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2013年3月14日 (木)

三橋貴明はいつ詰むか (6)

毎日毎日、マンガのような善悪二元論を、これでもか、これでもかと繰り出して安倍政権への盲目的な支持を煽りつづけてきた三橋貴明氏。

TPPの熱心な反対論者でありながら、TPPに積極的な安倍政権を支持すると言う、彼が抱え込んでしまった巨大な矛盾は、いつ、どのような形で解消されていくのでしょうか。

昨日13日夜、自民党のTPP対策委員会(西川公也委員長)は、党本部で総会を開き、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉で農産品などを関税撤廃の例外とするよう政府に求める党決議を行い、交渉参加の判断を安倍首相に一任しました。

これを受けて安倍晋三は、甘利経済再生相をTPP担当大臣に任命し、明日15日にTPP交渉参加表明を行うと報じられています。

三橋氏は以前、35人 対 233人という記事で、TPP反対派議員が大勢を占める自民党を称えて次のように述べていました。

明確なTPP推進派 35人 対 明確なTPP反対派 233人。これが自民党の現実です。自民党の議員数は衆参合わせて378人。元閣僚級の方々など立場を明らかにしていない議員の中にも、TPP反対派が少なくないですが、TPP参加の即時撤回を求める会」だけで六割を超えているのです。

三橋さん、「233人の明確なTPP反対派議員がいる」というのが自民党の現実なのではありません。「233人もの反対議員がいるのにも関わらず、TPP交渉に参加する」のが、自民党の現実なのです。

この報道を受けて、TPP交渉参加の報道は「マスコミの飛ばし」だとか、「安倍首相はバスが発車するのを待っているだけ」という三橋氏のこれまでの言葉を信じてきた三橋ブログの人々も、さすがに騒然としてきました。気づくのが遅すぎます。一人の人間の言葉を盲信するから、事実が見えなくなるのです。

●今日の三橋貴明ブログ

聖域
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11490031391.html

●今日の善悪二元論

「安倍政権 (善)」 vs 「TPPを農業問題に矮小化しようとしてくるマスコミ(悪)」

驚くべきなのは、この期に及んで、三橋の批判の矛先は、マスコミに向けられているという点です。彼の批判が自民党や安倍政権に向けられることは絶対にありません。

●今日の「見ざる・聞かざる・言わざる」

 そして、ここで改めて考えてみると、上記のようなドタバタを繰り広げ、何とか「聖域」を守りつつTPPに交渉参加したとして、「日本のメリット」が何なのか、相変わらずさっぱり分からないという点です。自民党の決議文にしても、「アジア太平洋地域の成長を十分に取り込む」程度のことしか書いていないようですし(さすがに「アジアの成長」よりはほんの少し進歩しましたが)。TPPとは、本当に不毛なイシューです。とはいえ、その影響範囲があまりにも大きすぎるため、わたくしとしては「交渉参加」についても断固として反対していくつもりでございます。

233名もの反対派議員がいながら、「ドタバタを繰り広げ、何とか『聖域』を守りつつTPPに交渉参加」しようとしている安倍政権と自民党。

一方でTPPに反対しながら、TPP交渉に参加しようとする安倍晋三や自民党を絶対に批判しようとしないTPP反対の論客、三橋貴明氏。

安倍晋三がTPPに前向きであると報じられるたびに「マスコミの飛ばしである」と、人々の不安や怒りの矛先をマスコミというスケープゴートにそらそうとしてきた三橋貴明氏。

彼のこの欺瞞的な姿勢を、私は執拗にかつ辛辣に批判してきましたが、やはり、下の三橋氏自身の言葉を、何度でも、何度でも、彼に対して、投げかけないわけにはいきません。

三橋ブログ: 2011年10月26日 わたくしたちが今、やるべきこと

国民を「騙そうとしていた」「騙している」わけですから、あなた方は民主主義国家において情報産業で生きる資格がありません。もし、国民を騙そうとしていたわけではないのであれば、はっきり言って知能、知識不足です。いずれにせよ、あなた方に日本の情報産業における職はありません。

●その他の参照記事

「インチキな仕立て屋」と「正直な子ども」
インチキな二人の仕立て屋の大いなる自己矛盾
三橋貴明氏は何がしたいのか
三橋貴明氏は嘘をつくのはおやめなさい
警告: 安倍政権の新自由主義的本質を隠蔽しようとする情報工作について
三橋貴明氏への公開質問状


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コメント

rxtype
三橋貴明氏や安倍氏を批判せず、このままTPPや道州制によって、日本の国家解体が進み、喜ぶ国があります。どこでしょうか。

投稿: WJF | 2013年3月14日 (木) 19時29分

三橋貴明氏や安倍氏を叩くと喜ぶ国があります。
そこは、どこの国でしょう?

投稿: rxtype | 2013年3月14日 (木) 19時21分

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