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2013年1月17日 (木)

安倍劇場

先日、読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」に安倍首相が出演されましたが、そのときに安倍政権の内閣官房参与を務める飯島勲という人物も出演し、「参与になって官邸に入ったら、官邸機能がボロボロになっていた」という発言を行いました。

この元在日朝鮮人ともささやかれているヤクザのごとき風体の飯島勲という人物は、小泉純一郎の首相政務秘書官として「官邸のラスプーチン」と恐れられ、「改革派VS抵抗勢力」という単純な二項対立の小泉劇場を演出し、国民の盲目的な小泉人気を煽った人物です。

飯島勲について次のブログが的確に描写していますので引用させていただきます。

反日K-POPを追う!

小泉さんのキャラクターは、生まれ持った天性の部分も大きいでしょうが、緻密に計算して「小泉総理」を演じていた部分もあったようです。

いわば、虚像をつくりだす。
それを演出していたのが、この飯島勲氏です。

たとえば小泉政権時代のフジテレビの番組「報道2001」。 司会者の「どうぞ!」という興奮した呼びかけとともに、そのゲストは右手のこぶしで「抵抗勢力」と大書された紙を突き破って、スタジオに姿を現しました。この間、格闘技のBGMよろしく、ロックバンド「クイーン」の曲が流されました。招かれたのは、小泉純一郎総理。最高権力者に上りつめたというのに、こんな悪乗りのパフォーマンスを演じることへの臆面など、小泉総理にはさらさらありませんでした。

このド派手な首相登場を演出したのが、小泉首相政務秘書官「飯島勲」。

ダイヤをちりばめたロレックスを腕に巻き、黒光りする高級車のキャデラック・セビルを乗り回す。脂ぎった浅黒い顔。迫力あるダミ声。身長167cm,体重約100キロのアクの強さを発散する風体で、ゴールデンバットをふかしながら、「おれは煮ても焼いても食えない男よ」と自嘲してみせる。

趣味は「小泉純一郎」と言い、「おれは小泉に体張ってる」が口癖。また「小泉とおれは、水と油の関係」とも言い、「小泉とおれを合わせれば、世の中の全部をカバーできるんじゃねえかって、勝手に思ってるんです」ともしゃあしゃあと言ってのける。

講談社文庫から「代議士秘書:永田町、笑っちゃうけどホントの話」という本を出した時には、旧知の官僚約130人が、出版記念のお祝いの会を催した。「政界内外の事情に精通した人脈の広さは、議員秘書で1,2を争う」(森派幹部)と評される。

「人脈は広い。官僚は言うに及ばず、マスコミや警察などにまで太いパイプを持っている。この幅広い人脈を介して飯島氏のところにはいろんな情報が集まってくるので、さらにいろんな人物たちが寄ってくる」と森派のある代議士秘書は言う。 「特に飯島氏のマスコミ人脈は際立っている。それを何よりも如実に証明したのが、たかが一介の秘書が書いた永田町の内幕ものの文庫本について、挙って全国紙がPRまがいの記事を書いたことだ」とも言う。このことだけでも、飯島氏がいかに各紙の政治部記者に影響力を持っているかがわかるが、加えて飯島氏がマスコミに強いのは、政治家のスキャンダルを売り物にしている週刊誌記者とのコネクションがあることだ。「若い編集者やフリーライターまで彼のもとに出入りしていて、政治家や官僚にとって致命傷になりかねない醜聞をいち早く入手できるパイプを持っているのが強みだ」
(http://www.mail-journal.com/20010509.htm)

B層と呼ばれる人たちが、郵政民営化の意義も目的も分からないまま、盲目的に小泉政権を支持していた、その裏で小泉・竹中・飯島らが行っていたのは、アメリカに対する売国であり、その結果、日本の内需を支えていた中間層は破壊され、派遣労働者を簡単に切って捨てる冷酷な格差社会と、たくさんの自殺者と、就職も結婚もできない若者を作り出すことになりました。あの時小泉政権を支持していた人たちは、自分で自分自身や自分の子どもたちの首をしめていたことに気づいていたでしょうか。

この飯島勲が、現在安倍政権の内閣官房参与を務めています。安倍政権は、みなさんもよく御存知の通り「安倍首相VSマスコミ」という二項対立を強調し、国民の支持を集めていますが、「小泉劇場」と酷似したこの「安倍劇場」の演出を行っているのは、当然、飯島勲その人であると考えるべきでしょう。広いマスコミ人脈をもつはずの飯島勲という人物が内閣官房参与を務めている安倍政権が、どうしてマスコミからバッシングを受けているのか。全ては、国民の盲目的な支持を煽るための自作自演の演出である可能性に、どれだけの人が気づいているでしょうか。

安倍政権と、小泉政権を比較すると、飯島勲と竹中平蔵という小泉政権の二人の最重要な立役者が、現安倍政権内で働いている事実を見ても、安倍政権が公共投資に積極的なケインジアン的な要素を強めたという点を除いては、本質的には、それほど違いがないことが伺えます。

安倍政権と小泉政権は次の点で共通しています。

・対米従属的である。
・親韓である。
・中国・北朝鮮には敵対的である。(冷戦的二極対立の図式)
・新自由主義を支持し、規制緩和とグローバリズムを推進しようとする。

特に、私が安倍政権の問題点と考える物は次の点です。

・中国に対しては、冷戦的な二極対立に中国を追い込んで、煽るべきではなく、世界の多項の中の一つの項として平和的に封じるのが最も正しい。(一極VS多極の構図)
・麻生氏の「自由と繁栄の弧」構想が「一極VS多極」的図式で平和的に中国を囲い込む戦略であるのに対し、安倍氏の掲げる「セキュリティダイヤモンド構想」は、二極的、二項対立的、善悪二元論的であり、中国を過度に刺激しやすく、アメリカやオーストラリアの同意や積極的な参加を取り付けるのも困難である。
・「戦後レジームからの脱却」とは「冷戦体制からの脱却」をも含んでいるはずだが、冷戦的二極的な図式で外交戦略を描こうとするのは自己矛盾である。
・冷戦が終わって20年以上が経過する現在、日本と半島の間に横たわるのは、あくまで「文明の衝突」であり、韓国と北朝鮮を冷戦的イデオロギーによって二分し、片方に加担するのは正しい外交姿勢ではない。自民党政権による韓国への伝統的利益供与は日本の首をしめてきたことを反省し、方向転換を計らなくてはならない。
・冷戦体制に酷似した二項対立の対中戦略は、日本の過度の対米従属と、米国への利益供与の必要性を招く
・対米従属が新自由主義的な路線と重なる時、TPPへの参加と道州制の導入は避けがたい選択肢となる。

現在までに既に明らかになってきている安倍政権の進行方向の延長線上に位置するものは、TPPへの参加と道州制の導入です。参院選までは、安倍政権は、TPPへの参加について曖昧な態度を取りつづけると思いますが、参院選終了の早い段階で、安倍政権がTPP参加に踏み切ることはほぼ確実と見なしてよいと私は思っています。

自民党内にはTPPに反対する議員も多くいますが、多くの自民党内の議員が反対していた郵政四分社化が強行されたのと同じプロセスで、TPP参加も強行されると思います。

2004年当時、自民党議員には「四分社化」が外資への売却要件であることがわかっていた(神州の泉)

ここでとても興味深いことを指摘する。実は、2004年当時は四分社化案はかなりの自民党員に懐疑的にとらえられていた。10月15日、自民党合同部会の最初の議論において、与謝野馨氏ら政調執行部は、党の公約としてマニフェストに書いてあるからと、民営化を前提として議論すべきだと意見を提示したが、小林興起議員がこれに待ったをかけた。彼の言う、政府は党を無視して勝手に基本方針を作ったという反論を皮切りに、政府案への反対論が続出した。結局、政調会長や座長を除き、一般議員の席には民営化賛成論者が一人もいなかったそうだ。

 特筆すべきは、この合同部会の議論で「分社化=外資への売却」論が出ていたことだった。岩崎忠夫、小泉龍司衆院議員らが「分社化したら郵貯や簡保だけを外資に叩き売ることができる。日本の貴重な金を外資に渡すのは売国の行為だ」と指摘しているのだ。結局、合同部会の会議での議論の方向は三事業の分離化を絶対条件とした小泉氏の思惑からは大分隔たって、公社のままで改革、三事業一体化の堅持という意見が多数出た。これに対し、小泉氏やイエスマンの武部勤幹事長は解散風を吹かして党員を脅かしている。

 しかし、この当時の自民党議員がほとんど反対だった郵政民営化が、いつの間にか騒がれもせずに結果的に賛成に覆されてしまっていた。小泉首相は翌年、1月21日の通常国会冒頭の施政方針演説で、郵政民営化の四分社化を明言している。私は外部から相当強い圧力があったと思っている。まあ、推測でしか言えないが、USTR(米国通商代表部)、ACCJ(在日米国商工会議所)、米国大使館辺りから強い圧力をかけられていたと思う。なぜなら、郵政民営化は米国の対日戦略なのだから。この当時の小泉氏が異常なカリスマ性を帯びていたとしたら、それは有形無形のアメリカの下支えが小泉氏に働いていたからだと思う。自民党員は小泉氏や竹中氏の背後霊として君臨するアメリカに恐怖を抱いていたと推測する。現実には横田幕府が睨みを利かせていたのかもしれない。

こういうことはメディアは絶対に報道しない。この当時、世間に流布され注目されたことは「郵政の民営化は是か非か」という単純な二元論だけだった。四分社化の意味などはいっさい表に出ていなかったと思う。

国民の盲目的な小泉政権への支持が、郵政四分社化に拍車をかけたように、TPP参加に拍車をかけるのは、安倍政権への国民の盲目的な支持です。さりとて、TPPに反対している政党がほとんどないため、自民党以外を選ぶことも私たちにはできないのですが・・・

アベノミクスは円安と株高といううれしいニュースを私たちにもたらしていますが、ここでも単純に喜ぶ代わりに私たちは頭を使って考えるべきです。「五年間で米国の輸出を倍増させる」政策を2010年に打ち出し、ドル安政策を採用して、現在もゼロ金利と量的金融緩和を続けているオバマ政権が、なぜ現在の円安を容認しているのかを。何の見返りもなく、米政府がオバマ政策の障害となる円安を容認するとは考えられませんが、その見返りとは一体なんなのでしょうか。

追記: 飯島勲氏は、次のように道州制に反対する論文をプレジデント誌に掲載し橋下徹を批判しています。ここでも是は是、非は非とし、特定人物の全否定や全肯定に陥るべきではないと思われますが、彼は自民党が道州制を公約に掲げていることについてはどう考えているのでしょうか。

維新八策のゴール「道州制」は日本を滅ぼす



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コメント

この記事を動画にして、ニコニコ動画に投稿しました。

安倍劇場
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21338286

半年ぶりに動画にして、初めてコメントをしたこの記事に戻ってきました。

投稿: よしふる | 2013年7月13日 (土) 00時52分

よしふるさん、自民党は五年以内の道州制導入を政策集に掲げています。公明党も同じです。TPPに反対している党は、共産党と生活しかないという異常事態にも関わらず、民主党のおかげで、自民党は保守政党というイメージを国民に与えることに成功し多くの人々の支持を集めています。安倍政権が、道州制を導入しようとしている事実を直視し、これをきちんと批判する人は多くはいません。多くの国民が小泉政権を熱狂的にまた盲目的に支持していたときと同じ光景がまたもや繰り返されています。あのとき、靖国神社に参拝するほどの愛国者であるはずの総理大臣が実際に行っていたことは、明らかな売国でした。国民はあのときの失敗から何を学んだのでしょうか。安倍総理は、従来の自民党政治に対して、反省や総括は行ったのでしょうか。もしそうであるならば、竹中や飯島といった小泉政権の主要人物を政権の要職に迎え入れる理由はなんなのでしょうか。問題は自民党がだめだからといって、他に政権をゆだねられるような政党が一つも存在しないということだと思います。日本が、崖っぷちまで追いつめられていることをひしひしと感じます。


北米在住さん、自民党はなぜか反韓のようなイメージを持たれていますが、伝統的な親韓政権です。韓国人のビザなし入国を恒久化させたのも、日韓スワップ協定を始めたのも小泉政権ですし、麻生政権は日韓スワップの枠を大幅に拡大し、韓国を通貨危機から救済しました。小泉政権が在日をつぶす意図をもっていたとは考えられません。

投稿: WJF | 2013年1月18日 (金) 03時39分

お言葉をかえすようですが、

>日本の内需を支えていた中間層は破壊され、派遣労働者を簡単に切って捨てる冷酷な格差社会と、たくさんの自殺者と、就職も結婚もできない若者を作り出すことになりました。

この中には在日シナ朝鮮人やその関係者、反日、左翼系が多く含まれていますよね。 アメリカに来てさらにアンダーグラウンドな生活をつかんだ人もいますし。

滅んでもらってよかったのでは?

 


投稿: 北米在住  | 2013年1月17日 (木) 19時58分

最近、貴サイトを拝読し始めました。WJFの活動は依然から知っていましたので、国内外への動画による情報発信には大変感謝しています。

TPPの件ですが、私は参加せずに済むのではないかと思っているのですが、甘いでしょうか。TPPに関する知識はチャンネル桜やそのあたりに関連する有識者の解説を見ている程度です。

いくつか保守系ブログを参考にしていますが、内容がかぶっていたり似通っていることが多いです。その中、こちらの記事は一味違う感じがいたします。過去記事もなるべく読んでみようと思います。

投稿: よしふる | 2013年1月17日 (木) 04時12分

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