« ひとすじの希望 | トップページ | 論理的推論(2) »

2013年2月 9日 (土)

論理的推論

今、現在、日本にとって最も危険な国はどこでしょう。

1. 尖閣諸島や沖縄を奪おうとしている国、中国
2. 韓流ごりおしや、ぱくりや、慰安婦問題、竹島問題で日本を困らせている国、韓国
3. 日本人を拉致し核実験をおしすすめる国、北朝鮮
4. 北方領土の日に領空侵犯を犯した国、ロシア
5. 道州制やTPPで、日本の解体と消滅、そして併呑を狙う国、アメリカ

どの国も日本に危険なのでしょうが、現在最も危険な国は、私はあえて5番のアメリカだと申し上げます。

なぜならば、多くの日本人の関心が他の国の脅威にばかり向けられており、アメリカを友好国と信じて傾斜を強め、冷戦終結以降、アメリカが漸次日本を弱体化させてきた、その破壊的な意図をまったく自覚していないからです。

「TPPをアメリカが日本に押し付けようとしている」ということは、単純に考えれば「アメリカは日本を解体しようとしている」ということ以外の何物でもないのですが、TPPの問題を知っていても、論理的な推論を働かせて、「アメリカは日本を解体しようとしている」とまでふみこんで考える日本人は多くはありません。

また、日本を解体しようとする意図をもつような国を「同盟国」と呼んで傾斜していくことが危険なことは、「悪いおじさんに子どもがついていくことは危険である」というぐらい当たり前な話なのですが、なぜかこの単純な論理的推論を理解する日本人も多くありません。

一体、なぜなのでしょうか。

答えは簡単です。洗脳されているからです。

尖閣諸島や、竹島や、北方領土は、島だけを失って済むかもしれませんが、TPPや道州制は、日本の国そのものを失うものです。

また、安倍晋三氏は、第一次安倍内閣時代より新自由主義的な傾向を持ち、実際に安倍氏自身が政界において道州制のもっとも積極的な推進者として知られ、これらの事実から判断すれば、安倍政権がTPPも実現させようと画策している可能性が極めて高い。

これも論理的に推論すれば分かる話です。

にもかかわらず、多くの日本人が、この事実に目を塞ぎ、盲目的かつ狂信的に現政権を信じ込んでいます。

また道州制に反対する人でも、なぜか「道州制は反対だが安倍さんは支持します」という言い方をする。

そもそも、道州制やTPPという問題が、安倍氏自身がもつ新自由主義的な志向性や、自民党が根強く抱える対米従属的な傾向性から生まれているという事実は見ようとしない。

それはなぜでしょうか。

答えは簡単です。洗脳されているからです。

これらの条件が重なり合わされば、何が起きるのか。これも論理的に考えれば、結果は手に取るように明らかです。

上のどの国も危険であり、決して他の国への警戒をゆるめろと言うのではありません。

しかし、特定の国の問題ばかり注視する人が多く、アメリカに対してはまったく警戒心が払われていないこと、そしてアメリカに傾斜を強める政権に多くの支持が集まっていることに危機感を抱いています。

今多くの人たちが、当たり前に考えれば簡単に分かることが見えなくなっています。

1+1=2というぐらい、単純な論理的推論ができなくなっています。

危険を危険として自覚しない以上に危険なことがあるでしょうか。

現在直面しているこの危機をなんとか乗り越えて、

という極めて単純な論理的推論を働かせることのできる日本人がもっともっと多く現れてくることを期待します。

「日本のことを愛し、心底から日本のために考え、日本を守れる人は、結局日本人しかいない。」

これも、戦後70年間、戦後教育の洗脳によって私たちがすっかり忘れ果ててきた、極めて単純なる論理的な推論です。

日本人はいつ洗脳から醒めるのでしょうか。

参院選前まで醒めないままでは、日本人は崖から集団で飛びこむレミングと同じ運命をたどることになります。


« ひとすじの希望 | トップページ | 論理的推論(2) »

TPP」カテゴリの記事

コメント

すずきあきらさん、まったく田母神さんのおっしゃる通りで、日本を弱体化させようとしている国の言いなりになっていれば、弱体化するのは当たり前の話です。

憲法改正に関してですが、道州制だの平気で押し進めようとする安倍政権や自民党のようなアメリカの傀儡政党に、憲法を改正させても、アメリカに都合のよい形で改正させられるの落ちです。現行憲法無効論に基づいて大日本憲法帝国を復活させるなら賛成します。朝鮮戦争の時代からすでにそうですが、アメリカ(トルーマンやダレス)は日本に軍を持たせて、朝鮮戦争の負担を負わせたがっていました。吉田茂が憲法第9条を盾にして、これを固辞したからこそ、日本は朝鮮戦争に巻き込まれずにすみました。現在の自衛隊が集団的自衛権行使を可能にさせようとしている動きも、アメリカの要求に基づくものであり、これを呑んでしまったら、朝鮮情勢が緊迫化する中、日本が朝鮮戦争に駆り出されてしまう危険性があります。みかけの美辞麗句や煽動に騙されてはいけません。

何も憲法を改正して「今から日本は軍備を増強します」と世界に宣言してから、軍備を増やす必要はありません、解釈改憲の範囲で、自衛隊を増強し、核武装を押し進め、アメリカからの実質的な独立を果たして、「実」を身につけた上で、「名」である憲法改正を後から行えばいい。アメリカの駒として日本軍が利用され、中東の無意味な戦争や朝鮮戦争に巻き込まれるぐらいばかばかしい話はありません。現行憲法第9条は、アメリカから押し付けられたものですが、これを逆手にとることで、日本の中立と独立のために逆利用することができます。そう私は考えます。

人々の意識を変えることに関しては、憲法を改正すれば変わるものではなく、憲法を今のままいじらずとも、変えていくことはできると思います。まずは「名」よりも、独立の「実」を作ることが先であると思います。私は美辞麗句で私たちを煽動しながら、その背後に別の意図を隠している現政権のやろうとすることを全く信用していません。

投稿: WJF | 2013年2月 9日 (土) 15時45分

@toshio_tamogami: 日本には中国派の政治家がたくさんいます。これに対し保守派と言われる政治家がいますが、そのほとんどはアメリカ派です。アメリカの言う通りにして我が国が儲かる訳がありません。日本には日本派の政治家が本当に少ないのです。学者も評論家も同じです。アメリカの政治家はみんなアメリカ派なのです。

田母神さんの言う通りですね。日本には日本派の政治家が居ない。保守と呼ばれる人たちもアメリカ派の人ばかり。

しかし、これは政治家のみを責める訳にはいかない。なぜ日本派の政治家が少ないのか?根本的な原因は占領憲法にあると思います。遠回りで、時間切れが心配でも憲法改正できれば占領憲法破棄が望ましい。

出来る事から戦略的にやりましょう。

投稿: すずきあきら | 2013年2月 9日 (土) 15時36分

ゆたかさん、アメリカ自身が、2020年代には米中のパワーパランスが逆転すると予測しています。あと10年は今のまま、アメリカに依存していれば、日本の安全は守られるかもしれない。しかし、その後のことをあなたは考えていらっしゃいますか? アメリカの予測通り、10年後に、中国の力がアメリカを上回ってしまったら、日本はどうなるんですか? アメリカは東アジアから撤退すればいいだけの話です。しかし、日本はそれではすみません。まだ、中国の力がそれほど大きくはない段階で、軍事力を大きくし、核武装によって対米自立を果たしておかないと、日本は本当に中国に呑み込まれます。中国から怖いからこそ、アメリカに依存を続けるのではなく、日本は早く自立しなくてはならないんです。これも、小学生でも分かる単純な論理的な推論です。なぜ、みなさん、このような基本的な事実から目をそらするのでしょうか。考えないようにごまかそうとするのでしょうか。どうしてアメリカにこれまでどおり依存を続けていれば大丈夫だと安易に考えてしまうんですか? あなたはあと10年、生きればいいかもしれない。しかし、次の世代はどうなりますか? あなたの子や孫はどうなるんですか。これは、アメリカが好きだの、嫌いだのという話ではありませんよ。日本が直面している現実の問題なんです。あと10年しかないんです。その場しのぎのことではなく、20年後、30年後のことを責任をもってしっかり見据えてください。論理的推論を行い、もっと真剣に考え、目を覚ましてください。

中国と境を接しているベトナムですら、自国だけで、自分の国を守ってきました。なぜ日本が、同じことをできないと考えてしまうんですか? 日本が自国を守るのにアメリカと同じ軍事力を持つ必要はありません。なぜならば、アメリカも、そのすべての軍事力を東アジアに集中させているわけではないからです。

http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-0175.html

投稿: WJF | 2013年2月 9日 (土) 15時29分

ちょっと意見が違いますが………
一番危ないのは間違いなく『中国』だと思いますよ。

自分はアメリカ大嫌いですが、中国は現実的な驚異で、島で済む話しではなくて(本来は島でも国にとっては命がけで守らないといけない程の価値はありますが)尖閣の次は沖縄を本気で狙ってます。
ドンドン際限なく侵略してきますよあの国は。
南沙諸島の件が一番わかりやすいかと。
どれだけチベットなどに対して、他の国に対しても侵略(画策してるか)してるか。
今の時代に出てきた一番野蛮で汚い覇権主義国家です。

よって一番危険なのは紛れもなく中国です。


日本は『独立しないといけない』という点は一緒ですが、それまでは嫌だと思いながらもアメリカと手を組まざるをえない(もしくは東南アジアと)と思ってるのが自分の考えです。


本格的に軍事的自立、独立する体制を作るには10年の期間がかかると言われているので今アメリカと手を切るワケにはいかないですよね。

心の奥底では
『クサレ米国くたばれ!』って思ってても現実的にはまだグッとこらえるしかないと思います。
中国よかマシ。

まぁ、アメリカにとって日本より中国が優先になれば日本の安全保障は危機なので早く手を打ってもらいたいですけどね。


当然それを見越した上で安倍さんや麻生さんは見事な考えうる最善最良の外交をしているので正直安心して見ていられて嬉しい限りです←

投稿: ゆたか | 2013年2月 9日 (土) 14時07分

ケロさん、90年代以降、「年次改革要望書」を介して、アメリカが日本に対して行った内政干渉のほぼすべてが、意図的にか結果的にか分かりませんが、日本の強みを奪い、弱体化させる効果をもっていたと認識しています。ちなみに、鳩山が廃止した「年次改革要望書」は菅政権の時に「日米経済調和対話」と名前を変えて復活したのだそうです。唐突に「平成の開国」とTPPなるものを唱えだしたのも菅直人でした。アメリカの干渉を廃し、政治を日本人の手に取り戻さない限り、日本が真の意味で成長力を取り戻すことはないだろうと思っています。

開国以来、アメリカが日本に対して行ってきたこと。これが単に過去の話であれば、私はアメリカを許すことができたかもしれない。しかし、過去においてアメリカが日本に対して行ったことが、現在も進行中の話であり、これから彼らが日本に対して行おうとしていることであるならば、私はアメリカを憎まずにはおれません。同時に「親米保守」なる、実際には売国しか行ってはいないインチキ保守に対しても激しい怒りを感じます。私たちの国をつぶそうとする勢力に対する、このぎらぎらした怒りは忘れてはならないと思っています。

投稿: WJF | 2013年2月 9日 (土) 06時35分

何故アメリカは日本にTPP加盟を求めるのでしょう?
それは自国に利益があるからです。(不利益なら加盟しませんから当然ですね。)
では日本にも利益はあるのでしょうか?
多くの政治家や学者、企業経営者で、具体的にどのような利益があると断言した人を私は知りません。
さて、ここから推論です。
1.アメリカが言うから(指示?命令?)加盟する。
2.TPP加盟で日本がどうなるのか本当は予測できていない。
どうも上記の内いずれか、もしくは両方のように思えます。

さて、原点に返ります。
私たちは本当に資本主義や自由貿易主義で幸せになれるのでしょうか?
確かに資源の無い日本が加工貿易によって経済成長を成し遂げたのは事実です。
昔は世界(World-wide)や国際化(International)が日本にとって必要で、実際にそうしてきました。
ところが、現在はGlobalismの時代です。
そこには国や国境、民族もありません。
企業や資本、マネーが跋扈しています。
効率や生産性ばかりが求められ、すべてが規格化・同一化されていきます。

試しに成功している産業、大企業を思い出してください。
すべてがグローバル企業です。
要はTPPとはグローバル企業がさらに活動しやすくするための協定なのです。
ちなみに日本にもグローバル企業は存在します。
例えばTOYOTAやSONYですが、この種の産業はすでに関税等の軽減や現地生産、現地部品調達などで対応しており、TPP加盟で特別に損得はありません。
よって日本にメリットはほとんど無いと言っても過言ではありません。

では、不利益となるであろう例を一つ挙げます。
日本の食卓によく上る「納豆」はどうでしょう。
パッケージをよく見てください。
その多くに「遺伝子組み換え大豆を使用していません」と印刷されています。
遺伝子組み換え作物(以下、GMO)が危険だとは立証されておりませんが、何年、何十年と食べ続けた時のリスクは、あくまでも机上によるものです。
欧米諸国ではこのGMOについては日本ほど拒否反応がありません。
ヨーロッパでは輸入を拒否していましたが、今は他の協定とトレードオフで受け入れています。
私が言いたいのは、危険とかどうかの問題ではなく(もちろん危険はダメですよ)、選択の権利や拒否する権利を奪うのは良くないという事です。
仮にTPPがNAFTA(北米自由協定)のようにISD条項が組み込まれた場合、GMO表示を義務付けられたことで売り上げが落ちたと訴えられたら、まず勝ち目はありません。
ちなみに、このISD条項でアメリカとカナダの間で訴訟になり、訴えられたカナダはそのすべてで敗訴しました。
つまり、TPP交渉の席にまず着かなければ、交渉議題も分からないし、当方の要求や拒否次項、条件なども言えないし、TPPが多国間でスタートした後に加盟すれば、出来上がったレギュレーションをすべて飲むことになり不利益だというのが、交渉賛成派の論理です。

よく考えましょう。
国益も判らないのに、交渉のテーブルに着くのが国益でしょうか?
触らぬ神に祟りなしです。
良いのです、TPPが多国間でスタートしてしまっても。
その様子を見て、国益があるときちんと判断されれば加盟すれば良いのです。
もう一つ面白い話があります。
アメリカが「日本が参加しないならメリットがない」と発言したことです。
要は、アメリカは日本から甘い汁を吸おうと思っているだけです。

最後に、廃止されましたが「年次改革要望書」をご覧になられたことはありますか?
ざっくりカウントしましたが、アメリカからの要求は8割方日本で実現しています。
一方日本からの要求は2割にも満ちません。
このようなことからもTPPに参加することは、丸腰になってGlobal経済の戦場に出向くことに等しいことです。
よって、TPP加盟に反対です。

投稿: ケロ | 2013年2月 9日 (土) 06時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ひとすじの希望 | トップページ | 論理的推論(2) »