=446
農民自殺に拍車をかけたもうひとつの圧力は、「WTO自由貿易政策による農産物価格の暴落」にある。「農産物貿易に関するWTOルールはダンピングのためのルール」。たとえばアメリカは綿花生産に毎年40億ドルの補助金を投じ、自国綿花の国際競争力を不当に高めている。人為的に安くなった綿花が流通したことで、綿花の国際価格は暴落。高い生産コストと不確実な収穫、価格の暴落という3つの要素により、末端の農民はいよいよ窮地に追い込まれるのである。


2.反証サイトのこちらの部分
>>普通は、国民の生活実態が良くなっているのに景気が悪いとは言わないし、生活実態が悪くなっているのに景気が良いとは言わない。 すなわち、景気と国民の生活実態はほぼ同義である。 そして、給与の額面上の金額がどれだけ変動しようとも、同じ物が同じ数だけ買えるなら国民の生活実態は全く変わらない。 三面等価の原則が成り立っていて、かつ、「同じ数売れた」のであれば、分配量も変わらないので、国民の生活実態も変わらない。

国内失業者が増え、国外雇用が増え、移民による雇用が増えて、どうして国民が同じ物が同じ数だけ買える生活が出来ると考えるのですか?
安く粗悪な品を生活ギリギリの状態で買う生活を国民に強いることが、TPP参加を推進する理由となるのでしょうか。
http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-dbd2.html
「アメリカ人の15人に1人が年収50万円以下の超貧困層です。更にはフードスタンプで生活を成り立たせている人は4,580万人もいるそうです。これはアメリカの人口に15%にあたり、労働力人口では4人に1人がフードスタンプに頼るという状態です。
2,000万人とも言われるアメリカに住む不法移民はまともな仕事につくことさえ難しく、仕事につけたとしても時給200円やらで働いて食いつないでいる状態です。こういう大量の不法移民が自国のアメリカ人の仕事を奪っているにもかかわらず、政府も見て見ぬふりをしている感もあります。」
http://fs1.law.keio.ac.jp/~kubo/seminar/kenkyu/sotsuron/sotsu11/ckanayama.html
「NAFTAの評価はまちまちであり、例えば、前クリントン政権の報告書はNAFTAによってアメリカ国内で9万から16万人の雇用が創出されたとしているのに対し、アメリカの労働組合は40万人の雇用が失われたとしている。」

http://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/topics/column/career/americajindaigakusei.html
Nowhere to Go: 85% of College Graduates Will Return Home Jobless
米国の実体経済:大卒の85%が就職できず。最低賃金。
Twentysomething Inc., というコンサルティング会社が2011年に“85% of New College Grads Move Back in with Mom and Dad”、つまり大学卒業後に、アメリカでは85%の学生が両親の元へ帰って一緒に暮しているという調査結果を発表しました。

http://ogasawara.cocolog-nifty.com/ogasawara_blog/2011/07/post-cc22.html
米国で大卒の若者が就職難にあえいでいる。その状況をさらに悪化させているのが、卒業後に返済がスタートする学生ローンの重荷だ。多くのローンは返済が猶予されず、求職中でも支払いを続けねばならない。就職活動の足かせにもなっている。多額の借金を抱える新卒者の多くは進学の意味さえ考えあぐねている。(ニューヨーク・長田弘己)

http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2013/01/post-2829.php
「アメリカで4年制大学を卒業生しても、半数近くは4大卒の資格が要求される仕事に就けずにいる」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2013/01/post-2829.php
アメリカのNGO「大学の割安感と生産性センター」が今日発表したリポート「なぜ近年の4大卒は能力以下の職に就いているのか──大学進学率と大学入学と労働市場の現実」によると、アメリカの4大卒の約48%が大卒の資格を必要としない職業に就いており、37%は高卒の資格しか必要としない、たとえばタクシーの運転手、消防士、店員、電話勧誘などに従事している。
では、高額な大学学費を払えなかった高卒の方にはどのような職が残されているのでしょうか?

投稿: 日本は危ない | 2013年3月19日 (火) 01時08分

TPP交渉参加表明会見は衝撃的でした。破滅するとわかりきっているグローバル化にいまだ夢を見て突き進む、新自由主義者丸出しの総理大臣。
外圧ではなく、自分達に利するものを守るために、自ら日本を差し出したのが稚拙な原稿を自信ありげに読む姿勢ではっきりとわかりました。

TPP交渉ではすでに仕上がったテキスト閲覧不可、文言の変更も一切不可、途中離脱も不可、関税の交渉はすでに終了・・最後の1回の会合はアメリカで開催されるので日本が何か要求しても我々が押さえつけます、とアメリカの交渉官に言われる、いまの日本。
http://www.parc-jp.org/teigen/2011/syomei201303.html
TPPが阻止できても、すぐにあの手この手でグローバル企業は触手を伸ばし、安倍政権もそれに応えようとするでしょう。

死するとも なほ死するとも 我が魂よ永久にとどまり 御國まもらせ

今我々が暮らしている日本は、先人が命を賭して守ってきた日本です。
私達も守りましょう。

投稿: 西島 | 2013年3月18日 (月) 19時32分

日本は危ない様、凡人さんへ様、jun様

お返事ありがとうございました。

はじめに明記すべきでしたが、私はグローバリズムを受け入れる事には反対です。従って、今伝え聴こえてくるTPPの内容には懸念があります。
(最初に示さずすみませんでした)

私はあくまで、ネットで喧伝されるTPPの問題点が、
一体どこまで信憑性のあるものなのかどうかを確認したかっただけでして、
紹介させていただいたサイトは個別の項目に反論しているように思えましたので、
きっとお詳しい方が多いであろう、当サイトにて質問させていただいた次第です。

日本は危ない様の挙げている話題について、
ご紹介させていただいたサイトで反証が成されていたので、
再反論するようなページ等あれば、ご紹介いただけませんか?

※『TPPに参加すると国家主権が奪われる』については、私は異存はありません。
それ以外の話題(最初~NAFTAのところまで)についてです。


凡人さんへ様の仰る点は、私も同様に感じました。
交渉参加しないとどういう状況かわからないのだろうとも思うため、交渉参加自体は必ずしも全面反対ではないのですが、
自民党に説明責任があるとは思っています。


jun様の指摘も仰る通りでして、アメリカナイズされた資本主義では、富の再分配は適切には行われないと、私も思います。

投稿: 凡人 | 2013年3月18日 (月) 18時37分

凡人様

所謂トリクルダウンの話のように思いました。

途中で
> 問うべきことは格差の大小ではなく、底辺層の生活レベルの底上げである。
と書かれている通り、富の分配が適切に行われるという前提ですよね。

アメリカの現状を見れば、貧困層が拡大しているのが現実です。
TPPは制度のアメリカナイズですから、グローバル規模でアメリカになるだけのように思います。

投稿: jun | 2013年3月18日 (月) 11時34分

だいさん
ご忠言ありがとうございます。右を向けと言われたら、全力で左を向くのはやめて、もう少し静かに左を向くようにします。私の態度は気になさらずに、コメントは気楽に寄せてください。ご意見は聞いてないようで聞いていますから。

投稿: WJF | 2013年3月18日 (月) 11時28分

この方のサイトは、「離脱できる」事を書いています。
それとは別に、オバマ大統領が交渉の当事者ではないのに、安倍総理は「聖域なき関税撤廃が前提ではない」ことをオバマ大統領に確認したとおっしゃっておりましたが、この安倍首相の発言はおかしな話ですよね?
交渉前の交渉に、交渉の当事者ではない人に確認したと言うことに他ならないです。
その後、TPP交渉に参加すると安倍首相は表明いたしました。
交渉前の交渉で<公約>を守る事は出来ていない事になります。それで交渉に参加する<公約>を絶対に守ると石破幹事長が言われておりますが、完全に言葉遊びになっています。
交渉前の交渉で公約を掲げて、当事者ではない人物から確認でき(それ出来ている?)確認できていないのに、交渉前の公約を、交渉の公約として交渉参加する。
自民党が2度目の<公約>を挙げて前のめりな出来事を私達は見つめ、 厳しく公約違反を見逃さない。交渉の妥協を許してはならない厳しい目が重要なのではないでしょうか?

投稿: 凡人さんへ | 2013年3月18日 (月) 11時20分

凡人さま

横から失礼します。

最下部に添付しました「失われたアメリカの夢」にあるNAFTA参加後の米国民の格差社会をどう思われますか?グローバル化によって、財閥、大株主資本家、銀行、多国籍企業トップなど1%と呼ばれる層以外の米国民の生活が貧しくなったことをどう考えますか?

途上国生産による安い(大部分が粗悪な)製品を世界で大量販売競争し、価格破壊が起きるだけでなく、多国籍企業同士が裏ロビー活動や表での激しい競争で潰し合いを行う為に、生き残る多国籍企業は淘汰されていくことでしょう。
日本企業が海外競争に勝ち、沢山生き残ればまだマシですが、まず生き残るための解雇が激増し、潰れると更に関係会社を含む解雇が激増します。

グローバル企業はサバイバルの為に、安い製品を大量生産して効率を上げ、製造、サービス、物流などの作業を「途上国」で行うこととなり、また低賃金の途上国民の雇用で人件費を補うこととなるでしょう。
そのために国内産業空洞化が起こり、国内の人件費を削減するために途上国並みの賃金値下げが行われるか(無理でしょう)、解雇される人たちが相次ぐでしょう。

一方で、多国籍企業や途上国民をマネージメントする、企業のごく一部の人間は富裕層となっていくでしょう。国民生活格差が大きくなり、生活が苦しくなる国民が増大する点を、99%の国民目線で考えるとどうですか?

また多国籍企業営利の為に、企業(その後ろに控える資本家)が気に入らない日本の制度に対する訴訟を起こすでしょう。
一企業が一国家を訴えるのです。
企業が国家を超える条約をどう思いますか?
誠実な生産会社が潰れ、TPP訴訟に乗っかる不毛な中間ビジネスが増えるのをどう思いますか?

多くの日本企業が外資系企業に取って代わり、乗っ取られ、働けど働けど、日本国のお金は貯まることはなく海外へ出ていき、外国人資本家、富裕投資家が吸収していくこととなるでしょうが、それは国益に叶うことなのでしょうか?

勝ち組?多国籍企業や、富裕投資家目線で見たグローバル社会ではなく、ごく一般国民の目で見ると、そのような社会をどう思いますか?

グローバル社会というのは、国家が外国企業の誘致や産業育成のため、減税、労働基準・環境基準の緩和などを競うことで、労働環境や自然環境、社会福祉などが最低水準へと向かう「底辺への競争」が起こりますが、それについてはどう思いますか?

このようなことをご自分でよく考えてみてください。

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「失われたアメリカの夢」
アメリカの企業の富裕階級は責務の見せかけ、忠誠心もしくは愛国心さえも大いに放棄して来た。
それは数百万人のアメリカ人に置き換わって、安い外国の労働者を受け入れ、それが広範囲な職業に次第に広がっていった。:農業や建設労働から高度な技術そして銀行業のプロに至るまで。
企業のトップはまた、かっては国内で労働組合が管理していたブルーカラーの仕事そしてコールセンターの仕事のような、低いレベルのホワイトカラーの仕事の多くをオフショアした。

少ない人たちへの金融資産の集中と高い収入;「底辺への競争」の賃金と販売の力学(ウォルマートの勃興が典型だが)がアメリカの製造業者達をアジアの搾取工場に対して対抗させ、そして輸入した安価な商品の大量販売の結果を招き、次々に小さな、現地の小売店をだめにした。

'Race to the bottom' の意味は、「底辺への競争」。
経済学で使われる。どんどん低水準に収れんしていく状態。

グローバルな自由競争を加速させるために、減税や規制緩和などのインセンティブを与えるのだが、労働環境や自然、社会福祉などが、最低の水準に向けてどんどん低下していくことである。
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また、bando様のブログ記事『TPPに参加すると国家主権が奪われる』もご覧になってみてください。
http://ameblo.jp/tokyo-kouhatsu-bando/entry-11475261766.html
・グローバル化
(ヒト、モノ、カネ、の動きを国境や規制を飛び越えて自由にする事)
・国家主権
(自分の国の事は自分の国で決める権利)
・民主主義
(国民が政治に参加する事)
の、これら三つは、同時に存在する事が絶対にできない。
という理論、これが「世界経済の政治的トリレンマ」 というものになります。
「ユーロのトリレンマ」「中国のトリレンマ」「アメリカのトリレンマ」そして「日本のトリレンマ」が非常に解かり易く説明されています。
TPPは、国家主権を奪う為に、資本力を持っている企業や団体によって、「資本家」の為に作られている国際条約です。

投稿: 日本は危ない | 2013年3月18日 (月) 10時44分

WJF様。
「よりよい日本を残すために、希望をもちましょう。そして語り合いましょう。」
とのお言葉は大変結構ですが、一方
「私は人から右を向けと言われれば左を向く」
と常々仰っていますよね?
これではまるで、親に「こっちへおいで」と言われて近寄ったら
邪険にあつかわれる子供のような気持ちに読者は感じてしまいます。
これが「二重拘束」になっていることにお気づきですか?
WJF様はまた「このブログに対しても批判的であるよう」書いておりますので、
意識的に洗脳しようとしているとは私は思いませんが、
無自覚的であってもあまり好ましいこととは思いませんので、
ぜひ、コメント欄における読者とのやりとりの仕方を
再考していただくようお願いいたします。
コメントして良いものやら悪いものやらとまどってしまいます。

投稿: だい | 2013年3月18日 (月) 09時50分

夜分遅く失礼します。

様々な危険が取り沙汰されるTPPですが、以下のページを見て、取り沙汰される危険が真なのか偽なのか、よくわからなくなりました。
http://taste.sakura.ne.jp/static/farm/society/tpp.html#toc23

本サイトへ反論した記事などは、このブログにはございませんか?

よろしくお願いします。

投稿: 凡人 | 2013年3月18日 (月) 03時17分

はじめまして、やみ子と申します。
WJFさんの意見と活動に賛同いたします。
12月の選挙では「TPP反対」と明言している政党に投票しました。
小泉政権時代から安倍晋三を「信用できない男」と思っていましたし、あの口ぶりからこうなることはわかっていましたから…。
なのであの選挙結果は絶望的なものでした。
と、今さらこんな事いってもですね。
三月になるまでネットから遠ざかっていて、絶望的な気分の中、まともな事を書いている人はいないのかと探し回って、やっと最近このブログに辿り着きました。WJFさんの動画は見た事があり「すごくわかりやすい。海外の友達(なんていないけど)に竹島について聞かれたらこの動画を紹介しよう」とか思っていたのに、ブログのチェックは見落としていました。

選挙から3月15日まで、日本は「ずっと安倍のターン」状態でしたが、それも終わりました。
日銀人事の決定。TPPの交渉参加表明。新自由主義者なのが露呈。
風向きは変わりました(と、思いたい)。
対民主党の時とは比べ物にならないくらい厳しい戦いになりますが、
ここから反転攻勢と行きましょう。
微力ながらお供させていただきます。

投稿: やみ子 | 2013年3月18日 (月) 03時06分

長く倦むことのない戦い、本当にその通りですね。
分かりやすい民主党が退場した今、簡単には「日本を取り戻す」ことなんて出来ないと痛感しています。

自立した日本への過渡期さんのコメントにかぶりますが、
謝罪利権で儲かる政治家やプロ市民ではない日本人なのに、中国、朝鮮半島に異常に肩入れし、南京大虐殺、従軍慰安婦など証拠の有無に関わらず、狂った様に自国を毀損し謝罪する人達は、対米従属なのにそこには目をつぶり「日本の誇り」「愛国」、だの言っている人達の合わせ鏡なのですね。
自民党が消えたら、白しんくんなんて当選しないと思います(苦笑)

夏の参院選、自民党に勝たせてはダメですね。
ますますやりたい放題に手を貸してしまいます。
場合によっては共産党、民主党に入れるかもしれません。

投稿: 朝顔 | 2013年3月18日 (月) 01時41分

人は見方や、考え方によって、同じ事柄も全く見えるものが違うと言う事が、この度の安倍氏のTPP 参加表明までの過程で、本当に思い知りました。wjf さんのおっしゃるとおり、戦後約70年もかけて、私達日本人は壮大なスト―リ―によって飼い慣らされてきました。

私もネットだけではなく、いろいろな場面で安倍氏の危うさや、怪しさは見聞きはしてました。しかしながら、確信は持てずやっぱり安倍氏しかいないだろうと、なかば諦めの気持ちでいましたが、wjf さんの活動に出会い、自分の勘は間違ってなかったと思います。

私の地元はTPP 反対の狼煙が凄いです。今日も小さいながらデモや集まりがあり、反対派がグッと増えてきました。

日本の根幹を揺るがす問題です。
右も左もなく、日本という国を護るため、微力ながら戦っていきます。

気づいた人からがんばりましょう!!wjf さん、いつもありがとうございます!!

投稿: あだりん | 2013年3月18日 (月) 01時41分

不正選挙を阻止しましょうさん、アメリカの人々はNAFTAで経済も社会も疲弊した事を理解しているので、TPPに反対しています。TPPの情報を提供したのはアメリカ市民団体ですよ。

投稿: 琢 | 2013年3月18日 (月) 01時34分

>自民党と名前は出してはいなかったと記憶しますが、実際には自民党がまし、投票へ、と呼びかけていたような内容でしたね。

その通りです。私自身自民党に投票しましたし、こんなひどいことになるとは分かっていませんでした。

>いろいろな書き込みが多い中、本論と関係の無いことがまた増えてしまうのはこちらも残念なので長くならないようにここで終わります・・。

人とあべこべのことを言うのが好きで、いろいろ「挑戦的な」ことを口にすると思いますが、そういうブログだと思ってご容赦ください。「通説」を疑い、ゆすぶりたいといつも思っています。真実は、自分の目で見なければ確かめられない以上、人から右向けと言われて右を向いていては何もわからんといつも考えています。

投稿: WJF | 2013年3月18日 (月) 00時57分

自民党と名前は出してはいなかったと記憶しますが、実際には自民党がまし、投票へ、と呼びかけていたような内容でしたね。それに対して今、特に批判しようとは思いません。私はただ、どこも日本を任せられないと思いました。

私もフェミニズム原理主義が良いとは言っていません。
フィミニズム的な原理主義的な男女同権論というものがどのようなものかはっきり突き詰めて勉強したことはありませんが、そういうものがあっても完全に同意出来る論などなかなかないとは思います。

チャンネル桜での発言のようなものは「女性が政治に口を挟む」、というほどの内容でもないと思えました。あちらのチャンネルはもともとそんなに見ていませんが、男性女性関係無く感情的な過激発言がよく入ると思っています。

いろいろな書き込みが多い中、本論と関係の無いことがまた増えてしまうのはこちらも残念なので長くならないようにここで終わります・・。

投稿: 自立した日本への過渡期 | 2013年3月18日 (月) 00時50分

日本だけではなく、TPPにおいてはそれぞれの
参加国の国民に知らせていくのも良いと思います。
米国民も反対している人は多いと思います。
でも知らされていない人達もまだまだ多いかなと。

投稿: 不正選挙を阻止しましょう | 2013年3月18日 (月) 00時41分

>WJFさんも「自民党を支持しましょう」、

総裁選挙の時に、安倍支持という記事を数時間ほど掲げてしまいましたが、あくまで総裁候補の中で「安倍がまし」という意味だったと思います。公約におけるTPPに対するスタンスはもっとも控えめに見えました。衆議院選挙では、民主党からの政権交代は望んでいましたが、具体的に「自民党」という名前を出してを支持はしていなかったと思います。

>「女性が政治に口を挟むとろこなことがない・・」

男女の完全普通選挙はGHQによる「民主化」によって果たされたものですが、私は彼らによる「民主化」や戦後のあらゆる改革の意義を、一旦距離をおいて批判的に捉えてみたいということです。男性だけに選挙権が与えられていた戦前の日本のあり方は間違っていたのか。それは単純に「女性差別」といえる制度だったのか。現在私たちがあたりまえに受け入れている価値観の方にむしろ間違いはないのか。男女同権も結局は、彼らによる「同化」の一部だったのではないのか。男が命をかけて家を守り、国を守った。昔の侍なら失策には腹を切った。そのような姿勢の延長線上に「政治」というものも本来はあるべきなのではないのか。現在は、あまりに個人の無責任な主観や感傷によって政治が左右されてはいないか。これらの問題を、一旦白紙にして、ゼロから、検討し考え直してみたいという意味です。私はなんでも「通説」に反逆したい人間ですので、男女同権が当たり前のように言われれば、なおさら、「何を言うか、政治は男の仕事である」と言って人々の価値観に挑戦したくなります。はっきり現在の私の立場ととして申し上げられることは、フィミニズム的な原理主義的な男女同権論には、同意できないということです。

投稿: WJF | 2013年3月18日 (月) 00時39分

私はもともと子供の頃の日教組から受けた教育を真面目に聞いていたためその視点を持ち続けてしまい、自民党の問題点ばかり注目していました。
それなので自民党が対米従属でわざと日本を壊していることが本当に嫌で、またアメリカの戦争中に日本への無差別虐殺の無数の行為をこそ一番許せないと思い続けてきました。

自民党のイラク戦争支持、加担をしていた時が一番のピークでした。

ところがようやく民主党になると、今度は中韓が国際社会で日本を貶める行為に自ら加担するような事を、やはりするのだと知り呆れました。
それ以前から、海外や国際交流の場でそのようなことで自分にも害があり本当に腹が立っていたのです。

だんだん、絶対に民主党に入れないで、食い止め、思い知らせたいという思いが一番になりました。

そんな中、選挙前、WJFさんも「自民党を支持しましょう」、と書かれていましたが、それでも私には自民党に票を入れる気にはなれず棄権しました。原発でも自民党が日本を破壊してきた事などからです。

その後、安部さんの演説を知るなどし、自分も考えをようやくほぼ自民党にシフトしようかなと思えてきていました。

ところが、WJFさんのTPP批判の中で指摘されている事が、まさにこれまで自民党がしてきた日本の破壊に共通する本質であったので、ますますWJFさんの言われる日本を大切にするという考えに対し、より安心感を持てるようになりました。

ただ、以前にも言われた方がおられますが、「女性が政治に口を挟むとろこなことがない・・」という言葉はどういう意味で言われたのかはっきり分かりませんが使われないことを望みます。チャンネル桜の女性の発言が的外れで人格攻撃的であったと私も思いますが、そこの男性も結局は全く同様な発言をしているので、どちらも感情的であることには変わりないと思います。
そして一番の問題のTPPや売国に関する批判で結束したい時に、敵を増やしたり、こういう事にまで考えを揃わなくてはいけない、と思わせる事項を増やしてしまうのは離反者を増やす要因になってしまうと思います。

話しが逸れましたが、これまで、愛国、保守、と目立つ所で自称する人達が、あまりに対米従属で売国的なことまで主張する人が多くいたため、日本にはそういう考えを軽んじ、むしろ左翼的な主張に共感する人もとても多くなってしまっているようです。
それをようやく改善出来る時がきているのではとこちらを見て思っています。
それが完成した頃にようやく、国際的な場でも日本批判が来た時には自信を持って弁明したり、日本に誇りを持てる一般の日本人が増えて行くのではないかと思い、期待もしています。

感想だけで長々となってしまいすみませんでした。

投稿: 自立した日本への過渡期 | 2013年3月18日 (月) 00時20分

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