2012年12月の36件の記事
2012年12月31日 (月)
TPPと自民党(2)
案の定、まさに予測通り、安倍首相はTPPについて次のように発言し始めました。こちらの記事で私が指摘した通りです。
聖域なき関税撤廃という前提条件が変われば、当然参加ということも検討の視野に入ってくる。これは論理的帰結だろう。基本的には国益を守ることができるかどうかを考えて判断していきたい。日米は同盟関係だから対話ができるはずだ。まず信頼関係を構築し、安全保障においても強力な結びつきを復活した上で、考え方を大統領に率直に話していきたい。
上の記事は産經新聞とのインタビューからの引用ですが、そのインタビューの中で、安倍首相は大変立派な政策を掲げてくださっています。そして、たくさんのすばらしい政策の中に、安倍政権は、案の定TPP参加を織り込んできました。私たち、日本の保守はそれに対してきっぱりとNOを突き付けられるでしょうか。是には是。非には非を突き付けられるか。
宗教の信者が教祖を崇めるように、安倍首相を盲信していては、子々孫々に至るまで償うことのできないような過ちを私たちは犯すことになるでしょう。賛成できることには賛成し、賛成できないことには反対しないと大きな間違いを犯します。
私は安倍首相を全否定しているわけではありません。しかし、誰が言おうと、どんな立派な政治家が言い出そうと、だめなものは絶対にだめです。TPP参加は、絶対に実現させてはいけません。
小泉政権時、政権はマスコミはどのように世論の支持を煽ったか。
「小泉政権VS抵抗勢力」
という対立の構図を強調することにより、小泉政権を正義の政権として印象づけることによってです。そして国民の大きな支持を背景に小泉政権がやっていたことは実際には売国です。
安倍新政権はどのようにして世論の支持を集めているか。
「正義の自民VS売国の民主」もしくは「安倍政権VSマスコミ」
という対立の構図を強調することによって、安倍政権を正義の政権として印象づけることによってです。そして国民の大きな支持を背景にやろうとしていることは、TPPへの参加ではないでしょうか。
小泉政権がアメリカの意向に従ってグローバリズムを推進し、構造改革の名の下に日本の国内制度を改変しアメリカに利益を誘導したのと同じく、安倍政権は必ず政権のどこかの段階でTPP参加を強行してきます。
アメリカは財政の崖に直面しています。2013年1月から政府の歳出が法的に強制的に減らされることに加えて、2013年1月にブッシュ減税の期限が切れて実質的な増税となることにより、崖から落ちるように需要が減り景気が減速することが予測されています。アメリカ景気の減速は日本にも少なからぬ影響があるでしょう。安倍首相は2013年1月に訪米を予定していますが、彼がオバマ大統領と会見を行うのはこのような状況化であることを忘れてはなりません。彼は何かの手みやげをもっていくはずです。同盟国としても、アメリカの景気を支えるための協力は必要でしょう。しかし、それは国を売るような形で行われてはなりません。
繰り返しますが、私は安倍政権の全てを否定しているわけではありません。その政策の多くはよいものであり、日本にとって必要な選択です。特に国債発行による公共投資拡大はデフレ脱却に不可欠な選択です。しかし、TPPへの参加はその限りではありません。多くの人々が、安倍政権を妄信的に全肯定しているようでは、これを食い止めることはできないでしょう。
私がずっと疑問に思ってきたのは、アメリカの民主党政権は、国債発行による公共投資拡大などというデフレ脱却政策を、安倍政権にやらせるだろうかということでした。80年代の日米貿易不均衡に端を発する激しいジャパン・バッシング。アメリカに肉薄した日本のGDPは、当時の世論調査によれば、アメリカの人々に当時のソ連以上の脅威を与えたと言われています。90年代に、アメリカ民主党のクリントン政権は、強硬な手段を使って戦略的に日本経済の封じ込めを計ります。同時に中国経済との結びつきを深めていきました。失われた20年と呼ばれる長期デフレには、その背後にあったアメリカの戦略も大きく影響しています。
その他ならぬアメリカの民主党政権が、どうして、今、安倍政権にデフレ脱却を認めようとしているのか。財政の崖という逼迫したアメリカの経済状況下で、デフレ脱却がTPP参加とセットになっているのならば、当然うなずけることです。アメリカは極端な需要不足にこれから直面していきます。全ての手を出し尽くし、需要を回復させる手だてはもはやアメリカに残されていません。日本のデフレ脱却を容認すると共に、日本をTPPに参加させることによって、その需要不足を埋めようとしている。そういうことではないでしょうか。万策尽きたアメリカの状況を考えれば、TPPに日本を参加させようと今後アメリカの強い圧力がくわわってくることが予想されます。憲法改正と、自衛隊の段階的国軍化も、アメリカの財政が、今後軍事負担の大きな軽減を必要としているという状況が背景にあるのでしょう。
仮に、万一安倍政権がアメリカの傀儡であって、アメリカのこのような戦略をなぞろうとしているのなら、それはそれでよいでしょう。この中には明らかに日本に有利な政策も含まれているからです。日本が独立を果たす大きなチャンスでもあります。私たちはこの状況を逆手にとるぐらいでなくてはなりません。必要なのは、日本に有利なことはどんどんやってもらう。しかし、TPPのように日本に不利などころか、日本の国の姿を大きく変えてしまうようなことは、絶対に安倍政権にやらせない。日本を守っていく上で私たちに求められるのは、賢明にその一つ一つの政策の是非を見極めていく政権への醒めた視線であり、盲目的な全幅の迎合ではありません。
しかし、同時に私たちが覚悟しなければならないのは、日本がTPP参加によってアメリカの経済を支えないとするならば、アメリカは、今後東アジアの軍事プレゼンスを減らさざるを得ない。そうすると、私たちはますます日本を自らの手で守らなければならない。そういう時代に本格的に突入していくということです。核武装も含めた選択肢を、現実的に考え始める覚悟をどれだけ多くの国民が持つことができるか。もはやモラトリアムが許されない状況に日本を取り巻く情勢はなりつつあります。
民主党政権が退き、一見すると私たちの圧倒的な勝利に思える安倍政権の誕生。その背後に実は綱渡りのような危険な状況が隠れていることに、どれだけの人たちが気づいているでしょうか。
2012年12月29日 (土)
TPPと自民党
他に政権を任せられる政党はないため、自民党に投票しながらも、新政権への期待と同時に不安を表明しているWJFですが、特に心配しているのはTPPへの参加です。自民党の中には、アメリカの圧力に屈して(というか迎合して)、TPPを推進しようとする大きな勢力があります。
自民党は、「聖域なき関税撤廃を前提にする限り反対」と公約に掲げていますが、これは逆にいえば「関税撤廃に、米などの特定の例外品目が認められるなら、TPPに参加してもよい」ということでもあります。しかし、この動画をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、TPPの問題は関税だけではありません。日本の姿を根底から破壊してしまうものです。
安倍首相とも親交が深く、先日その発言を取り上げた、知日派のマイケル・グリーン戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長は、安倍政権のTPP参加への姿勢について次のように述べています。
「政治的には参加表明したいが、選挙前にははっきり言いたくなかったのだろう。安倍氏は時期を選んで参加表明を決断すると思うが、それが来夏の参院選の前か後か。それで間に合うのかという問題がある」
(西日本新聞)
しかし、心強いのは、TPPに反対してくださっている、たくさんの心ある自民党議員の先生方もいらっしゃることです。181名もの自民党の先生方が、「TPP参加の即時撤回を求める会」のメンバーなのだそうです。
自民党の石破茂幹事長は28日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への交渉参加問題について、来年夏の参院選前に党の方針を決める考えを表明した。TPP交渉参加11カ国は来年10月の基本合意を目指しているためで、年明けから議論を加速させることになる。ただ、TPPに反対する自民党の有志議員連盟も同日、会員を大幅に増やして総会を開き、安倍晋三政権に対し参加の「即時撤回」を求めた。TPP問題は政権発足直後から早くも党内で熾烈(しれつ)な戦いが始まった。(山本雄史)
「参院選までに党として何らかの対処方針は当然決めなければならない」
石破氏は、28日午前の記者会見でこう述べた。
さらに「『例外なき関税撤廃を前提とした場合は反対』という党の方針は変わっていない」と強調しながらも、「政権与党になったことで、さまざまな情報をよく掌握したうえで判断したい」とも語った。
安倍政権内では、茂木敏充経済産業相が27日、「経済連携推進は自公政権の基本的な方向性だ」と発言するなど、交渉参加に前向きな意見が出始めている。林芳正農林水産相も自由貿易推進論者だ。
これに対し、反対派も黙っていない。
石破氏の記者会見とほぼ同時刻に、党本部では「TPP参加の即時撤回を求める会」(森山裕会長)が政権復帰後初の総会を開催した。初当選組を中心に66人が新規加入するなどして、メンバーは党所属議員の半数近くに相当する181人にまで膨れ上がり、総会には80人ほどが出席した。
出席者からは「参加のメリットが全くない」「情報開示が不十分だ」などと交渉参加反対の大合唱。伊東良孝財務政務官も「地元ではみんなTPP反対といっているが、党幹部の話を聞いているとそうではない」と露骨に執行部を牽制(けんせい)した。
森山氏は記者団に「聖域なき関税撤廃では反対だ。これは国際的に表明している自民党の政策だ」と重ねて強調。「首相は理解してくれている」と、交渉参加阻止に自信をのぞかせた。
ただ、同会からは幹事長だった稲田朋美行革担当相や、幹事長代理だった江藤拓農林水産副大臣などの主要幹部が続々と政権入りした。正面から反対はしづらい状況で、同会としても戦略見直しを迫られそうだ。
自民党は決して一枚岩ではありません。私たちの声をきちんと届けることにより、自民党内部の売国勢力の増長を抑え、新政権が正しい選択を行うように促していく必要性を改めて感じます。
マスコミによる安倍政権への不当なバッシングと、それに対する反発として当然生まれる「安倍政権を守ろう」とする保守の人々の態度。そこから、安倍政権への批判がタブー視される風潮が生まれてきているわけですが、それすらも、マスコミの背後にある勢力の「計算」であると見るのは、うがった見方に過ぎるでしょうか。
マスコミがバッシングするときに「なんのためにバッシングしているのか」その意図を読み取らなければならないと思います。彼らは無目的に行動するわけではありません。その裏には必ず何かの意図が隠されています。麻生政権末期には、民主党が台頭してきており、麻生政権へのバッシングは、民主党への投票行動に有権者を誘導するという目的と効果を持っていました。しかし、衆院選も終わり、自民党に対抗しうる勢力が完全に潰えた現在、不可解に思うのは、マスコミは何を目的として安倍政権のバッシングを行っているかです。安倍政権を叩いたところで、他の特定の党への投票行動へと誘導していくことはできない状況なのですが・・・
マスコミが、TPPを推進しようとするサイドにいることも忘れてはならないと思います。私が不安に思うのは小泉政権時のように、国民の政権への強い支持が、結局、グローバリズムを進展させたい勢力に利用されてしまうことです。小泉政権のときにはマスコミは小泉人気を煽る報道を行って世論を誘導していました。現在、グローバリズムを推進したい勢力は(経団連、マスコミ、アメリカ、その背後にある勢力は巨大な力をもっています)一見逆の方法を使って、安倍政権をわざと不当にバッシングし、「守らなければならない政党」というイメージを植え付けて、世論が政権を批判しないように誘導しようとしてはいないでしょうか。
へそ曲がりな私は、今のような時こそ、疑り深いまなざしで周りを眺め回しています。油断大敵。勝って兜の緒を締めよ。敗北が実は勝利であり、勝利が実は敗北となることも、歴史の中ではよくあることです。さまざまな勢力がさまざまな思惑をもって暗躍しており、情勢が混沌としている様子だけはひしひしと伝わって来ます。 WJFも彼らに負けじと思惑をもってがんばって暗躍したいと思います。皆様もどうか冷静な醒めた目をもってWJFを含めてすべてを疑って暗躍していただきたいと思います。守るべきものは一つしかありませんから。
2012年12月27日 (木)
政治家の仕事と歴史家の仕事
領土問題、特に日本政府が長年放置してきた竹島問題の国際司法裁判所への提訴や、尖閣諸島の実効支配の強化では、新政権に確固たる姿勢を期待していますが、実は慰安婦問題についてはそのかぎりではありません。領土問題は政治家の仕事ですが、慰安婦問題はそもそも歴史家の仕事であり、政治家の仕事ではないと考えるからです。
「補償は求めないから強制性を認めよ」という韓国政府の甘言と圧力に屈する政治的妥協の結果、1993年8月に、宮沢政権下で出された「河野談話」。これが、日本政府が、慰安婦の強制連行を認めたものとして曲解され、国際社会に誤解を蔓延させる元凶となりました。
河野談話は実証的、歴史学的研究の成果を十分に踏まえたものではなく、西岡力氏によれば「宮沢さんを謝らせたものは、吉田清治さんの証言、朝日新聞の一面トップに載った資料、金学順さんの証言、この三点」なのだそうです。
韓国政府はこのときの外交交渉を「道徳的優位措置」の成功として未だに自画自賛しているそうです。日本政府をだましておいて「道徳的優位」もないだろうと思いますが、外交交渉とはそもそもこういうものなのでしょう。日本政府がうぶだったのです。彼らが「道徳的優位」と呼ぶものの実態についての、WJFの理解についてはこちらの記事をご覧下さい。良民が賤民に向けるような蔑視が「道徳的優位」という彼らの言葉の背後には隠れているのではないかと思われます。
あらためて河野談話を読み返してみましょう。
今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。
いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。 われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。 なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。
河野談話を注意して読めばわかるとおり、日本政府や日本軍による強制連行を認めているわけではなく、日本軍による関与は、あくまで「慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については」と限定的に認めているにすぎません。この部分の記述は歴史的事実に合致しています。「官憲等が直接これに加担したこともあった」とあるのは白馬事件のことでしょうか。占領地と朝鮮の状況を区別せず、また具体的な状況も説明せずにこう書いてしまえば、これを読む人は確かに組織的な強制連行が行われていたかのように誤解してしまうかもしれません。しかし、「官憲等が直接これに加担したこともあった」という記述が間違っているということもできません。この談話の中で歴史的事実とはっきりと異なる部分があるとすれば、「総じて本人たちの意思に反して行われた。」という部分ではないかと思います。慰安婦の仕事に自らの意思で就いた人々も多くいましたから、「総じて本人たちの意思に反して行われた」というのは明らかに歴史的事実と異なります。また、「慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。」と慰安婦の生活状況を一般化してしまっている記述も問題です。
しかし、この河野談話の問題点は、その内容もさることながら、そもそもこれを「日本政府が出してしまった」という事実にあるのではないかと思います。90年代以降、河野談話や、村山談話など日本の過去の歴史を反省する自虐的な談話が日本政府によって出されましたが、問題の根本は、その内容自体よりも、本来歴史の専門家ではない政府や政治家が、歴史家のように振る舞って、歴史の評価を行っている点だと私は考えています。政治家は医者ではないように、歴史家ではありません。医者でない政治家が、患者の診断をする権利がないように、歴史家ではない政治家や政府が、特定の歴史観を提示したり、一方的に評価を下す権利はもともとないはずです。歴史家による議論では、歴史の知見は新しい発見や見解と共に常に更新されていきますが、政府が一旦歴史に関する見方を提示してしまうと、これは更新や修正を受けることなく、固定されたまま、長期間、人々の理解を規定してしまうことになります。このため、特定の歴史的な出来事に関して、政府がオーソライズされた記述を提示するだけでも避けなくてはならないことですが、まして価値中立であるべき政府が、特定の歴史的出来事に対して、あるイデオロギーに基づいた価値判断を下すことは、それ自体が、本来あってはならないことです。
その本来あってはならないはずのことが起きたのは、外国の圧力によるものです。日本政府は、韓国政府や運動家たちの圧力に屈することなく、慰安婦問題に関しては、否定も肯定もせずに、「歴史家の研究にゆだねる」と身を交わし、歴史問題に対して中立な態度を守り続けるべきでした。「歴史の検証と評価は、歴史家の仕事であり、日本政府の仕事ではない」として、政府の態度を保留したままにすることはできたはずです。
この点で、下のマイケル・グリーン氏の指摘は正しいと思います。
---米下院では、民主党のマイケル・ホンダ議員らが慰安婦問題で日本に公式な謝罪を求める決議案を提出し、外交委員会の小委員会で公聴会が行われた。
「米議会がこの問題に関与するのは大きな間違いだ。特に外交委員会は、北朝鮮の人権侵害、台頭する中国の挑戦など、対応すべき問題が山積している」
---日本政府は公式に謝罪しているにもかかわらず、決議が繰り返し米議会に提出されるのは、なぜか。
「韓国系の住民の多いカリフォルニア州出身議員らが推進しているからだ。反日、反米、親北朝鮮の民間活動団体(NGO)などが絡んでいることもある」
---自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」が河野官房長官談話の見直しを議論しているのをどう受け止めるか。
「仮に決議案が採択されたとしても、米国の日米同盟に関する政策に与える影響はゼロだ。米メディアの報道も今のところ低調だ。しかし、日本が反発すれば事態は悪化する。共和党や民主党の一部議員が、決議案の問題点に気づき、修正や廃案をめざして動き始めたが、日本の政治家が反発すると収拾が難しくなる。日米とも政治家がこの問題に関与すれば国益を損なう。歴史家に任せるべきだ」
---安倍首相は「(旧日本軍の)強制性を裏付ける証拠は無かったのは事実だ」と発言している。
「安倍政権の外交政策、特に国連での対北朝鮮制裁決議採択や、中韓との関係改善に向けた首相の指導力は、ワシントンでも高く評価されている。ただ、慰安婦問題は、高いレベルが政治介入すればかえって複雑化する。強制性があろうとなかろうと、被害者の経験は悲劇で、現在の感性では誰もが同情を禁じ得ない。強制性の有無を解明しても、日本の国際的な評判が良くなるという話ではない」
---昨秋、下院で開かれた公聴会で靖国神社問題について証言し、日本の立場に理解を示したが、この問題では批判的なのか。
「慰安婦問題で議会に呼ばれたら、残念ながら日本を擁護できない。靖国問題と慰安婦問題は違う。どの国にも戦争で亡くなった英霊に敬意を表す権利があり、中国に介入する権利はない。クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』がヒットしたのは、米国人だけでなく日本人の犠牲者に対する同情を呼んだからだ。しかし、慰安婦問題で同情されるのは被害者女性だけで、日本が政治的に勝利することはない」
2007年3月4日読売新聞紙面4面より こちらのブログより引用
しかし、いったん、日本政府によって「河野談話」が出され、元々は政治問題ではないはずの歴史問題が、政治の俎上に載せられてしまった以上、これをどう処置していくのかは、直接にせよ間接にせよ、日本政府が解決しなければならない問題であるのも事実です。
難しいのは本来、政治家の領域ではない歴史問題について一旦日本政府が言及し、政治問題としてしまったことで、これを取り消そうと日本政府や政治家が再びこの問題を取り上げた場合でも、歴史問題を再び政治問題化させる過ちを繰り返すという、蟻地獄のような落とし穴にどこまでも深くからめとられていくことです。
政府が「竹島の日」の式典を主催するのとは違い、慎重な対応が求められます。
日本が行うべきなのは、政治の領域で、政府や日本の政治家が、あったなかったという歴史問題を再び論じることではなく、慰安婦問題を、政治問題ではなく、歴史問題として、歴史家の仕事という本来の場所に再び押し戻すことだと思います。幸い、河野談話には下のような文章が含まれています。
河野談話のこの文言を踏まえる形で、政府が、慰安婦問題に関する歴史家による第三者的な研究機関を設置し、「河野談話」の再検証を求める。あとは、日本政府は直接タッチせず、第三者機関に、河野談話の検証と評価と改訂を行わせる。こうした形で、慰安婦問題を脱・政治問題化させて、「河野談話」を無効化していくことが有効ではないかと思います。
メディアによって、安倍首相に慰安婦問題に関する問いかけがなされるかもしれませんが、「歴史家の研究にゆだねたい」と答えて首相みずからは見解を述べないことがもっとも賢明ではないでしょうか。政府自体が、河野談話を否定する新しい談話を出すことは、慰安婦問題の「政治問題化」を強化することになりますから、それは避けるべきだと思います。
歴史問題に対する日本政府や、政治家のとるべき唯一の正しい態度は、歴史問題については直接は論じないことだと思います。その代わりに、政府や政治家に求められるのは、歴史問題を研究したり情報発信を行う民間の環境や、第三者機関を育てていくことだと思います。政府や政治家が歴史問題については沈黙する分、民間の研究者なり、研究機関が、もっと雄弁に日本のために歴史を語らなければなりません。
追記: 本日午前に菅義偉官房長官から河野談話に関する言及があったようです。「有識者が検討する」のは、とてもよいことだと思いました。
2012年12月26日 (水)
Conservative is as conservative does
アカデミー賞を取ったアメリカ映画『フォレスト・ガンプ』の中の有名な台詞です。
他の子よりも生まれつき知能が低い少年フォレストをお母さんが励ますために使う言葉ですが、「実際にバカなことをする人がバカなのよ」(お前はバカではないよ)という意味です。
実際、物語の中で、フォレストよりずっと知能の高いはずの人々が「バカなこと」をして人生の失敗を重ねていく一方で、フォレストの素直で真摯な生き方は、フォレストに大きな成功をもたらします。
この映画のすばらしいところは、知能が低いが成功したガンプと、知能が高いが失敗した他の人々の物語として終わらず、最後は、失敗した人々もその失敗から人生の知恵を学び、成功したガンプも最後は大切なものを失っていく。人生は、広い視野でみれば、全ての人にとって平等であるということを語りかけている点です。
この有名な台詞を
と書き換えて、今日発足する安倍新政権に期待と願いをこめて送りたいと思います。
「保守とは、国をまもるために実際に行動する人々のことである」と。
この言葉を胸に刻んで、国をまもるべく自ら実行し、努力すると共に、安倍新政権をあたたかく、そして厳しく見守りたいと思います。
2012年12月25日 (火)
覚醒した一人の同士に寄せて
明日、第二次安倍内閣が発足します。
先日のWJFのブログ記事前進か、退却かに対して、著名なYouTubeのVloggerのrandomyokoさんが、動画の中で取り上げてくださいました。
私はYouTubeのさまざまなVloggerさんのみなさんの動画を拝見するのが大好きで、randomyokoさんの動画もずっと以前から存じ上げていますので(貞子の動画は傑作でした)、そのような方から、WJFプロジェクトのことを認知していただいたり、ましてや動画の中で取り上げていただくことに、不思議な、そしてこそばゆい気持ちになっています。
ただ一言弁明させてください。
2009年の夏に民主党政権に政権交代してから、多くの人たちが民主党の売国政策を阻止しようとしたり、民主党を打倒するために戦ってきました。その戦列に多くの人たちが加わってくるようになり、この方たちの努力と奮闘の結果、民主党政権は今回の総選挙で見事に打ち破られました。
ただ、2009年の夏の民主党の政権交代以降に、新たにこの保守の戦いに参加し、戦ってこられた人々の考え方の傾向として、
という単純な善悪二元論的な図式で、政局を捉える傾向があるのではないでしょうか。そして総選挙が終わった現段階でも
という図式で、これからの政局を捉えようとしてはいないでしょうか。
しかし、私も含めて、2009年夏の政権交代以前から保守活動に携わっている人々は、おそらく下のように全く違った見方で政局を見つめています。
なぜかというと、自民党政権時代から、自民党がたくさんの売国政策を繰り出してきたことを直接見てきており、実際にそれと戦ってきたからです。私も含めて、昔からの保守の戦いを戦ってきた人たちは、自民の中の売国勢力と戦った記憶が体に染み付いていますから、間違っても自民党のことを「正義の愛国政党」などと呼ぶことはできません。むしろ今回のようなニュースを耳にするだけで当時の悪夢がふつふつと記憶によみがえって「またかよ」と、敏感に反応してしまうわけです。
たとえば、2005年に、多くの保守の人々の反対を押し切って、韓国人のビザ免除を押し切ったのは自民党の小泉政権です。
政府は十四日、 愛知万博開催期間限定で実施している韓国人観光客の査証(ビザ)免除措置を万博終了後も継続、恒久化する方針を固めた。六月に韓国で行われる日韓首脳会談で、小泉純一郎首相が盧武鉉大統領に表明する。今後、韓国人スリ組織の入国阻止など治安をどう確保するかが課題となる。
観光ビザをめぐっては、韓国が日本人向けは免除しているのに対し、日本側の免除は韓国人修学旅行者に限っている。このため、韓国には「不平等で相互主義の原則に反している」との不満が強かった。日本側は万博期間中の実績で判断する方針だったが、「日韓関係早期修復のテコにしたい」(政府筋)という首相の判断で恒久免除を前倒しする。
法務省入国管理局によると、今年一月現在、 韓国人の不法滞在者は約四万三千人で国別では最も多い。約三万九千人は短期滞在ビザで入国後、行方不明になっている。
ビザ免除によって、韓国からの企業スパイや、売春婦たちは、かなり仕事がしやすくなったでしょう。
また、2008年に、多くの保守の人々の反対を押し切って、国籍法を改悪し、中国人が日本国籍を手に入れやすくしたのは、自民党の麻生政権です。それは下のようなカラクリで起きたそうです。(下の記事の真偽は確認していませんが、自民党内部でさまざまな勢力の確執があることは容易に想像することができます。)
まず、自民党で推進していた代表格は河野太郎や猪口邦子を中心とする中韓ロビー議員だ。この2名は1000万人移民活動や二重国籍容認活動も推進しており、売国議員の筆頭各とも言える。だが、彼らとて所詮は陣笠に過ぎず、これらの議員にはそれを操る黒幕がいる。それは父親である河野洋平や二階俊博、古賀誠などの売国議員のボスたちだ。
自民党議員の中には「今回の国籍法改正については問題点が多すぎる」として反対する議員が少なからずいた。しかし、「反対したらどうなるか分かっているんだろうな?」と自民党幹部から露骨に圧力をかけられた議員も多く、中には大島国対委員長がわざわざ事務所に乗り込んで脅した議員までいたという。総選挙も近く、法案に反対したことによる古賀誠選挙対策委員長の報復を恐れた大半の議員は、嫌々ながらも彼らに従う道を選んでしまったようだ。
何故、そこまで執行部が圧力をかけたのかといえば、それは公明との関係の維持が目的だ。そもそも、大将が朝鮮人である公明党において、この法案を推進するのは当然のこと。この法案は今国会での最重要法案という位置づけとなっており、公明党が全政党でもっとも力を入れていたのは間違いない。そこで、「この法案が通らなければ次の選挙での協力にも影響が出る」と自民党執行部を強硬に脅し、もはや後の無い麻生首相も受け入れざるを得なかったようだ。
その頃の強い危機感で作ったWJFプロジェクトの最も初期の作品が下の動画になります。その頃は悲しくなるほど保守の人々の数は少なく、保守勢力は微弱なものでした。
上の出来事は麻生政権下で起きたできごとですが、麻生政権が決めたことだからといって、当時の保守の人々がこの件について政権を批判したことはまちがいだったでしょうか。麻生政権を支えるために、「国籍法の改悪」という売国政策に対して何も言わずに、黙って受け入れるべきだったでしょうか。
そもそも政権とは「麻生さんだから」「安倍さんだから」と人によって判断し、全否定したり、全肯定したりするべきものではなく、「実際に何を行うのか」、個々の具体的な政策を客観的な物差しで判断して、時には批判したり時には支持したりするべきものではないでしょうか。(私自身、麻生政権下での「国籍法改悪」には大反対でしたが、このブログを以前よりご覧の方はよく御存知のように、日頃から麻生元首相が掲げられていた「自由と繁栄の弧」構想を高く評価しています。)
知っておかなければならないことは「愛国者」だと言われている麻生さんの政権下ですら、国籍法を改悪するような、明らかに国益に反する売国政策が、外国の圧力の下で行われたということです。今度の第二次安倍政権でもそのようなことが起きる可能性に、私たちは十分に備えておかなくてはならないと思います。手放しに「安倍さんを批判すべきではない」という盲信的な姿勢で、果たして私たちはそのような反日国家や売国勢力の強い圧力をはねかえしていくことができるでしょうか。
WJFプロジェクトの上の動画『7分で分かる中華人民共和国の歴史』は、いかに日本の政治家(全て自民党の政治家です)が中国の圧力に屈して中国に資金と技術を垂れ流してきたか、その結果日本や周辺諸国に安全保障上の危機をもたらし、自分たちの首をしめてきたかを説明していますが、その最後は売国政治家たちのリストで終わります。自民党の中にもたくさんの売国政治家が存在することがお解りいただけると思います。
以前から長く保守活動をしている人たちほど、保守の戦いは、
などという単純な善悪二元論でないことをよく知っています。
むしろこれからの保守の戦いは、
という戦いになっていく(というより従来の図式に戻っていく)と、古株の保守の人たちほど考えているはずです。
それだからこそ、長く保守活動を行ってこられたブログまさか、右翼と呼ばないで!の八重垣姫さんは次のように書かれています。
この方たちが、自民党を批判するから、自民党を全否定しようとしたり、安倍政権の足を引っ張ろうとしていると単純に捉えるのは大きな間違いです。この人たちがどれだけ熱心に自民党を応援してきたか、そして今も応援しているかは、過去のブログの記事をご覧になればよくお解りになると思います。
ただ私自身、こちらの記事ちょっと一息で紹介したカラコさんという方のコメントを拝見して少し冷静になれた部分もあります。
しかし同時に、日本の政治には、雨が降ろうと、槍が降ろうと、内部や外部の状況に無関係に粛々と行わなければならない事柄があるという信念も失ったわけではありません。竹島の日を政府が開催したり、首相が靖国に参拝するということは、どんな抗議があろうと、反対があろうと、粛々と行わなければならないという考えはいまだに変わってはいません。腹が減れば飯をくい、朝がくれば学校や職場にでかける。それと同じように、国を守ることを日常茶飯事として実際に行っていくようにならないと、日本の自主や独立は永遠に果たされないでしょう。
randomyokoさんが保守活動に「覚醒」されたのは、今年の夏のこととお聞きしています。そのころから保守の戦いに加わった新しい方ならば、保守の戦いはとりもなおさず、民主党を打倒する戦いでしたから、
こういう図式で保守活動を捉えられるのは当然のことだと思います。しかし、古参の(といってもそんなに古いわけではありませんが)以前から戦ってきた保守の一人として申し上げたいのは、これからの戦いはそんなに単純ではないということです。
最後に「保守分断」というものが発生するとしたら、それは、私たちがそれぞれ異なった考えをもったり、それを表明したりすることによって起きるわけではないと思います。他の人たちが自分と違う考えをもつことに対して、他の人たちが自分と違う考えを表明していることに対して、恨みや怒りの感情を抱くことによって起きるのだと思います。意見が異なっても、互いに許し合い、同じ方向を向いて共に協力していくという姿勢を失わない限り、意見の相違による分断はおきないと信じます。
動画で当ブログの記事を取り上げてくださったrandomyokoさんに、私たちの戦列に加わってくれたrandomyokoさんに、改めて感謝を申し上げたいと思います。
私たちは美しく力強い味方を得ました。
2012年12月24日 (月)
浅田真央選手を守れ(9)
浅田真央選手の問題を通して、日韓の問題のカラクリを考え、正しい対処法を探るシリーズ九回目です。
浅田選手の全日本選手権の優勝、おめでとうございました。
リラックスした、すてきな笑顔が見られていますね。100年前の日本人を描いた下の記述そのままの笑顔です。
本題に入りましょう。
清王朝に事大した李氏朝鮮。
日本に事大した日韓併合時代。
現在の韓国・北朝鮮の国際関係は下のように描くことができるのではないかと思います。
韓国・北朝鮮の他国への意識や態度をいくつかのパターンにまとめると、四種類の態度が浮かび上がるのではないかと思います。
(2)王位を競う
(3)搾取する
(4)蔑視する
本論ではあくまで、韓国・北朝鮮の「(3)搾取する」態度が向けられる日本との関係に集中して考えたいと思います。さて、韓国はどうして執拗に歴史問題を日本に問い、そして賠償を求めるのでしょうか。次のように考えられないでしょうか。
「お前たち日本人は犯罪者であり、戦争に負けて失墜した元支配者であり、今や賤民の地位に貶められた身分である。したがって、我々はお前たちを搾取する資格があるのだぞ」という身分の違いを、繰り返し、繰り返し、私たち日本人に再確認させるためであると。
類似した例として、韓国の歴代大統領が退任後や任期の末期に、投獄されたり追放されたり死刑判決を受けたり暗殺されたり自殺に追い込まれるなどの過酷な運命を経験しなくてはならないことを思い出していただくと、彼らのこの感覚は分かりやすいかもしれません。朝鮮では、犯罪者や、失墜した前王朝の支配階級は賤民の地位に転落しました。退任した大統領は、他の国では尊敬の対象となりますが、朝鮮の伝統的な思考では前王朝の支配者は「賤民」として扱われます。日韓併合時代に「支配者」であった日本人も、今や同じ感覚で見なされていると考えることはできないでしょうか。
また韓国はどうして、わざわざアメリカで反日プロパガンダにいそしみ、日本の「戦争犯罪」に関する話を執拗にばらまこうとするのでしょうか。かつて事大していた中華王朝から、賤民たちの搾取や生殺与奪の資格を与えられてように、現在の事大先であるアメリカから、いまや賤民の地位に身を落とした日本人から搾取し生殺与奪する資格を保証してもらおうとする、彼らの伝統的な事大主義の姿勢が反映されていると考えることはできないでしょうか。
反日プロパガンダを通して、彼らが世界に、ことに現在の事大先であるアメリカに対して執拗に訴えようとしていのは、実は次のメッセージではないでしょうか。
日本人が、どうして「賤民」として、韓国や北朝鮮の一部とみなされるのかといぶかしく思われる方もいるかもしれせんが、中国の「征服王朝」の例を思い起こしてみてください。モンゴル人や満州人のように、中原の地に足を踏み入れて支配者となった民族は、王朝が倒れて、元々の土地にもどったあとも、最終的には中華の一部に組み込まれてしまいました。例えば、「駆除韃虜、恢復中華 (満州人を駆除し、漢民族の国家を回復する)」をスローガンにしていた辛亥革命によって清王朝が倒れたあとは、一転、スローガンは「五族共和」に置き換わり、モンゴル人や満州人たちも「中国人」にさせられてしまいました。今の中華民国(台湾)ですら、モンゴル国の全域すらも中華民国の正当な一部であると主張しています。私たち日本人には理解できない感覚ですが、これが中華的意識です。
この中華的意識を、現在の韓国人や北朝鮮が何らかの形で引き継いでいるとしたら、彼らが、一旦は朝鮮の支配者の地位にあった日本人を、いまや「賤民」階級に身を落とした自分たちの一部であるかのように感じているとしても、なんら不自然なことではないのではないでしょうか。
北朝鮮による拉致問題も、このような文脈の中で理解すると分かりやすいかもしれません。日本人が彼らにとっての「賤民」階級なら、拉致して彼らの目的のために奴隷のように働かせることなど彼らにとっては当然のことです。
「対称性の構図」の中に、私たち日本人を執拗に組み込み搾取しようとする彼らの姿勢、執拗なパクリと起源主張、賠償要求、彼らがアメリカに建てようとする無数の慰安婦碑、日本海という名前を消し去ろうとする態度、北朝鮮による拉致問題、これらすべての韓国や北朝鮮による「反日的」と呼ばれる行動の背後には、「事大主義」と「良賤制」に由来する、私たち日本人を「賤民」として見なし扱おうとする意識が深層に隠れていると考えることはできないでしょうか。
2012年12月23日 (日)
ちょっと一息
ちょっといらいらしていけませんね。ここは一息、気持ちを落ち着かせましょう。
こないだ「于山島は独島ではない」ということを自分で調べてくれたアメリカ人を紹介しましたが、彼からこんどは慰安婦問題について質問が送られてきました。韓国のつく嘘に興味がありいろいろと調べている様子です。
一つの問題について韓国の嘘に気づくと、「他の問題についても嘘をついているに違いない」と連鎖反応的に、関心が広がっていくようです。
韓国人が慰安婦について主張しだしたのは正確にいつからだい? 日本政府が過去に謝罪と懲戒を行ったことは知っている。慰安婦の話のどの部分が疑わしいと日本人は主張しているの? 韓国人は同じ主張を繰り返しているのか、最近の主張に何か新しい要素は加わったのか、どっち? 韓国の謝罪要求の背後にはどんな歴史があるんだい? 状況についてもっとよく知りたいんだ。
何か日本側の主張を説明する英語のWebサイトはあるかい? 慰安婦についてもっと読んでみたい。
こういうニーズに応えられるよう、なんとかウェブページ制作までこぎつける予定です。
慰安婦神話」の完成も急いでいます。どうぞお待ちください。
(追記)
いつも広い見識から有益な意見をいただいているカラコ様より、「竹島の日」問題に関して、少し冷静になれたコメントをいただきましたので、皆さんにも紹介させていただきます。
したがって、わたくしの考えでは、参院ではまだ数で負けてる状況ですから、ねじれを解消することに専念するのは、
間違っていないというか、正しい選択だと思います。
韓国に関して言えば、パク大統領の娘さんとは言え(だからこそ)反日に時間とともに傾いていくのは目に見えています。
なので、日本の経済、政治の強化ができた暁には、こちらからいつ仕掛けて(いきなり軍事力ということではない)もいいでしょう。
(日本大復活の場合は、向こうが事大してくる可能性が高いですが・・)
マオ国(中国のこと)に関しては、東アジアに2国大国が存在する事は出来ないということを、彼らは知っていますから、
今後は、どちらが滅びるかという勝負しなるでしょう。
CIAの統計によると、経済が停滞したとしても、今の体制が続く限りマオ国が数十年以内にGDP世界一になるのは
ほぼ間違いないとしています。18、19世紀と違ってGDPをそのまま国力と言っていいので、これは世界にとって脅威です。
ただし、今のマオ国(大陸)は、また歴史を繰り返すのか、いつ白蓮教徒が暴れだしてもおかしくない状況です。チャンスだと思います。
(単純計算ですが国が5つに分かれれば、GDPは1/5です)
そもそも、米中韓が日本に対して今のような高圧的な態度をとるようになったのは、先日の年表のとおり、
冷戦終了前後、特にバブル崩壊後からです。
某国のように先軍政治、核開発で逆転ホームランにょうなことは、正常な人間には出来ませんので、
1)経済大復活→2)政治安定→3)軍事力強化 と正しい順序で進めていけばいいと思います。
何しろ、バブル崩壊(実際は冷戦体制崩壊)以降、(1)の経済復活の段階で滞っていた訳で、
ここを突破しないと何もはじまらないという事になります。
安倍自民に意見していく事は必要ですが、【安倍生ぬるい】式の論調による混乱は外国が喜ぶ展開でしょう。
むしろ、【習近平生ぬるい】、【朴生ぬるい】と言う声が海の向こうから聞こえてくる展開にしないといけません。
日本がなんにもしていない(ように見える)状況で向こうが手を出してきた時が、ものすごいチャンスなので。
カラコより♪
あと、トップページのコメント欄でちょっとケンカをしてしまったIさんからも、すばらしい意見をメールでいただきましたので、これも紹介させてください。人の意見は落ち着いて耳を傾けなくてはいけませんね。
非常に深い指摘だと思いました。
現代日本の「事大主義」と「良賤制」
本来浅田真央選手を守れ(8)の続きとして書いた記事でしたが、内容が脱線しましたので、タイトルを変えました。
中華体制にかしずいた朝鮮において最も極端な形でみられた「事大主義」と呼ばれる外交戦術と、「良賤制」という民族・国民の二分化。この二つは表裏一体のものであるというのが前回のお話でしたが、この二つのものは、朝鮮に固有のものではなく、程度に違いこそあれ、時代と国境を越えて広く見られます。
たとえば、現代の日本。小泉政権の元で押し進められた構造改革とグローバリズム。あのとき日本国民が「勝ち組」と「負け組」に二分され、格差社会が進行したのはなぜでしょうか。
また、現在、押し進められようとしているTPP。経団連はどうしてTPPを推進したがっているのでしょうか。彼らにとってのメリットの一つに、人の移動の自由化により国内にいながら安い労働力を確保できるということがあります。つまりTPPを通してグローバリズムに事大することによって、彼らは国民の残りを自由に搾取する資格を得ます。グローバリズムの進行と共に、格差の拡大と国民の二分化は確実に進行していきます。
朝鮮において、「事大主義」と「良賤制」が表裏一体であったように、グローバリズムと、国民の二分化というのは表裏一体です。なぜなら、中華体制とは、当時のグローバリズムの一種に他ならなかったからです。
中華体制が、朝鮮に容易に払拭することのできない分裂や傷や社会の歪みをもたらしたように、グローバリズムも、国家の枠組みを根底から破壊し、国民の一致団結を将来にわたって妨げてしまうものです。
また「事大主義」が事大する対象はグローバリズムに限りません。アメリカや、中国や、韓国や、北朝鮮など特定の国家が事大の対象として選ばれることもあります。このときもやはり、それによって利益を得る人々と、利益を奪われる人々の「二分化」が、国内で発生します。つまり、「事大」とは「売国」のことにほかなりません。
残念ながら、日本の国内には、この「事大」したくてたまらない人々がうようよいます。日本の国全体、日本国民全体の益ではなく、特定の国に「事大」することによって、自分たちだけが利益を得、他の国民や国全体の利益を阻害したり、犠牲にしたり、搾取しようとしている、そういう輩が政治家の中にすら、うようよとうごめいている。
残念ながら、どうやら新しい自民党や、安倍新政権の中にもそのような「事大」することの大好きな人々が跋扈している、その匂いを、私はぷんぷんと感じずにはおれません。
日本は長くこの外国への「事大」や国民の「二分化」とは無縁に歴史を築く僥倖にめぐまれてきました。江戸時代の日本がその最たるものです。江戸幕府を頂点にした封建制と鎖国制度のもとで、外国勢力になんら事大することなく、したがって民族が二分化されることもなく、努力がそれ相応に報われる社会が発展していきました。その結果、安定した社会や洗練された国民性と共に、世界に先駆けて、貴族や特権階級のための文化ではない、市民が文化の発信者であり同時に享受者でもあるような市民文化(町人文化)までもが日本で発達をとげるようになりました。
他国に事大する国と、事大しない国とでは、その社会や人々の生き方に下のような顕著な違いが現れます。
しかし日本は戦争にまけて、戦後の日本は、事大に事大を重ねて生きてきました。アメリカへの事大、中国や韓国・北朝鮮への事大。吉田茂による「吉田ドクトリン」はアメリカへの「事大」ではなかったでしょうか。
田中角栄による尖閣問題を棚上げにしての日中国交回復は、結局中国への「事大」ではなかったでしょうか。
池田勇人が推進した竹島問題を棚上げにしての日韓国交回復は韓国への「事大」ではなかったでしょうか。
これらの「事大」から、一面において日本(の一部の人々)が利益を得てきたことも事実ですが、同時に日本が多くを奪われ失ってきたこともまぎれもない事実です。特に冷戦が終結してからの弊害は一段と大きくなり、日本の経済成長を鈍らせ、日本の自虐的な卑屈な態度は中国、韓国には執拗な反日プロパガンダを許し、領土問題に関する増長を許してきました。そのような「戦後体制」を今こそ終わらせなければならない。日本人の日本人による日本人のための政治を再開させなくてはならない。この国民の間に広くひろがった危機感。それを受けて「戦後体制からの脱却」をうたって選挙に大勝した自民党から、一週間も立たないうちに聞こえてきたのが「竹島の日の政府主催を行わない」というニュースでした。「事大」する人々の嘲笑の声が、はっきりと耳に聞こえた気がしました。くやしくて、くやしくてなりませんでした。
日本の利益を守るよりも、他国に媚び諂うことを優先にする政治。「竹島は日本の領土です」と当たり前なことを内外に宣言する式典を、政府が開くことすらできない政治はいつまでつづくのでしょうか。
私たちは政治家たちに「事大」をやめさせることができるでしょうか。現代の「事大主義」を払拭できるでしょうか。現代の「良賤制」を払拭できるでしょうか。私たちは厳しい目で、これからの政治を監視していかなければならないと思います。
2012年12月22日 (土)
前進か、退却か
はらわた煮えくり返るニュース二つ目です。
自民党の安倍晋三総裁は21日、高村正彦副総裁を来年1月にも中国に特使で派遣する方針を固めた。戴秉国国務委員らとの会談を調整している。これまで強い意欲を示してきた沖縄県・尖閣諸島への公務員常駐も当面は見送る考えだ。韓国にも大統領選で朴槿恵(パク・クンヘ)氏が当選したことを受けて特使で額賀福志郎元財務相を派遣。中韓両国との関係改善に動く。
自民党は尖閣諸島への公務員常駐を公約としていました。
わが国の領土でありながら無人島政策を続ける尖閣諸島について政策を見直し、実効支配を強化します。島を守るための公務員の常駐や周辺漁業環境の整備や支援策を検討し、島及び海域の安定的な維持管理に努めます。
公約違反二つ目。安倍新政権と自民党は、民意と公約をなんだと思っているんですか。
ここで安倍新政権をかばうのは全くのお門違いです。安倍氏がどこか神聖視されており、安倍政権を批判するのはタブーのような風潮がありますが、そのような考えには私は組しません。なぜならば私たちが守らなければならないのは、安倍政権そのものではなく、日本だからです。日本の領土であり、日本人の権利であり、日本の文化や伝統です。安倍政権は、日本を守るという私たちの最も大きな目的を実現するための一つの手段にすぎない。日本を守るために、日本人の権利や、日本の国土を守るために、私たちは、民主党政権を退けて、安倍新政権を選びました。その新政権が日本を守るための約束を守らないと宣言したときに、新政権への批判をためらうべきではありません。安倍政権を支持すればこそ、厳しく安倍晋三と自民党を糾弾し、約束を守らせなくてはならないと思います。なぜならば、
ほかにゆだねられる政権がないからです。
これを私たち国民が、なあなあのまま、許してしまい、認めてしまっては、日本に希望はないと思います。糾弾し、わずかの妥協もなく公約をまもらせる。これ以外に日本の未来は切り開かれません。なぜならば、
ほかに選択肢がないからです。
安倍氏は、前回首相だった当時も、就任前は首相就任後も参拝を続ける意向を示し、自民党大会で決定された運動方針でも「靖国参拝を受け継ぐ」ことを明記していたにも変わらず、首相就任後は周辺諸国に配慮して靖国参拝をとりやめてしまいました。この過ちが公約ひとつひとつにおいて繰り返されようとしているのでしょうか。「周辺諸国に配慮して」、国民との約束を破り、公約を実行しないというのが、この安倍新政権が「実行」しようとしていることなのでしょうか。「周辺諸国に配慮して日本政府が何もしない」。これが、売国民主党政権との戦いに明け暮れて民主党を打ち破った、この日本に訪れる新しい四年間なのですか? これが「戦後体制からの脱却」なのでしょうか。
WJFプロジェクトは、正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現に賛同します。
WJFプロジェクトはまさか、右翼と呼ばないで!に賛同します。
WJFプロジェクトはお電波べべこの覚醒記録に賛同します。
竹島問題も尖閣諸島問題も、日本のこれからにとって小さな問題ではありません。「戦後体制からの脱却」を目指して前に進むのか、後ろに退却するのか二つに一つです。前に進むべきなのであり、後ろに逆戻りすべきではありません。ここは大きな怒りの声を上げて自民党に抗議をし、公約を守らせ、一歩前に歴史を前進させるべきです。なぜならば、何度も言うように、
ほかにゆだねられる政権がないからです。
前進か、退却か。どうして自民党新政権は選挙後わずか一週間で後ろに後ずさりをはじめるのですか。どうして果敢に国民を先導して、前に進もうとしないのでしょうか。彼らが私たちを先導しない腰砕けならば、私たち国民が先導をして、彼らを引きずってでも、前に、前に、歴史を前進させる必要があります。
今変われないなら、自民党も日本も永遠に買われません。永遠に、「周辺諸国に配慮して」日本人の意志を何一つ実行できない、アメリカや支那や朝鮮の奴隷です。
浅田真央選手を守れ(8)
浅田真央選手の問題を通して、日韓の間に発生する問題全般のからくりを解き明かし、その解決法をさぐっていくシリーズ。
2. なぜ日本のマスコミは浅田選手とキムヨナの二人をいつもセットにして取り上げるのか
これまでは、2の日本国内における日本のマスコミの取り上げ方の不自然さを取り上げ、その背後には、朝鮮の「良賤制」という身分制度に根ざす、韓国の「対称性の構図」戦略があることを説明してきました。
これからは、1のなぜキムヨナは不自然な高得点を取るのかという問題を考えていきます。今度は朝鮮における「事大主義」という伝統的外交戦略が前面に出てきます。
2. 「良賤制」
この二つで韓国の「反日」と呼ばれる傾向性や活動のからくりのほぼ全て説明することができます。そしてこの二つは表裏一体であり、密接な関係で結びついています。
2. なぜ日本のマスコミは浅田選手とキムヨナの二人をいつもセットにして取り上げるのか
この二つの現象が表裏一体であり、密接に結びついているように。
「事大主義」とは何でしょうか。言葉の意味は「大きなもの」に「事(つか)える」。大きな国に従うという朝鮮の伝統的外交姿勢のことです。具体的には、中国の各王朝に朝鮮は「事大」してきました。
この「事大主義」は、「良賤制」という朝鮮の身分制度と密接な関係をもっています。
左側の「良民」は、中華王朝に朝鮮が「事大」することによって、中華体制の正当な構成員として見なされます。大切な点は、「朝鮮」の構成員なのではなく、中華の一部としての「朝鮮」の構成員であることです。つまり中華の構成員なわけです。そして、この中華の構成員の資格を手に入れることによって、残りの半分の文明の外側にいると見なされる「賤民」を家畜のように売買したり支配したり搾取したりする資格を手に入れます。ちなみに、中華体制の外側にいる民族も、「夷狄」として「賤民」と同じく文明に属さない存在と見なされていました。
中華王朝にとっては、このように周辺国の民族を「良民」と「賤民」のふたつに二分することにより、民族の団結や反乱を抑え、平和的に支配することができますし、事大する朝鮮の支配階級にとっては、自分たちは「中華」という文明の一部であるという特権的な立場を手に入れて、残りの「賤民」を好き放題に利用する資格が得られ、中華王朝と朝鮮の支配階級、その両者にとって「おいしい」制度だったわけです。
ハーバード大学の朝鮮史の教授、カーター・J・エッカートの『日本帝国の申し子』には次のように書かれています。
朝鮮の学者は南北を問わず、ナショナリズムという見地から朝鮮の歴史を説明しようとする。しかし朝鮮におけるナショナリズムは歴史が浅く、19世紀後半に帝国主義への反動から生まれ、植民地統治の経験を経て強まったものである。もちろんそれまでにも朝鮮人は民族、言語ともに周囲の国とは異なることを自覚していたし、王や支配王朝に対しても忠誠心を抱いていた。しかし、19世紀後半までは、国家としての「朝鮮」という概念や、同じ半島に住む同胞の「朝鮮人」に対する忠誠心はむしろ希薄だった。それよりはるかに強かったのは、王に対する忠誠心に加えて、村や地域、そして何よりも氏族、家系、肉親、血縁集団への帰属意識だったのである。
とくに支配階級にとっては、ナショナリズムという概念はなじめないどころか、野蛮なものにさえ映ったことだろう。少なくとも7世紀以降、支配階級は文化的にはみずからを朝鮮人というより、中国を中心とする大きな世界文明の一員と考えていた。朝鮮の王位は、かたちの上では中国の皇帝によって与えられる地位であったし、宮廷人や貴族の間では中国語が書き言葉として用いられた。また中国の哲学や文学の古典が、あらゆる教育の基礎となっていた。朝鮮の支配階級にとって、中国文化に触れないことは野蛮人となるに等しかったのである。
李朝の初期、こうした中国文化崇拝は、事大主義と呼ばれる外交政策として具体化する。事大(サデ)とは「偉大なる物につかえること」で、「偉大なるもの」とはすなわち中国に他ならなかった。ある意味で、事大主義は巧妙な外交戦術ともいえ、これによって朝鮮は偉大なる国家(当時の一般的な儒教用語でいうところの「兄」)から恩寵、庇護、そして洗練された文化を手に入れたのである。しかし一方で外国に対するこのような崇拝と服従は、朝鮮の支配階級に存在しえたかもしれない民族意識を多いに弱めることになった。(中略)
1876年以降、ナショナリズムが成長する一方で、みずからのアイデンティティを異文化の枠組みの中に見いだすという支配階級の伝統的な傾向は、植民地時代にも引き継がれたようだ。彼らは文明の中心を中国から日本に置きかえ、日本を朝鮮の「兄」と見なした。
エッカートのこの本は、朝鮮の支配階級が日本に事大したときに、日本はそれら支配階級を資本家として育てると共に、残りの朝鮮人を労働者として搾取させることで、朝鮮を二分統治した。それが後に韓国と北朝鮮の分裂を用意したと述べ、日本を悪者として描いているわけですが、「良賤制」という朝鮮にもともと存在していた民族の二分的な身分制度には十分言及していないという弱点があります。
それはともかく、「事大主義」という外交戦略の背後には、「良賤制」という民族を二分する身分制度があり、「良賤制」という身分制度の背後には、「事大主義」という外交戦略が存在し、この二つは表裏一体のものであった。この密接につながった二つの制度が、朝鮮社会に独特の構造と傾向性をもたらしていた。この点を今回はご理解いただきたいと思います。
2012年12月21日 (金)
「竹島の日」政府主催見送りか
アベノミクスの効果で円が下がり株価が上がり喜んでいた矢先、はらわた煮えくり返るニュースです。朝日、日経、時事通信が伝えていますが、本当でしょうか。麻生氏が、竹島上陸後、韓国を訪問して李前大統領と会談を行った時からおかしいと言われていましたが。単独過半数とっているのに公明党と連立を続ける意味も分かりません。
自民党の安倍晋三総裁は、竹島を日本に編入した日にあたる来年2月22日に政府主催の式典を開くのは見送る方針を固めた。 自民党の衆院選の政策集では政府主催の式典実施を明記していたが、竹島問題で悪化した日韓関係の修復を重視し、 首相就任早々に開催する必要はないと判断した。
安倍氏はまた、韓国大統領選での朴槿恵(パククネ)氏の当選を受け、日韓議員連盟幹事長の額賀福志郎元財務相を 総裁の特使として21日にも韓国に派遣する。額賀氏は朴氏に、「両国は戦略的利益を共有する」として早期の首脳会談を呼びかける安倍氏の親書を渡す予定。
2月22日は島根県が「竹島の日」として毎年式典を開催。朴氏側は日本政府主催となるのを懸念し、 実施されれば同月25日の大統領就任式への首相招待は困難との見方が強かった。
自民党の総合政策集J-ファイル2012に
と明記されていました。
安倍氏の靖国参拝に対する態度も選挙後変化しており、危惧しています。彼は前回も首相就任前と就任後では靖国に対する態度を変えています。
選挙が終わったとたんに公約をやぶる。これは国民への裏切りであり、愚弄です。今年の夏に私たち日本人はどんだけ悔しい思いをしたか。その悔しい思いを胸に、どれだけの国民が自民党に期待をして票を投じたか。「竹島の日」の政府主催こそは、毅然とした新しい日本の象徴になったはずです。また自民党が長く続けてきた竹島問題の放置と、韓国の実効支配強化の黙認がはじまるのでしょうか。このニュースが本当ならば、国際司法裁判所への単独提訴も立ち消えでしょう。
自民党がこれまで韓国による竹島の不法占拠にどれだけ加担してきたか、竹島問題を詳しく研究されてきた竹島comの記事をよくお読みください。
ヘリポート建設 1981
接岸施設完工 1997
有人灯台 1998
一般観光客入島許可開始 2005
統一地方選挙の投票所の設置 2006
など、現実に韓国の行政権行使をやめさせなかった大罪があるのです
日韓友好の美名のもと「対称性の構造」で日韓が仲良く横に並び、日本が一方的に奪われても、それを日本がこれまた一方的にがまんしていく関係がこれからも維持されていくのでしょうか? いつまで私たちはがまんしなくてはならないのでしょうか。
日韓のこれまでの異常でいびつな関係を正常化し、成熟した二国として平和な関係を結ぶためにこそ、韓国の新政権に配慮して、領土問題について譲歩するなどということがあってはなりません。返してもらうべきものをきちんを返してもらわなければ、本来あるべき当たり前の二国間関係等いつまでも成立しません。奪ったり、奪われたりするための日韓関係ではなく、通常の二国間関係が日韓の間に成立するためにも、竹島問題に関して毅然たる態度をとることは絶対に必要なことだと思います。
民主党による反日政策以上に、今回のニュースには自民党に期待を寄せていただけに怒りを感じます。
2012年12月20日 (木)
歴史的思考の喪失
浅田真央選手を守れ(7)のコメント欄で、かなり重要な議論が出てきたように思います。あらためてそこで指摘したことを記事として記録に留めておきます。
歴史とは本来、現在の自分たちの立ち位置を含めた世界の成り立ちを説明する共同体の自己認識のための物語なわけですが、「事実」と「価値」、「なされたこと」と「なされつつあること」、「認識」と「実践」、「これまで」と「これから」の二つの領域をまたがって紡がれるものであると思います。
ところが、日本が戦争に負けて、戦勝国に都合のよい歴史があてがわれたとき、以下のような問題が発生したのではないでしょうか。
1. 歴史は、日本の「これまで」を効果的に説明する自己認識の物語としては役に立たなくなった。
2. 戦前の「軍国主義」に協力したとされる学者のパージが行われるとともに、戦後の歴史家や人文・社会科学の学者たちは、「価値」の領域から待避し、ばらばらの「事実」を扱う実証的研究に極端に傾斜していった。
3. その結果、歴史は、「これから」に光をあてる実践的な学問であることをやめてしまった。
4. 歴史が「これまで」の事柄についても「これから」の事柄についても、機能不全に陥った結果、日本から戦略的思考が失われてしまった。
「浅田真央選手を守れ」シリーズで試みようとしているのは、歴史的思考、戦略的思考を取り戻すためのささやかな実験でもあります。これまでは、「どうしてマスコミは浅田選手とキムヨナをセットにして取り上げるのか」という問題を、韓国の「対称性の構図」戦略と朝鮮の良賤制とのアナロジーという観点で考えてきましたが、次回から「どうしてキムヨナは不自然な高得点を取るのか」という問題に踏み込んで考えてみたいと思います。今度は朝鮮の「事大主義」の問題が前面に現れてきます。「良賤制」と「事大主義」が表裏一体であるように、「マスコミが浅田選手とキムヨナをセットにして取り上げる」ことと「キムヨナが不自然な高得点を取る」ことはまさに表裏一体です。
2012年12月19日 (水)
VANKのみなさんに悪いお知らせ
当ブログは、VANKの皆さんもこっそりご覧になっているのですが、(特に浅田選手に関する記事に関心があるようで最近、韓国からのアクセスが増えています)、今日はVANKの皆さんに特別なお知らせがあります。とても悪いお知らせです。
先日、海外の人々から寄せられるメッセージを紹介しましたが、その中の一人のアメリカ人から次のようなメッセージが届きました。竹島に関するものです。自分で調べて見つけたDokdo-or-Takeshima?のリンクを送ってきてくれました。(ちなみにこちらから竹島問題に関して何かを説明したということはありません。)
http://dokdo-or-takeshima.blogspot.com/2012/09/2007-mar-19-dokdo-museum-director.html

韓国が記録を燃やしたのは、朝鮮人がJukdoが朝鮮の国境であることを認めていたことを記録が示していたためであることは明らかだ。
"李氏朝鮮時代に、鬱陵島の調査官が鬱陵島に渡るための最適な風が吹くのを待つ間滞在していた古い建造物である「待風軒」(대풍헌)は、築158年である。この建造物は慶尚道の蔚珍郡箕城面龜山一里202番地にある。近頃、建物を解体中に、蔚珍郡は「在咸豊元年辛亥三月初二日巳時立柱戌時」と記された梁を見つけた。李氏朝鮮時代の鬱陵島調査官のいくつかの古い記録がその建物に現在保管されているが、2006年のKBSによる鬱陵島に関する特別番組の中で、その古い記録を管理している老人の一人が二三十年前に、役人がやってきて、理由は分からないが、そこにあった多くの記録を燃やしたと述べた。"
(それぞれの記事を注意深く読んでほしい。)
(ちなみに、韓国人はその番組の映像をすでに削除している)
http://dokdo-or-takeshima.blogspot.com/2009/03/ulleungdo-inspectors-wind-waiting-house.html
http://dokdo-or-takeshima.blogspot.com/2009/03/difficult-to-confirm-if-korea-burned.html
http://dokdo-or-takeshima.blogspot.com/2007/10/inspectors-map-of-ulleungdo-shows.html
(日本政府がこのことをまだ知らないならば、君が知らせてもいいだろう。)
アメリカに暮らす一般のアメリカ人から、このように于山島が独島ではないことや、竹島に関する資料を教えてもらう日が来るとは思いもよりませんでした。外国人が他国の領土問題に関心を寄せるのは稀なことですが、それでも、きちんとした情報を提示していれば、興味をもってくれる人は必ずいるし、真実を知るようになる人たちは必ず現れるのだということの何よりの証左ではないでしょうか。
VANKの皆さん、嘘は遅かれ早かれ必ず暴かれます。世界の人々がみなさんが嘘をついていることに気づくのは、時間の問題です。皆さんはあと十年は世界を騙せるかもしれない。あるいは皆さんがこの世を去るまでは、なんとかごまかしきれるかもしれない。しかし、皆さんの子や孫はどうなりますか? 嘘はいつか必ずばれます。そのとき、皆さんが積み重ねた嘘せいで、みなさんの子や孫たちは「嘘つき」という汚名を負って生きていかなくてはならなくなります。子や孫たちの名誉を守るために、その前に自分たちから進んで正々堂々と間違いを認めるべきではありませんか。
それにしても、Dokdo-or-Takeshima?を運営されてきたGerry Beversさんや、仲間の方達の功績は、本当に大きいと思います。感謝いたします。
2012年12月18日 (火)
浅田真央選手を守れ(7)
今日はこれまでのまとめです。
浅田選手の問題を通して、日韓の問題のカラクリが見えてきました。
●浅田選手とキムヨナを必ずセットにして取り上げるマスコミ
●日本のあらゆるものについて「対称性の構図」を作り、自分たちに有利な状況を作り、奪おうとする韓国。
●その背景には、朝鮮を長く支配していた身分制における「対称性の構図」が存在し、彼らは搾取する側に自分たちを配置し、搾取される側に日本を配置しようとしてきた。
この問題の理解のために下の二つの動画をまだご覧になっていない方はぜひご覧ください。
ハーバード大学のエッカート教授の『日本帝国の申し子』には、19世紀末までは、「朝鮮人」というはっきりした民族意識は存在しなかったと書かれています。両班は自分たちは中華の一部だと考えていたし、賤民階級はそもそも人間の資格すらもっていませんでした。
朝鮮における搾取の激しさは、もう「お前らと一緒に生きたくないわい」と同じ民族が、二つの国に割れてしまうほど、苛烈なものだったということです。戦後朝鮮で起きたのは、このアメリカの雑誌の記事に書かれているような朝鮮人同士の激しい反目と殺し合いでした。主に搾取されていた側の朝鮮人は共産主義に傾倒し、ソ連や中国に事大し、北朝鮮を作った。
搾取されていた人々が抜けた穴を、彼らよりも勤勉でかつ羊のようにおとなしい日本人が埋めているわけです。いわば「日本人総賤民化」です。
同じ過ちが何度も何度も繰り返されているのに、学習しないのか、抵抗できなくされているのか。「対称性の構図」の中にやすやすと取り込まれてしまう企業や個人が後を絶ちません。
2012年12月17日 (月)
浅田真央選手を守れ(6)
浅田真央選手の問題を引き続き考察していきます。
「マスコミはなぜ執拗に浅田選手とキムヨナをセットで取り上げるのか。」
という問題から始まり、前回、
B. それに対して、韓国は「対称性の構図」を作ることによって、物(価値)を奪おうとする傾向がある。
という箇所まで、考察を深めてきましたが、今回は、なぜ日本と韓国は、このような異なった特徴を持っているのか、歴史をさかのぼってその原因を考えてみたいと思います。少し取っ付きにくい議論になりますが、どうぞおつきあいください。
実は、歴史的に、日本が中国や朝鮮と異なる顕著な特徴があります。それは中国や朝鮮が最後まで、中華体制による「中央集権国家」であったのに対して、日本が中世(鎌倉時代)以降、「封建制」の時代を持ったということです。
「封建制」とは、一見すると「封建的」などと悪い意味に使われることがありますが、「ご恩と奉公」といった昔歴史の授業で耳にされた言葉を思い出していただけると分かるように、固定した身分ではなく、実力や功績によって報いが与えられるシステムのことであり、これは現代の資本主義のシステムととても似通ったシステムでした。またこの実力主義の制度は、必然的に身分解放や階級間の移動(クラス・モビリティ)をもたらし、資本主義の前提となる「自由な労働力」を準備しました。江戸時代の士農工商は、従来固定したヒエラルキーのように考えられていましたが、実は、役割を示すものであり、江戸時代における階級間の移動にもかなりの柔軟性があったことがわかっているようです。世界史的には「封建制」が発達したのは、西ヨーロッパと日本なのですが、これはちょうど、18世紀後半にイギリスに起きた産業革命と、19世紀における産業革命の大陸ヨーロッパや日本への伝播を通じて、実際に資本主義が定着し栄えた地域とぴったりと重なります。福沢諭吉は「脱亜入欧」を唱えたことで知られていますが、日本が、「封建制」を経た国家として、中央集権国家だった中国、朝鮮よりも、同じ「封建制」の時代を経てきた西欧により親和性をもっていたことは決して偶然ではありません。
それに対して、中央集権制度や農奴制度や奴隷制度を残した東ヨーロッパ、ロシア、中国といった地域には資本主義は浸透せずに、その後、共産主義に転じるようになっていきます。
日本と韓国の間には、過去に「封建制」の時代をもっていたか、持っていなかったかというこの大きな違いがあり、それが現在の国柄、社会のあり方に大きな影響を与えています。
日本人がこつこつと努力をして価値や成果を生み出そうとするのは、過去に「封建制」の時代があったこのことと大きく関係しています。日本人の勤勉さは、努力や功績がきちんと報われる「封建制」という社会システムを過去にもっていたことの何よりの証拠でありその遺産です。
それに対して、「封建制」が存在しなかった朝鮮ではどうだったか。
WJFプロジェクトの動画「セックスと嘘と従軍慰安婦」をご覧戴くとお解りのように、強い身分制を最後まで残し、何も労働せずに搾取する階級と、家畜のようにこき使われ搾取される人間が、二分されていた社会でした。
また、「韓国による日本文化略奪:ジャパン・エキスポ2011での偽サムライと偽剣道」でも取り上げましたが、日本を訪れた両班階級の朝鮮通信使が、旅先の大阪で当然のように鶏を盗み、トラブルを起こしてようすが、絵に描かれています。当時の日本と朝鮮の社会の仕組みが大きく異なっていたことをこの絵ははっきりと示しています。
このように努力してそれが評価され報われる社会と、働いても努力しても奪われるばかりであり報われない社会では、次のような顕著な違いが生じるようになります。
どうしてこの韓国が執拗に「対称性の構図」を日本に押し付けてくるのか。そして奪うのか。それは、古来からの朝鮮に存在してきた、搾取するグループと搾取されるグループという身分間の「対称性の構図」を日本と韓国に当てはめているからであると考えられます。
彼らは搾取する側に自分たちを配置し、搾取される側に日本を配置しようとします。これが日本があらゆる分野で彼らに絡めとられ、その成果を奪われてきた歴史的、そして構造的な原因です。
真摯に努力しようとする日本。それを利用しようとする韓国。これは両者が意識してそうしているというよりも、社会に深く根ざした傾向性にもとづいて、無意識にそうなってしまっているものと考えられます。また根が深いため、「やめろ」と彼らに言って、やめられるものでもなく、かといって、この枠の中に取り込まれたまま、彼らと戦っても、拉致があきません。なにより、彼ら自身がこの「対称性の構図」の中で争った結果、二つの国に分裂してしまったほどなのですから。「やめろ」といってやめられるものなら、国が分裂する以前にこの「対称性の構図」を彼ら自身が克服できていたはずです。日本自身、
「中央集権制(律令制)」から「封建制」の時代に簡単に移行したわけではなく、武士たちが血で血を洗う過程を幾度か経て、変化していったのです。
彼らにとっては、勤勉に努力し新しい価値を生み出してくれる日本人はいいカモであり、鵜飼の鵜なわけですが、しかし、日本人としてはこれはたまったものではありません。こんなことばかり続いていけば、朝鮮の搾取されていた人々のようにやがて「努力するのがばかばかしい」「怠けて何もしないでいるほうが得だ」ということになっていってしまいます。浅田選手が「フィギュアスケートをやめたい」と思うようになるのも当然のことです。
そして、この「対称性の構図」の中に絡めとられ、搾取され、利用され、苦労しているのは浅田選手だけではありません。電気、鉄鋼、造船、自動車あらゆる分野で、日本企業は、韓国企業にやり込められてきたわけですが、この「対称性の構図」の中にがっちりとはめ込まれて、うまうまと利用され、搾取され、成果を奪われてきたわけです。
そして浅田真央選手をめぐって戦ってこられた方は、よくよく御存知のとおり、日本人を搾取し利用しようとするこのからくりは、日本社会の中に根深く入り込み、簡単に除去できないまでになっている。日本はがんじがらめに「対称性の構図」の中に絡めとられています。
『危機に瀕する日本: 第一巻 文化略奪と歴史歪曲に関する一考察』の最後のページに現れる次の警告文に記した通りです。
島は奪われ、海の名前は書き換えられ、歴史はねじ曲げられ、金は巻き上げられ、技術は盗まれ、伝統文化は横取りされながら、2006年以来、私たちは親切に彼らのビザまで免除して自由に私たちの国への出入りを許している。
戦後、私たちの国に我が物顔で居座り、またあとから侵入してきた彼らの同胞は、私たちの国にのさばり、政治や経済やマスコミの中枢にまで入り込み、 自由に私たちの国をコントロールするまでに至っている。
百年後の日本を思い描いてほしい。
私たちの子や孫はどんな日本を生きていることだろう。
自由に意見が言える国に生きているだろうか。
努力の成果を横取りされない国に生きているだろうか。
国旗が高々と掲げられる当たり前な国を生きているだろうか。
誇りもって国を愛することを、許される国に生きているだろうか。
彼らがどんな国を生きることになるのか、今現在の、私たち日本人一人一人の決断と具体的な行動に委ねられている。
私たちの国日本は、今、大きな歴史的危機に瀕している。
一体この韓国の「対称性の構図」を振り払うために、努力の成果をうばわれないために、私たちはどうしたらいいのでしょうか。非常に難しい問いですが、皆さんとともに答えを探していきたいと思います。引き続きこの考察を続けます。
浅田真央選手を守れ(5)
総選挙が終わりました。驚いたのは投票率の低さ。竹島問題や尖閣問題で、隣国の根深い悪意に私たちが取り囲まれていることを国民ははっきりと認識したはずだと思っていましたが、危機感はすべての国民には行き渡っていなかったのでしょうか。
また、政権が変わったからといって安心することもできません。日本の国の姿を歪めようとする力は、四方八方から押し寄せており、それに同調しようとする勢力も新しい政権の内部にいまだ残存しています。
正しい政治が行われるよう、新しく幕を開けたこの時代が一過性のものとならないよう、もっと広く国民の間に国を愛し守ろうとする思いが行き渡るよう、日本の保守の中身もまたその表現ももっと洗練させ、その質を高めていきたいものです。まだまだ私たちの戦いは続いていきます。
前回に続き浅田真央選手をめぐる問題の考察を深めていきたいと思います。
「対称性の構図」を作ることが、韓国が日本から何かを奪おうとするときのお気に入りの戦術であり、マスコミが執拗に、浅田選手とキムヨナを並べてとりあげるのも、その一例に過ぎないことを前回お話しましたが、今回は、より、具体的な例を通して、韓国の「対称性の構図」を作る戦術を見ていきたいと思います。
この問題を理解するために、あらためてご覧いただきたいのが、次のWJFプロジェクトの動画です。
上の動画は、韓国によるさまざまな「ぱくり」の事例を取り上げているわけですが、この問題を単に「まねする」というレベルで捉えてしまっては、問題の本質は見えてきません。上の動画では、韓国の戦術を、
2. 若干の変更を加え、
3. 名称を変え、
4. 自分たちが開発したと主張する
このパターンが繰り返されている
と説明していますが、この韓国のお気に入りの戦術パターンをさらに違う視点から言い換えてみると、
2. さまざまな操作により自分たちに有利な状況を作り、
3. 奪う
このパターンが繰り返されている
となります。
ヒュンダイが、アメリカで「ホンダイ」という発音を採用しているのも、サムソンが富士山や力士の写真を広告に使ってきたのも、まさに日本との「対称性の構図」を作るためにほかなりません。
韓国は日本との間に、この「対称性の構図」を一旦構築すると、技術を盗んだり、技術者を引き抜いたり、ウォン安操作をしたり、「さまざまな操作により自分たちに有利な状況」を作っていきます。
韓国が文化の起源を主張するのも、実は、「さまざまな操作により有利な状況を作る」ことの一つの方法として位置づけることができます。類似した二つのものがあり、片方に起源があるならば、そちらの方が「有利」ということになるからです。
そして、最終的に顧客や文化を「奪う」ことができます。
上のやり方が韓国が日本に「勝利する」典型的なパターンであり、このパターンは、政治、経済、文化、スポーツとあらゆる分野で繰り返されています。
日本海という呼称に東海という呼称をぶつけて競わせようとするのも日本との間に「対称性の構図」を作るためです。2002年のワールドカップで日韓共催に強引に持ち込んだのも「対称性の構図」を作るためです。
韓国が「対称性の構図」を仕掛けたときには、何かを奪う体勢に入ったと考えるべきです。また、ある意味において、「対称性の構図」を作られてしまった段階で日本の敗北はある程度確定してしまいます。だからこそ、極力「対称性の構図」を作らせてはいけないし、作られてしまった場合には、そこから抜け出す努力をする必要があります。間違っても、この「対称性の構図」の中で戦ってはなりません。それは「対称性の構図」を一層強化することになってしまうためです。
たとえば、日本のかっぱえびせんと、韓国のセウカンが、同じ土俵の上で優位性を競うとしたらどうでしょう。そんな戦いは最初からナンセンスです。相手は偽物なのですから。そんな戦いを真剣に戦えば、かっぱえびせんは、セウカンと同じレベルに過ぎないことになってしまいます。韓国は自分たちを日本と同じレベルに引き上げると同時に、日本を自分たち同じレベルに引き下ろそうとして、「対称性の構図」を作るわけですから、この土俵の上に乗っかることは決してあってはなりません。
では日本が「勝利する」典型的なパターンはどのようなものでしょうか。その一例はこちらです。
日本が「勝利する」パターンには何の対称性も存在しないことにお気づきでしょうか。「勝利」という相対的な言葉はここでは適さないかもしれません。「本物の価値」が、世界から認められたということにすぎませんから。山中教授の思いの中には患者を助けたいという思いしかありませんでした。その思いに従って真摯に努力し、その成果が、世界から認められたということにすぎません。当たり前のことですが山中教授の頭の中に韓国の「か」の時もありません。山中教授のように「非対称な構図の中で」努力することが、あらゆる分野に渡って、日本人のスタイルであり、行動パターンであり、日本が繁栄してきた原動力です。これが韓国との大きな違いであり、浅田選手にふさわしいのも、このような非対称な勝利、絶対的な勝利です。
しかし、残念なことに、このように日本人が「非対称な構図」の中でまじめに営々と努力して築いてきた成果を、韓国が「対称性の構図」という戦術を使い、あらゆる分野で、盗んだり、奪ったり、日本を踏み台にしてきたのが、現状です。
以上を少し単純化して整理すると、
B. 韓国は「対称性の構図」を用いて他人の成果を盗もうとする。*
となりますが、なぜそうなのかについては、実は歴史的に非常に根深い原因があります。しばらく浅田選手と離れた話が続きますが、この考察を通じて、浅田選手の問題のみならず、日本が直面している問題の根を深さをご理解いただけると思います。また、この問題のからくりが分かった時、きっと「どうするべきか」という問題の答えも見えてくると信じます。
引き続きこの問題の考察を深めていきたいと思います。おつきあいください。
(*話を分かりやすく説明するために、極端な言い方をしていますが、韓国にももちろん独自性のある優れた成果は存在します。個人的には、キム・ギドク監督の映画作品は非常に優れたものだと思っています。)
2012年12月16日 (日)
浅田真央選手を守れ(4)
浅田真央選手をめぐる問題を数回に分けて考えています。
浅田真央選手の問題は、
2. 国内のマスコミの不自然な取り上げ方
があり、2の問題に着目すると、マスコミが浅田選手とキムヨナの二人を必ずセットにして扱うという問題があることを指摘しました。
当然1の問題と2のマスコミの問題は、どこかでつながっているはずであり、1のキムヨナの異常な高得点、つまりフィギュアスケート界の不正の問題については、これはこれで国際世論に訴えて、不正をただしていく必要があると思います。
しかし、しばらくは、2のマスコミの問題と、国内において、浅田真央選手のために、どのような世論や環境を作っていくべきかという問題を集中して考えていきたいと思います。
また、1の問題が私たちの努力にも関わらず解決されない場合でも、浅田選手が涙を流すことなく、本当の意味で勝利する道筋も私たちは用意しなくてはならないと思います。浅田選手が本当の意味で勝利するとは、浅田選手が彼女らしい本物の演技によって本物の感動を世界の人々に与えることですが、この目標を実現するためにも、まず2のマスコミや国内環境の問題が解決されなくてはなりません。
この2の問題に関しては、これまで、
B. それに対して、私たちは浅田選手が浅田選手として輝ける環境をつくらなくてはならない。私たちの中からも、浅田選手をキムヨナのライバルと見なす見方を払拭しなければならない
という点をお話してきましたが、今回はこれを別の角度から説明してみたいと思います。当ブログを以前から読んでこられた方は「またあの話か」と思われるかもしれませんが、上の二つの事柄は、実は次のように少し抽象的な形で、言い変えることができます。
B. それに対して、私たちは何かを奪われることを防ぐために、「非対称の構図」を作らなくてはならない。
上の原則は、日韓に生じる問題のほぼ全てに当てはめることのできる最も基本的な原則です。マスコミが執拗に、浅田選手とキムヨナの二人を組にして取り上げる理由は、韓国が日本から何かを奪うときに行う、「対象性の構図をつくる」というお気に入りの戦術を今回も繰り返しているということにすぎません。
かなりの確率で、浅田選手を最後にこきおろす準備は、彼らによって着々と用意されていると私たちは考えるべきです。そのための最初のステップが、「浅田選手とキムヨナをセットで取り上げる」。つまりこの二人を「対称性の構図」の中にがっちりとはめ込むことにあります。
私たちが、「浅田選手がただ浅田選手として活躍できる環境を作る」ということは、これも言い換えれば、韓国が執拗につくろうとしかけてくる「対称性の構図」を打ち壊し、浅田選手を縛り付けている対称性の枠から自由に解き放つ必要がある。つまり浅田選手を、キムヨナとは「非対称な構図」の中に、「キムヨナのライバル」ではなく「さまざまな選手の中の一人の選手」という本来の自然な立場に、連れ戻してあげる必要があるということになります。
私たちが韓国の問題に対処するときに犯しがちな誤りの一つに、韓国が用意した対称性の構図の中に取り込まれたまま、それに気づかずその枠の中で戦おうとしてしまうという問題があります。この対称性の枠の中で戦えば戦うほど、もがけばもがくほど、ますます、この枠組みの中に取り込まれていってしまいます。なすべきことはこの対称性の枠の中で戦うことではありません。対称性の枠そのものを壊し、抜け出すことです。
今回は抽象的にお話ししたこの点を、次回以降、より分かりやすく、さまざまな具体的な事例を取り上げながら考察を深めていきます。なぜ、韓国が作ろうとする対称的な構図の中に引き込まれてはならないのか、多くのみなさんに、韓国のお気に入りの戦術をよく理解していただき、それに対して正しく対処していただけたらと思っています。
2012年12月15日 (土)
浅田真央選手を守れ(3)
「浅田真央選手を守れ」
このタイトルで浅田真央選手をめぐる問題を整理する作業を少しずつ進めています。
今回は、浅田選手を守ることを通して、私たちが守ろうとしているものは何か、少し話をひろげて考えてみたいと思います。
下は、WJFプロジェクトの動画『危機に瀕する日本』第二巻:セックスと嘘と従軍慰安婦のスクリーンショットです。(画像はクリックすると拡大します。)
左側には江戸時代の日本の人々の様子、右側には李氏朝鮮の人々の様子を記述した資料の引用をまとめています。
これらの記述を読んで、みなさん、何かお気づきになりませんか。
特に、これ。
これは浅田選手の本来の姿そのものではないでしょうか。
私たちが守らなければならないのは、彼女のこのような姿であり、また私たち自身のこのような姿です。
それが「日本の保守」の役割です。
「保守」とは守ることです。領土を守る。日本人の権利を守る。しかし、なによりも、祖先から受け継いできたこのような笑顔にあふれた日本人としてのあり方を守っていく。
その中に、私たちの「浅田真央選手を守る」戦いも位置づけられなくてはなりません。
私たちははっきり覚えています。彼女がその笑顔を失ったあのときのことを。
日本の姿を歪めてきた悪意のある力が、彼女からも笑顔を奪ってきました。そして笑顔を失ってきたのは彼女だけではありません。
明日はとうとう総選挙。私たちは、彼女の、そして私たちや、私たちの子や孫の笑顔を守るための、よりよき選択ができるでしょうか。
浅田真央選手をめぐる問題について、ひきつづき考察を深めていきます。
浅田真央選手を守れ(2)
すばらしい才能と、人柄をもった、日本の誇るべき宝、浅田真央選手。
メダル授与式で、君が代を一生懸命歌ってくれた浅田真央選手。
私たちの大切な浅田真央選手。
しかし、その彼女が苦しんできている姿を私たちは知っています。大好きな自分の祖国で暮らし練習活動をしているにも関わらず、その力を封じようとする執拗な悪意を一心に身に受けてきました。それでも健気に耐え、努力を重ねてきた姿を、私たちはよく知っています。
私たちが日本人として、悪意をもった力を排除し、彼女が十全な力を発揮できる最良の環境を提供できないとしたら、私たちは自分たちの非力と無能を責めなくてはなりません。
前回に続き、浅田真央選手を巡る問題について考えていきます。
前回、浅田真央選手を巡る問題には二つあること。
1. キムヨナの異常な高得点
2. 日本のマスコミの不自然な取り上げ方
を整理しました。
そして、2のマスコミの取り上げ方の問題には、キムヨナを持ち上げ、浅田選手を貶めるという問題以前に、マスコミが、この二人を必ずセットにして取り上げることにあるという不自然な点を指摘しました。
この問題を少しずつ掘り下げながら、数回に分けて考えていきたいと思います。
私は、この問題は慰安婦問題などの韓国のプロパガンダに対処する場合と同じ点に気をつけなければならないと考えています。
それは、情報戦とオセロゲームという記事でも少しふれたことですが、私たちが目指す目標の本質を見失ってはならないということです。
慰安婦問題に関する韓国のプロパガンダに対処する際に、陥りやすい誤りは、「石碑を取り除くこと」等を目標に設定しがちであるという点がありました。私たちの目標の本質は、石を一つや二つ取り除くことではなく、あくまで「慰安婦問題を正しく理解する人々の数を増やす」ことにあります。石を取り除くことを目標にしたとき、私たちは本末転倒に陥り、「慰安婦問題を正しく理解する人々の数を増やす」という本来の目的の達成をかえって自分の手で妨げてしまうこともあります。
実は浅田真央選手の問題についても、私たちは同じ過ちに陥らないようにしなくてはなりません。どういうことかというと、「浅田選手がキムヨナに勝つこと」を私たちの目的にしてはならないということです。なぜならば、私たちがそれを目標にした時点で、「浅田真央選手とキムヨナをセットにする」「浅田真央選手をキムヨナのライバルとして見なす」というマスコミの罠に、まんまと絡めとられてしまうからです。
浅田真央選手が、他の選手と同じように、ただ浅田真央選手として活躍できる環境をつくらなくてはなりません。そのためにこそ、まずは、私たち自身が浅田選手をキムヨナのライバルと、あるいはキムヨナを浅田真央選手のライバルと見なすマスコミによって植え付けられている見方を払拭しなければなりません。この見方は、マスコミの洗脳により、残念ながら、私たちの心に深く根付いてしまっています。浅田選手は浅田選手。一人の独立した選手です。彼女を「キムヨナのライバル」という、マスコミによって、またある程度は私たちの手によって押し付けられてしまった立場から解放してあげましょう。
では、「浅田真央選手がキムヨナに勝つこと」が目標でないならば、どこに私たちの目標を設定すべきでしょうか。それは、きわめて単純な当たり前のことですが、浅田真央選手が、自分らしくのびのびと演技をして、その演技が一人でも多くの世界中の観客に心からの本物の感動を与えること、メダルの色に関係なく、彼女が笑顔でこのことを成し遂げられるように環境を整えること。この一点につきるのだと思います。誰がどんな不正をしようと、本物は必ず、人々に伝わります。浅田選手が不正な審判に打ち勝つことができるとしたら、それは、本物の演技と本物の感動によってだけです。彼女が笑顔で自分の力を発揮し、その演技が人々に感動を与えてくれたら、キムヨナがどんなに不自然な高得点を取ろうと、私たちには関係のない問題です。そのとき、キムヨナの異常な高得点は、むしろ逆の意味を持つようになります。つまりオセロの石がひっくり返るのです。
「浅田選手がただ浅田選手として演技し、輝く。」このことを妨げているからこそ、私たちはマスコミの不自然な取り上げ方や、浅田選手をキムヨナのライバルとみなしがちな私たち自身の見方を問題にし、正していかなくてはなりません。しかし、私たちがマスコミと戦うのは、「浅田選手をキムヨナに勝たせる」ためではなく、「浅田選手が浅田選手として輝くこと」。そこに目的があるということを私たちは忘れてはなりません。
浅田選手の問題であれ、他のどんな問題であれ、韓国の反日工作と戦うときには、つねにその本質を忘れないように。そしてその本質を実現するために何をすべきなのかを考えなくてはなりません。私たちを本末転倒に陥らせようとする罠はさまざまな形で仕掛けられています。
この問題は引き続き、さまざまな角度から、考えていきたいと思います。
2012年12月14日 (金)
NINJA指令014号「PSYと韓国の偽善を晒す動画」の拡散にご協力下さい
NINJA指令014号: PSYと韓国の偽善を晒そう! |
動画投稿サイト「YOUTUBE」で最多再生回数を更新し続けている韓国人歌手PSY(サイ)の「江南スタイル」が、12月7日(2012年)についに9億回を超え、来年初頭にも10億回の大台に乗るのではないかと言われている。PSYは一気にメジャーな存在となり、いまや全米で引っ張りだこである。12月21日にはワシントンのチャリティーコンサートで、オバマ大統領一家の前でパフォーマンスを披露することにもなっている。だが、反米ソングを歌っていた過去が明らかとなって、PSYは謝罪文を発表したけれど…。
「クソ野郎のヤンキーたちを殺せ!彼らの父、母、妻、子供を皆殺しに」
2004年、PSYはコンサートで次のように歌っていたらしい。「イラクで捕虜を拷問したクソ野郎のヤンキーたちを殺せ!拷問しろと命令したクソ忌々しいヤンキーたちを殺せ!彼らの父、母、妻、子供を、痛みを与えながらゆっくりと皆殺しにしろ」(「アメリカ人へ(Dear American)」より)
PSYの曲ではないのだが、何とも過激な歌詞。とくに最後の部分に反応しているアメリカ人が多い。ネット紙「Huffington post」には、PSYに関し12月9日現在、2000件近いコメントが寄せられている。「偽善者。アメリカ嫌いなくせに、アメリカで人気が出た途端、親米派に寝返るのか」「アメリカで稼いで欲しくない」といったものから、「当時のアメリカの対外政策は酷かった。気持ちは分かる」と言うのまである。
PSYは韓国で決してメジャーな歌手だったわけではなく、個性派ラッパーとして社会的な歌詞も歌っていたようだ。インターネットが世界の片隅の歌手さえ一気にメジャーに押し上げる時代だ。さて、オバマ大統領一家は予定通りPSYのステージを観るのだろうか。
米国が目をそらした米軍犯罪…喚起させたPSYの力
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1958391&categoryCode=PU
これは、米主要メディアによって報道された。
一部のメディアは、多数のアメリカ人がPSYのホワイトハウスでの公演を積極的に反対していると主張した。
PSYの謝罪に対する米国の反応は?“1000件あまりの書き込みが殺到”
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1958194&categoryCode=PU
ABCNewsABCNews
http://www.youtube.com/watch?v=XPH6emmQHo4
FOX
http://www.youtube.com/watch?v=If_Hf5zbGis
↓コメント欄白熱
http://www.youtube.com/watch?v=71zeciMx2eI
米国内の一部の保守層が歌手PSY(サイ)のワシントン公演と関連し、オバマ大統領を非難している。
米国保守放送FOX放送のニュース進行者デイナ・ペリノ氏は、過去に反米パフォーマンスをした歌手PSYが、オバマ大統領の家族や指導層が出席したクリスマスチャリティー公演で「江南スタイル」を歌い、一部の視聴者の怒りを買った、と明らかにした。ペリノ氏は「公演が終わった後、大統領がPSYと握手をしながら微笑む姿に驚いた」と話した。
またジェイソン・チャフェツ連邦下院議員(共和・ユタ州)は「米軍を殺せと扇動した歌手を大統領が笑いながら握手をしたということに驚く」とし「大統領は自分の不適切な行動について謝罪するべきだ」と主張した。続いて「PSYが自分の過去の発言について謝罪したのを個人的には受け入れて許さなければならないが、軍統帥権者の大統領はこうした悪意の反米行動に断固対処するべきだ」と述べた。
どうぞ、「PSYの偽善を晒す動画」の拡散にご協力ください。
PSY's Anti-American Style: Expose the K-Hate & K-Hypocrisy (HD)
(PSYの反米スタイル: Kの憎悪と偽善を晒せ )
動画の趣旨はこちらをご覧下さい。PSYの反米には、慰安婦問題と同じくその背後に「ヘイトと偽善」があること。慰安婦問題で韓国人に加担するアメリカの政治家の「偽善」にも気づいてもらうことを狙っています。とても短い動画で、「偽善やヘイトはよくない」「偽善やヘイトに加担してはならない」ということがストレートに分かりやすい動画ですので、慰安婦問題に興味のない外国人にも見てもらいやすい動画ではないかと思います。オセロの石がひっくりかえるきっかけに利用したいと思います。
具体的な行動としては、
●まず、ひとつは、動画のアクセス数が増えるよう、一日に一回動画をクリックし、再生してください。動画の再生数が増えることで、人々の目につきやすくなります。
●YouTubeのPSYの反米ソング関連の他の動画と当動画の再生を交互に再生を何回か繰り返していただくと、「関連づけ」が行われ、他のPSYの反米ソング関連の動画の「関連動画」の欄に当動画が表示されるようになります。
●YouTubeのPSYの反米ソング関連の動画のコメント欄に次のようなコメントを書き込んでください。
watch?v=nu2lb9-T0Ns
●動画のリンクを、ブログや掲示板でご紹介ください。
●ツイッターでPSYについてつぶやいている外国人を検索し、その人たちに動画のリンクを送るという方法が、地道ではありますが、これまでも大きな成果を上げています。おそらく多くのアメリカ人がPSYについてつぶやいていると思います。人海戦術で望みたいと思います。一日に一人の外国人に"Please watch this video"とコメントをつけて、ツイートを送るだけでもかまいません。ぜひご協力ください。
2012年12月13日 (木)
浅田真央選手を守れ(1)
四年ぶりにグランプリファイナルで優勝した浅田真央選手。
転倒しながらも「今季最高得点」で試合に復帰したキム・ヨナ選手。
キムヨナをめぐる問題は、
1. 不自然な高得点
2. 日本のマスコミの不自然な取り上げ方
の二つに集約できると思いますが、2のマスコミの取り上げ方について考えてみると、単にキムヨナを持ち上げて、浅田選手を貶めるという以前のところに、問題があることに気づきます。
それはなぜか、マスコミが浅田選手とキムヨナの二人を常にセットにして取り上げるという点です。
フィギュアスケートの選手は他にも多くいますし、選手の一人一人は、それぞれの個性をもった独立した選手です。実際、キムヨナ以前に、日本の特定のフィギアスケートの選手が、外国の特定の選手と常にセットで論じられるというようなケースというのはなかったのではないかと思います。また浅田選手以外の現役の日本選手で、他の特定の外国人選手と常にセットにしてマスコミに取り上げられている選手はないと思います。
浅田選手は浅田選手であり、キムヨナはキムヨナです。この二人を組にして取り上げる必然性は何もないのですが、日本のマスコミは、この二人を必ずセットにして取り上げます。
浅田選手の人柄を考えると、誰かと競争して、蹴落として勝つというタイプの選手ではありませんから、他の選手がそうであるように、特定の外国人選手とセットにして扱うのではなく、浅田選手は浅田選手として単独で、マスコミが取り上げていたら、もっとのびのび競技生活が送れてきたのではないかと思います。彼女のようなタイプの選手にとって、キムヨナと常に比較されての競技生活はいかにやりにくいか。このことが、どれだけ彼女を疲弊させて力を奪っているか。それでも浅田選手は不平をもらさず、にこやかに競技生活を続けてきましたが、今年はスケートをやめようと思ったとも告白していました。
私たち日本人が浅田選手を守るためにすべきことは、まずは、マスコミがキムヨナとセットにして浅田選手を取り上げるということをきっぱりとやめさせることであると思います。そのような取り上げ方をしていたときには、マスコミやスポンサーにがんがん抗議をいれるべきです。こういう国内の問題こそ、力や数に物を言わせて私たちは力づくで物事を動かしていく必要があると思います。ソチ五輪にむけ、浅田選手が、キムヨナのライバルとしてではなく、ただ浅田選手として力を発揮できる環境を、私たちの手でなんとか作ってあげたいものです。
なぜ日本のマスコミはここまで執拗に、浅田選手とキムヨナをセットにして取り上げるのでしょうか。より詳しくこの問題を考えていきたいと思います。
(明日以降に続きます)
2012年12月12日 (水)
PSY's Anti-American Style: Expose the K-Hate & K-Hypocrisy (反米PSY: Kの憎悪と偽善を晒せ )
アメリカ人の提案を受けて、即席ですが、PSYの動画を作りました。
PSY's Anti-American Style: Expose the K-Hate & K-Hypocrisy (HD)
(PSYの反米スタイル: Kの憎悪と偽善を晒せ )
動画の説明文
Just like they love to believe that they are qualified enough to accuse the Americans of the Abu Ghraib torture and prisoner abuse to such an extent that they dare let PSY sing "kill fucking yankees", it has also been their favorite pastime to accuse the Japanese of the so-called Comfort Women issue, the reality of which was a bit different from the story they've been spreading so earnestly and persistently.
Demythologization of the myth of the Comfort Women:
Part1. What actually happened
http://www.youtube.com/watch?v=7uRCFoMpMys
The fact is that the Koreans themselves have been committing so many wrongdoings while accusing other people; for example,
Koreans massacred and raped so many civilians in the Vietnam War.
http://www.youtube.com/watch?v=1tQtgo4hKsM
Koreans massacred alleged 1.2 millions of civilians during the Korean War.
http://www.youtube.com/watch?v=y8Rd0uQelTo
Koreans are human-trafficking young women and exporting them as prostitutes to the States and other foreign countries still now, while severely accusing Japan of the Comfort Women issue.
http://www.youtube.com/watch?v=RXuTtVIALdE
http://www.youtube.com/watch?v=tRcKcBfDOT8
However, we must also note that the same question, "Are you innocent people?" is directed to each one of us as well, whether we are Japanese, Americans, Koreans or whatever else. We must confront the question and inspect ourselves if we are to avoid the disgrace of being called a hypocrite like PSY, since "there is no one righteous, not even one," just as Paul stated.
The following words of the Bible may help us understand what hypocrisy is.
"Do not judge, or you too will be judged. For in the same way you judge others, you will be judged, and with the measure you use, it will be measured to you. Why do you look at the speck of sawdust in your brother's eye and pay no attention to the plank in your own eye? How can you say to your brother, "Let me take the speck out of your eye," when all the time there is a plank in your own eye? You hypocrite, first take the plank out of your own eye, and then you will see clearly to remove the speck from your brother's eye." (Matthew 7:1-5)
In this point, we, as Japanese citizens, must also question the attitude of some American politicians, who are supporting the K-Hate and K-Hypocrisy and letting those K-Hateful or K-Hypocritical people who also think that Americans should be killed because of the Abu Ghraib erect more and more monuments about Comfort Women issue all around the States, on which a totally distorted or exaggerated story is described.
http://video.foxnews.com/v/1769271637001/asian-comfort-women-memorial-causing-conflict/
http://www.japanprobe.com/2012/05/24/the-comfort-women-monument-in-new-jersey/
Please imagine how you would feel if Japanese erected so many monuments of the Abu Ghraib torture and prisoner abuse on Japanese soil. Isn't it a hypocritical thing to do? Fortunately, Japanese people are not as shameless as to do this.
As for how Koreans are distorting the fact about the Comfort Women out of their hatred and hypocrisy, please let me refer to the same video here again.
Demythologization of the myth of the Comfort Women:
Part1. What actually happened
http://www.youtube.com/watch?v=7uRCFoMpMys
The following video is also helpful to understand the historical background of Comfort Women issue.
Endangered Japan (Book 2): Sex, Lies, and Comfort Women
http://www.youtube.com/watch?v=iwv2qDJ57SY
If you get more interested in K-Hate or K-Hypocrisy, please check up other videos in this channel, widely ranging from copies of culture to some territorial dispute on the island they call "Dokdo."
この動画はPSYの反米ソングと、その背後にある憎悪と偽善に関するものである。韓国はK-ポップで有名だが、K-憎悪やK-偽善では悪名高い。おそらく、アメリカも、日本と同様に、K-憎悪やK-偽善のもう一つの犠牲者であろう。時折、K-ポップは、K-憎悪やK-偽善を砂糖でくるむために使われることもある。それをあばきだしていこう。
彼らは「ヤンキーを殺せ」とためらわずにPSYに歌わせるほど、アブグレイブ刑務所における捕虜虐待のことについてアメリカ人を非難する十分な資格を自分たちが備えていると信じることが大好きであるが、同じように、慰安婦問題に関して日本人を非難することが、彼らのお気に入りの気晴らしとなってきた。慰安婦問題の実態は、彼らが広めている話とは若干異なっているのだが。
『慰安婦神話の脱神話化』第一部: 実際に何が起きたのか
http://www.youtube.com/watch?v=7uRCFoMpMys
しかし、実際は、彼らは他の人々を非難しながら、自分たちみずからが多くの悪行を行ってきた。例えば、
韓国人はベトナム戦争で多くの市民を強姦し虐殺した。
http://www.youtube.com/watch?v=1tQtgo4hKsM
韓国人は120万人の市民を保導連盟事件で虐殺したと言われている。
http://www.youtube.com/watch?v=y8Rd0uQelTo
韓国人は、慰安婦問題に関して日本を厳しく非難しながら、いまだに若い女性たちを人身売買によってアメリカをはじめとする外国に輸出している。
http://www.youtube.com/watch?v=tRcKcBfDOT8
しかし、「あなたがたは罪のない人々なのか」というこの質問は、日本人であろうと、アメリカ人であろうと、韓国人であろうと、また他の何人であろうと、私たち一人一人にも向けられていることに留意する必要がある。もし私たちがPSYのように偽善者と呼ばれる不名誉をさけたいのであれば、この質問に向き合い自らを点検する必要がある。パウロ(聖書の著者の一人)が述べたように「義人はいない。一人もいない」からである。
聖書の次の言葉は、私たちが偽善とは何かを理解する助けになるだろう。
「人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量りが与えられるであろう。なぜ、兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁を認めないのか。自分の目には梁があるのに、どうして兄弟にむかって、あなたの目からちりを取らせてください、と言えようか。偽善者よ、まず自分の目から梁を取りのけるがよい。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からちりを取りのけることができるだろう。」(マタイによる福音書7:1-5)
この点において、私たちは、日本国民として、K-憎悪やK-偽善に加担し、アブグレイブ刑務所での出来事のゆえにアメリカ人は殺されるべきだと考えている、かのK-憎悪的であり、K-偽善的な人々に、歪曲され誇張された話の書かれてある石碑を、アメリカ中に建てることを許可しているアメリカの政治家の態度にも、疑問を呈さなくてはならない。
http://video.foxnews.com/v/1769271637001/asian-comfort-women-memorial-causing-conflict/
http://www.japanprobe.com/2012/05/24/the-comfort-women-monument-in-new-jersey/
もし仮に、私たち日本人が、アブグレイブ刑務所における捕虜虐待に関するたくさんの石碑を日本中に建てたら、みなさんはどんな気持ちになるか、想像していただきたい。そのようなことをするのは、偽善的なことではないだろうか? 幸い、日本人はそのようなことをするほど厚顔無恥ではない。
韓国人がいかに慰安婦に関する事実を歪めているかに関しては、再度同じ動画を紹介させていただく。
『慰安婦神話の脱神話化』第一部: 実際に何が起きたのか
http://www.youtube.com/watch?v=7uRCFoMpMys
次の動画も慰安婦問題の歴史的背景を理解するのに有益である。
『危機に瀕する日本』第二巻: セックスと嘘と従軍慰安婦
http://www.youtube.com/watch?v=iwv2qDJ57SY
K-憎悪やK-偽善にさらに興味をもたれた方は、文化剽窃から彼らが「ドクト」と呼ぶ島に関する領土問題まで幅広く取り扱っている、このチャンネル内の他の動画もご参照いただきたい。
イラクのアブグレイブ刑務所における捕虜虐待のことで、PSYから「ヤンキーを殺せ」と歌われてしまったアメリカ。慰安婦問題のことで、韓国人から「ジャップを殺せ」とまで言われてきた日本。この二つを国を、同じ「偽善とヘイト(憎悪)の犠牲者」として並べてみました。PSYのことで怒っているアメリカ人を味方につけてしまおうという動画です。しかし、アブグレイブ刑務所の写真の後に現れる「君たちは罪のない人々なのかい」とPSYや韓国人に問いかける言葉は、同時に慰安婦問題で日本を批判するアメリカに対しても、またおそらく動画を見る全ての人に対しても向けられています。
アメリカ人からの提案
以前、外国人から届いたメッセージをいくつかご紹介しましたが、別のアメリカ人から、以下のような提案が届いたので、また紹介させていただきます。
君はこれまで僕が見てきた限りでは初めて、たくさんのアメリカ人の支持者を得ることになるだろう。アメリカ人たちはあのKpopスターに抗議した。60万人がPYSをブロックしろという請願に署名したとどこかで読んだのを記憶している。韓国人に比べると、アメリカ人からそのようなリアクションが起きるのを見るのは大変まれなことだ。まるで新鮮な空気を吸ったような気がするよ。僕はあまりに多くのアメリカ人が、韓国やら韓国の文化やら江南スタイルに気が狂ったみたいに、入れこんでしまっているのを長い間見てきたから。
僕は、海外の韓国人が日本の文化を報復のように消し去ろうとしていることに気づいている数少ない人間の一人だ。また彼らはほとんどそれに成功しつつある。僕がもっと若かった1980年代には、僕らは日本の文化を少しは経験することができた。僕はそれをすてきだと思っていたが、しばらくすると、次第に日本文化は消し去られて、韓国文化に置き換えられるようになっていった。あんなふうに攻撃的で気性の荒い人々を見るのは大変めずらしい。
僕は、江南スタイルについてこんな風に話した。「もしこれがアメリカ人の歌手で、PSYと同じようなことを韓国人に関して発言し、韓国で活動したら、どんな反応が起きるのか想像してみてくれ」と。
これに対し、僕はこんな返事を受け取った。
「韓国人は捕虜を虐待したことがあるのかい」と。
僕は答えたんだ。「あるとも。彼らはアメリカと連合国の捕虜を、自分たちから日本軍に志願しているときに虐待した。彼らは第二次大戦中、アジアの占領地で無実の市民を虐待し虐殺した。彼らはベトナム戦争中に、ベトナム人を虐待した。
『韓国人の守衛は、最も虐待的だ。』
バターン死の行進について記したユージン・C・ジェイコブ大佐
ビルマ鉄道の建設を見張っていた歩哨たちは『ばかで、捕虜の扱いに関しては、ときにはほとんど野獣のようだった。この言葉は特に韓国人の兵士たちに当てはまった。』
ウィリアム・A・ヘンダーソン中佐
韓国に十年暮らして、彼らはあまり自己省察的な文化ではないことが観察できた。彼らはアメリカや中国や日本のことを手厳しく批判するが、アメリカ人兵士たちを殺すように駆り立てるPSYの事例が示している自分たちの攻撃性は無視してかかる。」
韓国人はいつも、自分たちのことを、誰にも悪いことをしたことのない犠牲者であるかのように描こうとするが、実際には、自分たちがされてきたよりはるかに多くの悪事を行ってきた。この韓国人の偽善ぶりに、僕は腹が立つんだ。
読んでくれてありがとう。
下がPSYの反米ソング。
Kill those fucking Yankees who ordered them to torture
Kill their daughters, mothers, daughters-in-law, and fathers
Kill them all slowly and painfully
イラク兵を拷問してるあいつらファッキンヤンキーを殺せ
拷問を命じたファッキンヤンキーを殺せ
やつらの娘、母、義理の娘、父親を殺せ
ゆっくりと苦痛を与えながら殺せ
と歌っています。
イラクの捕虜の虐待という一部米兵らの犯罪行為を「殺せ」とまで言って非難する極端な姿勢と、一部日本兵の占領地での違反事例を誇張、一般化して日本を執拗に非難する姿勢。自分たちも同等のまたはそれ以上の悪事を行ってきながら、それには目を向けずに、他国の人々のことをあしざまにこき下ろす偽善的態度。これらをリンクさせて、慰安婦問題の説明に使うことはできるかもしれません。
(追記: さっそく作ってみました。)
PSY Anti-America: Expose the K-Hate & K-Hypocrisy (HD)
(反米PSY: Kのヘイトと偽善を晒せ )
(追記: 60万人の署名という件に関して確認してみたところ、下の返事が来ました。これを読むと、韓流に汚染されたきた日本の事情と大変似ているような気がします。)
言いたいことは、アメリカ人が(その数はどうあれ)Kpopに抗議する請願を立ち上げたということなんだ。だが、数字のことで間違えていたのはかえってよかったと思うよ。僕はアメリカ人が韓国人が集団になってしょっちゅうやってるのと同じように振る舞うのを見たくはないからね。
だが、アメリカ人は韓国人の多くは反米だということに気づくべきだと思うんだ。アメリカ人は韓国の文化を愛するのをやめるべきだときっぱり思うね。
僕が韓国の問題に詳しいのは、韓国人たちが自分たちの文化を、ここアメリカで、宗教の信者が宗教を宣伝するみたいに熱心に宣伝しているからだよ。
何かがおかしい、変だ、尋常でない。そう気づき始めている人たちは、少しずつですが増えてきているように思います。
2012年12月11日 (火)
アメリカから送られた貴重な資料 (2) 麗水・順天事件
以前、アメリカから送られた貴重な資料として、こちらにも度々コメントをいただいている方から送っていただいた、たくさんの貴重な資料の中から一部ご紹介させていただきましたが、今回もその中から興味深い資料をご紹介させていただきます。これは1948年10月19日に発生し、民間人8000人が虐殺された麗水・順天事件を報道したアメリカの雑誌LIFE(1948年11月15日号)の記事です。
「平和な天」を意味する順天で、赤い反乱の指導者たちは、監獄から政治犯を解放すると、報復すべき敵を名指ししながら町中の家から家へと先導させた。この協力により、反乱者たちは、市民約500人と警官100名を、韓国軍が順天(人口6万)を奪還する10月23日までに虐殺した。その後、韓国政府の番となった。LIFEのカール・マイデンは、再び報復が始まった様子を、恐怖を抱きながら目撃していた。彼は次のように打電した。
「今度は、韓国軍が、逃げた山から戻ってきた数名の警官の協力のもと、残虐行為に対し残虐行為によって報復を行った。我々は広大な運動場のわきから、順天の女や子どもたちと共に、彼らの夫や息子が忠誠心をふるいにかけられる様子を目ていた。下着姿にさせられた四人の若者が、ひざまずいて嘆願していた。一人は祈るように両手を掲げていた。突然嘆願する彼の両手が、口と鼻の中に押し込まれ、ライフルの台尻が、彼の歯を打ち砕いた。
彼らの後ろには、こん棒をもった二人の男が立っていた。この男たちは、歯をむき出して笑いながら、息を整えるために一休みしなければならなくなるまで、ひざまずく男たちの頭や背中を殴りつけた。サングラスと日本のヘルメットをかぶった一人の警官が、犠牲者たちの前で踊り狂っていた。
短い咆哮をあげながら、銃の台尻でひざまずく男の顔をなぐり、銃をくるりと回転させて銃口を男にむけ、銃を発射するまねをする動作を交互に繰り返していた。そして終いには、鉄のヘルメットをかぶった頭を下にさげ、懇願する犠牲者の頭めがけて、ねらいをはずさず、やぎのように突進した。
死体以外には空っぽとなってしまった市街に車を走らせると、そこで我々は、この残忍な報復行為の理由を目撃することとなった。死体が反乱者たちによって殺されたときのまま転がっていた。後ろ手に縛られた死体が山をなして積み重なっていた。警察の構内には、二つの死体の山があった。87名の市民と警官の死体であった。我々は川の近くでも、堤防や田んぼにグロテスクに横たわる他の死体を見た。通りには黒こげの焼かれた死体の山もあり、また略奪された店や家の傍らで、倒れたときのまま一人きりで横たわる死体もあった。
順天が血の海となった最初の恐ろしい数日間、犠牲者との関係が明らかになると共産主義者と政府のいずれかからの報復をうける可能性があるため、誰も死体が自分の身内であることを申し出ることができなかった。しばらく後、事態が沈静化すると、目を背けたくなるようなむくんだ死体の山の中から、身内を探しだすため、女性たちは運動場から散っていった。身内を見つけると、最初はじっとこらえている様子だったが、しばらくすると、彼女たちはヒステリカルに泣き出した。」
これらの事件の背後には、
1. 伝統的な事大主義の傾向の結果、日韓併合前と同じ「どの国につくべきか」という問題が再び先鋭化した。
2. 『セックスと嘘と従軍慰安婦』でも取り上げた、併合時代には階級間の対立として性質を変えていた朝鮮時代から残存する身分間の対立と反目が、1.の問題と結びつくことで、よりはっきりした形で顕在化した。
と考えられます。
この後、1950年6月25日には朝鮮戦争が勃発。身分間、階級間の反目と対立は、より大規模な「保導連盟事件」と呼ばれる虐殺事件へとつながっていきます。「保導連盟事件」の犠牲者は少なく見積もって20万、多い数字ですと120万人が虐殺されたと言われています。それに対し、併合時代、鎮圧のために、もっとも大きな犠牲者を生むことになった1919年の「三一運動」では、その犠牲者は韓国側の最も大きな数字でも7509名、日本側の数字では357名ですから比較になりません。
こうした争いから逃れて、戦後日本に渡り、在日という形で定着することになった人々も多くいます。
三・一運動以降は、武断的な朝鮮統治に対する反省が日本国内にも起き、文治的な統治へと政策が変更された結果、朝鮮は極めて平和な時代を迎えることになりました。
下は1925年。のどかな併合時代の朝鮮。
(話題はそれますが、併合前の朝鮮の写真として紹介されることのある着色された右の写真は、実は上の1925年の映像からとられたもののようです。同じショットが3分12秒あたりに見られます。)
併合時代は韓国(朝鮮)にとって、まぎれもなく、その歴史上最も平和で平等な時代でした。
慰安婦問題を含め、韓国による歴史歪曲と反日教育は、国民の憎悪を日本に向けさせることで、国内の反目と対立から韓国国民の目をそらし、国内の統率を計る目的もあると考えられます。
貴重な資料を提供くださり、ありがとうございました。
2012年12月10日 (月)
石と人
彼らは石を増やす。
我らは人を増やす。
動くこともなく口をきくこともない一つの石碑と、
動き、理解し、語ることのできる一人の人間。
どっちが雄弁でしょうか。
彼らが石を一つや二つ増したぐらいでうろたえることはありません。
私たちは、理解する人を増やしましょう。
真実を知る人たちを、もっともっと増しましょう。
海外からのメッセージ
韓国という国のあり方に疑問を感じ批判的な外国人はかなりおり、時々、次のようなメッセージをもらうことがあります。下のメッセージをくれたのは、黒人系アメリカ人の方。アメリカにはびこる韓国人売春婦に関する情報を「現代の慰安婦が晒されたぞ」というタイトルの一つ前のメッセージで送ってきてくれていました。「なんで韓国のことにそんなに興味があるの」と聞いた質問の返事が下のメッセージです。
韓国人は日本での人種差別のことでしょっちゅう文句を言っているが、彼らは、僕らが出会うどんな人間よりひどい差別主義者だ。
http://blackboyinkimchiland.blogspot.com/2010/03/my-bosss-dick-i-am-korean-part-1.html
最近、韓国の捏造を晒すことが僕の趣味になった。僕は君の動画の大ファンにもなったよ。
韓国人は独島のことでも嘘をついていると僕自身は、信じている。
下のメッセージをくれたのも黒人系アメリカ人。この人は歴史オタクで、特にアジアの近代史に詳しく、日本はアジアの西洋の帝国主義からの解放者であると信じている人。ふだんからしょっちゅうメッセージを送って来るのですが、今回は韓国人による日本の古代史に関する歴史歪曲についていろいろと書いています。
下はスペインに暮らす嫌韓スペイン人。(YouTubeをなさる方たちは彼のアイコンを見かけた方もいるかもしれません。「スペインに暮らす」とわざわざ述べたのは「日本に暮らす」方の嫌韓スペイン人もいるためです。)今回は、南京事件の動画を作れと、メッセージを送ってきました。彼はこれまで何度も何度も「南京虐殺の動画を作れ」とうるさく言ってきます。
この6部の偉大な動画と、
www.youtube.com/watch?v=VvFk2fPHHnk
また、この東アジアの戦争についてのすばらしい記事で、どうして日本が侵略戦争ではなく自衛のための戦争をしたかを読んだあとで、
www2.biglobe.ne.jp/~remnant/pacificwar.htm
世界の多くの人々が未だに「フェイク・オブ・ナンキン」を真実だと信じていることに、本当に腹が立つ。
ぼくは、君は「フェイク・オブ・ナンキン」についての動画を次の数週間または数ヶ月間かけて作るべきだと思うよ。
「フェイク・オブ・ナンキン」について、君にしつこいく何度も言ってきたのは自覚しているけど、南京虐殺はプロパガンダだということをはっきりさせることは本当に、本当に大切なことだと思うんだ。
だからどうか、どうか、『慰安婦神話の脱神話化』の第二部と第三部を作ったあとは、南京「虐殺」についての動画を作ってほしい。
現在の慰安婦に関する見方は急速に変化してきている。あと五年か十年もすれば地球上の全員が慰安婦は偽りの告発にすぎないことを理解するだろう
僕は君に同じことを南京虐殺のプロパガンダに関してもやってくれることをお願いする。
どうか僕に返事をくれ。それでは。
彼にも約束しましたが、2013年は、南京虐殺にじっくり取り組む予定でいます。
また最後に付け加えたいのは、韓国人の中にも、ちゃんと韓国の問題を理解して、それを正そうとしている人たちもいること。そういう人たちもWJFプロジェクトを応援してくれています。この人たちはもちろん「嫌韓」なわけではなく、本当の意味で韓国を愛している人たちといえるのですが。(もしかしたら私たちも・・・。真実を知らせることは、韓国のためになることですから。)
こういう人々と協力し、韓国や中国の嘘をどんどん囲い込んでいきたいものです。
下の画像は、竹島問題で韓国人とYouTubeで議論したことのある人たちの間では有名な韓国人のツイート。VANKに『慰安婦神話の脱神話化』に関する業務連絡。
君たちの嘘はやがて必ず暴かれる。真実を知った人々によって君たちは包囲されており、その包囲網はじわじわとせばまっているぞ、rhfu22君。
2012年12月 8日 (土)
情報戦とオセロゲーム
情報戦は、いくつかの点で、オセロゲームに似ていると思います。
オセロのルールは、
2. しかし、相手の石を挟み込むことによって、石の色を変えることができる。
情報戦も、
2. しかし、上手な対処の仕方で、それらのものがもつ意味を変質させ無効化していくことは可能である。
いくつかの実戦例を考えてみましょう。
(1)相手が石をある場所に置きました。
●
(2)これに対抗して、こちらが、負けじと、その隣に石を置きます。
●○
すると次に何がおきるでしょうか。
(3)当然、相手は白い石を黒い石で挟み込みます。
●○●
(4)するとこちらのおいた石はひっくりかえされてしまいます。
●●●
日本も情報戦において、このやり方でやり込められている事例が多くあります。上の実戦例での決定的な禁じ手は、相手の手を打ち消そうとして、相手の石の隣に石を置き、対称的な構図を作ってしまったことです。
●○
具体例を挙げるなら、今年の夏に起きたニコンサロンの慰安婦写真展騒動。
(1)相手が石をある場所に置きました。
(ある韓国人写真家が慰安婦の写真展をニコンサロンで開くと発表しました。)
●
(2)これに対抗して、こちらが、負けじと、その隣に石を置きます。
(たくさんの人たちがニコンに抗議をし、写真展は中止されることになりました。)
●○
(3)当然、相手は白い石を黒い石で挟み込みます。
(韓国人写真家がニコンを訴えると共に、海外メディアが大々的にこの出来事を報じました。)
●○●
(4)するとこちらのおいた石はひっくりかえされてしまいます。
(結局写真展は開かれることになったばかりか、「事実を隠蔽しようとする醜い日本人と、真実を世界に伝えようとする正義の韓国人写真家」という間違った図式が世界に大々的に報道されて世界中の写真家が日本やニコンを批判するようになってしまいました。
●●●
オセロのルールを知らないと、相手が黒い石を置いたのだから、こちらも対抗して白い石を置かなくてはいけないと考えがちですが、対抗して石を並べたところで、相手の石をひっくり返すことはできないばかりか、このように逆にこちらの石がひっくりかえされてしまいます。
現在韓国人たちは、アメリカに慰安婦の碑を次々に増やしています。オセロでいうとこんな感じでしょうか。
●●●●●●●●●●
しかし、上手に挟み込めば、
○●●●●●●●●●●○
相手の石の数が多いほど、形勢は簡単にそして劇的に逆転します。
○○○○○○○○○○○○
オセロのうまい人ほど、ゲームの中盤までは相手に石をどんどん取らせます。そして盤面が相手の石の色で埋め尽くされたところで、鮮やかに石をひっくり返してしまいます。
石を取り除こうとすることよりも、石の色(意味)をひっくり返していく、そこに知恵をしぼっていくことが必要であると思います。
今年は、パリセイズ・パークに国会議員の方たちが訪問して、慰安婦の石碑の撤去を要求する出来事もありました。石碑の撤去をアメリカ政府に要求する署名も行われました。嘘だらけの石碑を取り除こうとした方たちの思いは当然なものであり、偽りを正し日本の名誉を守ろうとするその行動は大変貴いものですが、オセロゲームで相手に「そんなところに石を打つな」といって、相手の石を取り除こうとすれば、フェアな戦い方でないのと同じように、情報戦においてもこれはフェアな戦い方ではありません。単にフェアでないというだけでなく、相手の石を取り除こうとした時点で、敗者の判定を下されてしまいます。
実際、パリセイズ・バークで石碑の撤去を要求した国会議員の行動は、アメリカのFOXニュースで、恥ずべき行動として、全米に大きく報じられてしまいました。
情報戦とは、相手に反日プロパガンダをやめさせること、またそれを除去することではありません。(残念ながらそれは絶対に不可能です。)相手の発する情報や主張の意味を変質させ、無効化させていくこと、そのことが情報戦の目的であり、このゲームの唯一の正しい戦い方です。
オセロと同じように、盤面が相手の石で埋められていくのははがゆいものです。しかし、席を離れたり、この戦いを放棄することは許されません。相手が嫌な手を打ったからといって、相手の石を取り除いたり、盤面をひっくり返すこともできません。我慢強く盤面と向き合い、相手の石をひっくり返せるように知略を尽くしていくしか道はありません。
このゲームは非常に時間がかかる。手間がかかる。面倒くさい。頭脳戦であり、地道で粘り強い努力が必要である。しかし、このゲームのルールをよくよく知悉して、このゲームに参加してくださる有能で我慢強いプレーヤーが、日本にはもっともっと必要です。
2012年12月 7日 (金)
「真の保守」とは何か
日本人と、外国人(特に西洋人)のものの考え方に顕著な違いがあるとするならば、それは、日本人は「二元性を嫌う」ということではないかと思います。
物事を「あれか、これか」の二つにはっきりと峻別した上で、片方を選び、他方を排除する。これは特にキリスト教の影響の強い西洋文明に顕著に見られる考え方です。
日本人が伝統的に「あれか、これか」といった、二元的思考を持たなかったこと、もっと素朴に自然にシンプルに考える人々であったことは、日本には、西洋に見られる宗教戦争のように信条の違いによって血と血を洗うような歴史や、信条内容の違いにより誰かを死に追いやる異端審問のようなものが存在しなかったという事実にもはっきりと現れています。「日本のアニメには明確な善人と悪人が登場しない」といった指摘もよく耳にします。
このように二元性を嫌う日本の伝統的風土の中で「保守」とはどのようなあり方のことをさすのでしょうか。
「保守VS革新」
「保守VS反日」
「右翼VS左翼」
といった二項を立てて、片方を是とするというのは、日本の伝統的な思考でないことは、既にお解りいただけると思います。
「真正保守」という言葉がありますが、自らの正統性を強く標榜し、他の立場を「偽物」として排除する教条主義的で偏狭な響きを持つこの言葉は、その真正性の主張とは裏腹に、むしろ二元性を好む西洋人やキリスト教の姿勢に近いものであり、日本の伝統的精神を反映してはいないように思われます。
すると、日本人の伝統的な精神の姿に合致した「真の保守」のあり方とはどのようなものでしょうか。
この問題を突き詰めていくと、「保守」という、私たちを特定のあり方に固定したり、条件づけたりする言葉そのものが抜け落ちて、ただ「日本人が日本に対して真摯に責任を果たす」ということだけが残るのではないかと思います。ここでいう「日本」とは、2012年現在、私たちが目にしている時間的に切り取られた「日本」のみならず、その歴史の黎明から、子々孫々の代に至るまでのすべての時代を包摂した一つの共同体としての「日本」を指します。その一員である今の私たちが、時代を超えた共同体としての「日本」に対してどう責任を果たすのかという問題ですから、こう考えると、単なる「反日」や「左翼」への反作用としてではなく、より広い客観的な視野をもって、現在日本が直面する個々の問題と取り組めるようになるのではないかと思います。
「保守」が、「左翼」や「反日」に対する反作用やアンチテーゼに過ぎないものであれば、将来必ず新しい反作用を招きます。そうならないためにも、もっと深い根底に根ざし、二元的な枠組みを超えた「保守」のあり方を私たちは探るべきでしょう。
2012年12月 5日 (水)
捏造と歪曲
驚くべきニュースが2chのスレッドで紹介されていました。なんと、あの韓国が飛行機の起源まで主張しはじめたとのことです。スレッドの記事を読んで見ましょう。
【速報】 韓国 「ライト兄弟は韓国のパクリ。世界初の飛行機を作ったのは韓国。アメリカは歴史を学べ」
高麗時代に管理人が空を飛ぶ機械を作って、緊急対応したことで、王からの賞賛を受けたという記録もある。
これが事実かどうかを確認することは難しかったが、しかし、李圭景(1788~1856)が書いた記録では
晋州城が倭軍(日本軍)に包囲された時、空を飛ぶ車が城中に入って来て城主を乗せて人命を救??ったと記録されていることが分かった。
また同様の記録として朝鮮後期の実学者であった申景浚(1712~1781)は当時飛行機を作られていたと記録されている。
この飛行機は4人を乗せることができ、外観はトキ(あるいは白鳥)のような形だったという。
韓国空軍士官学校では、当時の飛行機の復元を進めていたが、ついに復元することに成功した。
下記にその証拠写真を示す(画像) ※米国ライト兄弟よりも早く実用化していた韓国の飛行機である
http://newsplus.chosun.com/site/data/img_dir/2012/12/03/2012120300686_1.jpg
http://newsplus.chosun.com/site/data/img_dir/2012/12/03/2012120300686_2.jpg
詳細 韓国最大の新聞社 朝鮮日報 本紙 (韓国語) 2012/12/3
http://newsplus.chosun.com/site/data/html_dir/2012/12/03/2012120300894.html
◆参考◆
ライト兄弟は、アメリカ出身の飛行機の発明者で世界初の飛行機パイロット。
兄弟で研究を続け、1903年に飛行機による有人動力飛行に世界で初めて成功した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E5%85%84%E5%BC%9F
画像(1903年) 米国の飛行機
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/95/Wrightflyer.jpg/800px-Wrightflyer.jpg
画像(1700年代~) 韓国の飛行機
http://newsplus.chosun.com/site/data/img_dir/2012/12/03/2012120300686_1.jpg
これが今回復元された、韓国人がライト兄弟より400年前に発明した飛行機の写真だそうです。
なんと韓国人は恥知らずな人々なことでしょうか!!
しかし、実はこのスレッドの内容は完全な捏造と歪曲です。
元の朝鮮日報の記事を機械翻訳してみれば分かりますが、そのようなことは書いてありません。「竹と木綿、マクンと画仙紙などのみを用いて飛車(凧のようなもの)を復元」と元の記事には書かれてあり、この飛行機の写真が復元された「飛車」であるなどとはどこにも書いてありません。
韓国人による捏造や歪曲によって苦しめられている私たちですが、悲しいことですが、実は日本人の中にもこのような捏造を行う嘘つきが存在します。
有名なのは、次の例。
皆さんは次の絵をご覧になったことがありますか? (クリックすると拡大してご覧になれます。)
女優の小林千登勢さんが戦前朝鮮で暮らしていたときの経験をまとめた『お星様のレール』という絵本からの抜粋として、戦争が終わり引き上げるときに、幼い少女だった小林千登勢さんが、朝鮮人にレイプされたという話が上の画像の中には描かれています。
しかし、実はこの話と画像も完全な捏造と歪曲です。本当の絵本の内容は次のようなものであり、小林千登勢さんは全く別の話を書いておられます。(その他のオリジナル画像はこちらのブログで見られます。)
実際に、日本人が終戦時朝鮮で殺されたりレイプされたりという出来事はありました。和夫一家殺害事件のような残酷な話も知られ、私自身も韓国人から、「光復」時の驚くべき話を聞いたことがあります。しかし、どんな目的であれ他人の著作物を改竄して流布するようなことがあってはなりません。
私たちが知っておかなければならないのは、日本人の中にも、このような捏造と歪曲を行う輩が存在するということです。目くそが鼻くそを笑うといいますが、やっていることは全く同じ。
私たちは、私たちの国を愛する思いが、どれだけの「真実」、正しい知識や情報に裏付けらたものなのか、あるいは単に嘘や誤解、誇張や歪曲、間違った情報によって煽られた「憎悪」を裏返したものに過ぎないのか、今一度よくよく点検してみる必要があると思います。
日本を長く苦しめ、将来の日本人をも長く苦しめ続けるであろう反日プロパガンダの捏造や歪曲に、真摯に取り組み立ち向かっていかなければならない私たち日本人が、彼らと同じことをしていてはだめです。
祖国を愛する姿勢が健全なものとして国民の間に子どもから老人まで広く普及し、そしてそのような時代が長く定着していくためにも、醜い行為を排除し、偽りを憎み、国を愛することを美しいものとして守っていかなくてはなりません。
2012年12月 4日 (火)
10分で分かる慰安婦問題
いつも、WJFプロジェクトの動画を熱心にご覧くださっている方が、WJFプロジェクトの動画やブログの記事の内容を「10分で分かる慰安婦問題」という動画にまとめてくださいました。
最初は、よく作り込まれたシナリオを送ってくださり、このシナリオにそって10分の長さの短い動画を作るように勧めてくださったのですが、作成中のものがあることもあり、「自分で作ってみてください」と逆にお勧めしたところ、本当に動画の作り方を勉強されて、動画を完成させてしまいました。
「動画作りが楽しい」とおっしゃっておられ、今度は竹島に関するものを作ってくださるそうです。
Hisa Toshi様、ありがとうございました。新しい作品も期待しています。
2012年12月 3日 (月)
長かった3年3ヶ月
衆議院選挙が公示されます。長かった3年3ヶ月がようやく終わります。
日本にとって、宮崎の口蹄疫や東北の大震災などの自然災害、トヨタバッシングや尖閣問題、竹島問題、北方領土問題などの外患、また外国人参政権やら、人権法案やら、TPPやら多くの日本を破壊しようとする内憂との息つく暇もない戦いに追われた3年3ヶ月でしたが、中央道のトンネル崩落は、「コンクリートから人へ」という不毛なスローガンを繰り返してきた民主党政権が日本の国土にどんな荒廃を招いてきたかを、最後に国民に対して如実に告げ知らしめることになりました。
2009年の衆院選では、民主党政権の樹立を阻止すべく、YouTubeで「日本を愛する日本国民の会」なるものを志を同じくする方たちと立ち上げたり、大きな声をあげて呼びかけていましたが、今回は落ち着いて選挙の結果を見守ることができそうです。
愛国心に目覚める人たちもふえ、日本はようやく新しい時代を迎えますが、これから私たちに必要になるのは、いかに保守の数をふやすかのみならず、いかにその質を高めていくかということであろうと思います。この時代が一過性のものとならず、長く安定して続き、将来の日本のために多くの実りをもたらすためにも、私たちは広い視野を持ち、バランスのとれたものの見方を心がけ、よく学び、日本の保守のあり方というものを自ら自己点検して、一層の向上と精進に努めていくことが求められていくと思います。
それにしても、皆様本当にお疲れさまでした。
はらわた煮えくり返る
あるブログからのアクセスが最近増えており、なんだろうと見てみたら、はらわた煮えくり返るような記事を見つけました。どなたがかコメント欄に当ブログへのリンクを貼ってくださったようです。
上の動画のコメント欄を翻訳したものですが、引用して紹介させていただきます。
■ 南京大虐殺の情報は正確な話ではないらしいけどね。国民党軍と共産党軍の戦いによる犠牲者の数をアメリカが日本軍の虐殺としてカウントしてたらしいじゃないか。そのうちの何人かは日本人が殺したんだろうけどね。そう言えば、トルーマンが後にこう言ったそうだね。もし原爆をドイツ人が使っていたら彼らは犯罪者と言われていただろうとつまりそういう事だよ フランス
■ 当時のアジア人なんか完全に第三世界(奴隷)扱いだったんだから。誰もまともにカウントなんかしてないさ(失笑) ドイツ
■ 僕の友達が日本人はレイシストだって言ってたよ。彼らは中国人や東南アジアの人に比べて自分たちは優れていると考えているらしい。だからきっと彼らは自分たちも植民地と奴隷を持つ資格があると思っていたんじゃないかな。ところで君はその人のバックボーンで死んだ人のカウント数が変ると本気で思っているのかい? スゥエーデン
■ もちろん、そう思ったから彼らも行動に出たんだろうさ。でもまぁ俺をそう責めるなよ。戦争なんてのはな、元々みんなそういレイシズムから端を発して他民族を殺す事からはじまるもんなんじゃないのかい?ドイツのkrauts。ベトナムのgooks。ソマリアのskinnies。ロシアのivans。そして日本のjapsって、相手の国を汚く罵りあってさ。中国で起きた事なんか、ぜ~んぜん目新しい事何一つない。普通のいつも何処かで起きてる出来事の一つじゃないか ドイツ
■ どこにでもある人種差別と言うには彼らが東南アジアや中国で殺めた数百万もの命はあまりにも常軌を逸している。しかしホロコーストのような残忍な虐殺を繰り返す。帝国時代はWW2で終わりいつまでも科学技術と人種差別が手を繋いでる時代ではないからね スゥエーデン
■ 広島と長崎の後に東京に原爆を落とさなかった事はアメリカのミステイクだ! マレーシア
■ 何で既に降伏してる相手を更に殺す必要があるんだよ? アメリカ
■ 日本はすぐに降伏しなかっただろ!!アジア各国は彼らの軍事的独裁政権の為に犠牲になったんだ! マレーシア
■ そう言えば確か日本は長崎の後2週間降伏しなかったんだよね イギリス
■ 日本人は恥を知れ!!!12歳のいたいけな少女を性奴隷にしやがって!!!彼らは20万人のアジアの女性を性奴隷にしやがったんだ!!!なのに、あいつらは「ごめんなさい」の一言もないんだ。しかもあざとい嘘までつきやがる日本人は世界一醜い恥知らずな連中の集まりなんだ!! 韓国
■ つまりあれだろ?チャイナが本当に怒ってんのは日本が出て行ったおかげで中国が共産主義国になっちまった事なんだろ? アメリカ
■ んなわけあるか! アメリカ
■ 日本が犠牲者だって?そんなのは猟奇的殺人鬼が自分が犠牲者だと言うぐらい馬鹿げた話だ 香港
■ バ~カ イギリス
■ このドキュメンタリーを見る限り日本にも同情すべき点がある事は確かだと思う。彼らにとって米国をはじめとする西欧パワーによる圧力は生半可な事ではなかっただろう。人間極限まで追い詰められれば何をするか分からない最悪の結果をもたらす事もあるだろう。ただ彼らが自らの行動を犠牲者だったという言い訳する事は確かにおかしい オーストラリア
■ 彼らが追い詰められてただって?じゃあ追い詰められてた彼らが何だって中国を侵略したりなんかしたんだよこっちはパールハーバーが始まるずっと前から戦争が始まってたんだ自らの行為から招いた結果の何処が犠牲者だと言うんだい? 香港
■ 日本は英国と友好条約を結ぼうとしていたんだ。しかしそれは米国の圧力によって破断にされてしまった。それに彼らが有色人種だった事も孤立を招いた要因の一つだろう。米国は日本の経済状況を悪化させる為にエネルギー資源補給路を遮断したし。西欧列国に比べれば彼らが侵攻した地域が遥かに小さい。君たちは彼らもまた犠牲者だったと認めてこそ本当の意味で彼らのした行為を咎める事ができるんじゃないかな? オーストラリア
■ じゃぁ、あんたは自分の金を奪った相手をあいつも犠牲者だったと言う事が出来るのってのか? 香港
■ 君は僕の言ってる事を本質的に理解できてないようだね。要するに彼らは戦争を起こすきっかけを作ったから加害者呼ばわりされてるだけで本当は戦争を起こした時点で彼らは既に被害者だったと言う事だよ。だってそうだろう?大英帝国をはじめとする西欧列国がこぞって世界中を植民地化していて日本が同盟を結べる相手すら見つけられない状態だったんだからそれで追い詰められた日本が攻撃を余儀なくされてしまったとしても仕方のない話じゃないか オーストラリア
■ いかなる理由があろうとも強盗は強盗だ!!少なくとも彼らは中国を侵略して私腹を肥やそうとした事はまぎれもない事実だろうが!! 香港
■ 要するに彼のした事はスペシャルではないという事だよ。西欧列国はぜ~~~~んぶ日本がした事と同じ事をしてきた訳さ。もっといえばナチスがした行為もスペシャルではない。アメリカもメキシコと戦争した時に成果を急ぐあまり化学兵器を使用したという前科もある。日本を帝国帝国と君たちはあたかも彼らがスペシャルな存在であるかのような言い方をするけど、それを言うなら西欧列国全てがスペシャルだったんだよ。アフリカを見てみな。あれが帝国主義の侵攻が残した成れの果てだ。君も覚えておくと良い、国際関係に良い人は存在しない。外交で性善説なんて絵空事を唱えているようじゃダメなんだ ブラジル
■ 勘違いしないでくれ、僕は彼ら自身が被害者だったと言う事には同意してない。ただ、彼らが米国による辱めを防ぐ為に英国との同盟を模索している矢先に人種差別的な扱いを受けて米国に交友を遮断されてしまったという事。それが開戦のきっかけになったという事は君にも分かっていて欲しいと思うんだ オーストラリア
■ わぉ!もしかしてお前は精神薄弱者なのかい?お前はその西欧列国の被害者である日本が開戦前にどんな事をしていたか知ったうえでそんな事を言ってるの?僕は君のたわごとを誰かが閲覧して信じ込んまない事を心から祈るよ。君は世界最高の精神薄弱者だ! アメリカ
世界の人々が日本に対していだくイメージは近年大変向上したものの、その反面で、世界の多くの人たちがいまだに日本の歴史に関して間違った理解をもっていることも、否定のできない事実であると思います。
この誤解を解いていくのには、一つ一つ事実を洗い出し、効果的な方法で並べ、相手の目線に立って、わかりやすく説明をしていく。丹念で地道で、かつ一定の戦略性をもった取り組み以外には、この誤解を解消していく道はないと思います。
前途遼遠であることを感じます。
「あった」と「なかった」の間
いつも、ニコニコにWJFの動画を転載してくださっているanifunkさんという方が、『慰安婦神話の脱神話化』第一部をニコニコ動画に転載してくださいました。
動画のコメントを読みますと、元慰安婦に向けられている罵倒の数々。
その中で「日本人自身がこの問題の争点を正しく理解していない」と書かれている方がいらっしゃいますが、コメントを拝見して同じ感想を持ちました。
「狭義の強制連行だけが強制ではない。就職詐欺や人身売買も広義の強制連行で、日本政府が悪い。謝れ。」という、吉見義明のような左翼系の立場。
「慰安婦問題に関して日本に向けられている非難はすべて根拠のないいいがかりであり、日本の慰安婦制度には何の問題も違法性もなかった」と主張しがちな日本の保守陣営。
どちらの立場も、慰安婦問題の全体像を正しくは説明していないと考えています。
しかし、同時に別の言い方をすれば、「慰安婦制度は問題があった」という主張と、「慰安婦制度は問題がなかった」という主張の、いずれの主張も正しいとも言えます。
慰安婦問題はそれほど複雑であり、安易な一般化を許さない重層的な構造をもった問題です。
また「志願か強制か」「強制はあったかなかったか」「慰安婦は性奴隷か否か」といった「あれか、これか」の二者択一の問いによっても、答えられない問題です。
この複雑な問題に関して、様々な事実は明らかにされてきたものの、「問題があった」という事実と「問題がなかった」という事実の二つを、総括し橋渡しするような、全体論的な理論化や体系化、一般人にも分かりやすいシンプルな説明が、専門家によっても十分になされないまま今に至っているという思いを強くもっています。
それが、この問題の紛糾にもつながり、海外においては、韓国のプロパガンダが付け入る隙を与えてきたと思います。日本人がこの問題を正しく理解していないとするならば、まして外国人が理解できるわけがありません。
国内での問題理解が一定の段階から先に進まず深まらないないまま、海外では韓国人が騒ぎ続け、外国人がありもしない話を信じ続け、それに対して一般人が、十分に練り上げられた理論武装もないまま、素手で対応してきたのがこれまでの現状ではないでしょうか。
『慰安婦神話の脱神話化』の制作を通して、大変悩んだのも、「問題があった」と「問題がなかった」という二つの事実を、いかに上手に橋渡しをし、問題の重層的な構造をシンプルにわかりやすく説明するかという点でした。
元慰安婦を罵倒することに関しては、韓国のプロパガンダを利するだけですので、日本人はもっと腹黒く計算だかくあってもよいと思います。
韓国人元慰安婦たちは演出家や興行主の意のままに動く役者に過ぎません。必要なのは、役者の演技に一喜一憂を示す観客のように振る舞うことではなく、この劇場型のカラクリそのものを見抜き、演劇の公演そのものを成立不能にさせることです。
YouTube版ののコメント欄にわらわらと現れている韓国人たちの気持ちを腹黒く想像するならば、彼らが嫌がっている点があるとすれば、それは、この動画が慰安婦に対する同情を一旦はっきりと表明した上で、演出家や興行主である韓国政府や活動家たちに非難の矛先を向けている点ではないかと思っています。この演劇の興行が継続できなくなることを彼らは恐れます。
今回の動画作りに大変参考になる視点を与えていただいたブログとしてあらためて、長年慰安婦騒動をねばりづよく観察し、分析されてこられた「続・慰安婦騒動を考える」を紹介させていただきます。慰安婦問題に関する韓国のプロパガンダに対応しようと取り組んでいらっしゃる方たちに、戦略作りのため、ぜひ参考にしていただきたいブログです。戦略とは、A地点からB地点にたどり着くのに、直線ルートを進むのではなく、いかに効果的な「迂回路」を見つけるかということだと思いますが、このブログは、特に慰安婦問題においては、「急がば回れ」の発想が必要であることを、また、結果の評価というフィードバックを通して戦略を絶えず進化させ洗練させていく必要性を、さまざまな事例の分析を通して教えてくれているように思います。
2012年12月 1日 (土)
『慰安婦神話の脱神話化』第二部 予告編
"『慰安婦神話の脱神話化』第二部: 実際に何が起きなかったのか"予告編です。
実際には第二部の冒頭部分ですが、「予告編」として紹介させていただきます。
この女性たちはたしかにあの「かわいそうな慰安婦」の一人であることを。
しかし、私たちは不思議に思う。
あの三つの問題のどれが、彼女たちの悲劇の具体的な原因だったかを。
彼女たちは貧しい親に売られたのだろうか。
彼女たちは強欲な慰安所経営者に騙されたのだろうか。
彼女たちは兵士に動員されたのだろうか。
私たちは本当の原因を知らなくてはならない。
なぜなら、
同じ悲劇が繰り返されているからだ。
同じ国で。
同じ人々によって。
同じ制度の下で。
あの頃とまったく同じやり方で。
これらの偽善者があなたの注意を遠い過去にそらし、本当の原因を隠蔽しているそのすきに。
私たちはこの悲劇を防ぐために、真の原因を明らかにしなくてはならない。
「何がおきなかったか」を明確にすることによって。
歌はフランスの作曲家ガブリエル・フォーレの「ゆりかご」(Les Berceaux)。港町の女が、自分と子どもを捨てて立ち去っていく船乗りへの思いを切々と歌った歌です。
うねり浅く 凪いで揺れて
女の手が 揺らす籠の
無きが如く 続く埠頭
やがて来たる とわの別れ
女たちが 泣いて縋る
男たちは 海と空の
極み求め 碇上げる
港遠く 過ぎて霞む
船が岸を 離れゆく日
心引くは 去った丘に
残してきた 揺りかご
話題からそれますが、フォーレにはAprès un rêve (夢のあとに)という大変有名な歌曲もあります。盲目のテノール歌手アンドレア・ボチェッリの歌でお楽しみください。
第三部で取り上げる、韓国政府によるE6ビザの導入という間接的支援のもとで、米軍の軍用売春のため、韓国人風俗業者によって21世紀になっても行われていた就職詐欺と人身売買。それが問題化した2003年、米軍は表向き「ゼロ・トレランス方式」(zero tolerance polocy)を導入し、キャンプタウンでの売春行為を一切禁じますが、(女性への性病検査の強制、つまり管理売春はいまだに行われている)、この表向きの禁止が、「エンターテイナー」と呼ばれる女性たちとの同棲と擬装結婚の増加を招きました。米兵たちは任務を終えてアメリカに帰るときには、この元「エンターテイナー」の妻と子どもを遺棄してアメリカに戻ります。この歌は、そのような悲劇を紹介する第三部への伏線にもなっています。
これに続く部分から、例のばかばかしいパリセイズ・パークの石碑の検証に入っていきます。いかに韓国の嘘と歪曲が、女性たちの悲劇の真の原因を隠蔽し、その再発防止を妨げきたか。韓国の嘘を信じ、支持し、加担することが、どれほど女性たちの権利を守ることと正逆の結果をまねく愚かしい行為であるかを噛み含めるように証明していきます。
韓国人の嘘を唯々諾々と信じ、これをサポートしているアメリカの政治家やらジャーナリストのような人たちを「ナイーブで知性を欠いた人種的偏見にとらわれたかわいそうな人たち」と少しでも囲い込んでいけるようになることを期待しています。また万一彼らのような人たちの幾人かでもこの動画をみてくれる機会があれば、おもいっきり恥ずかしい気持ちになってもらうことをねらっています。偽善はアメリカ人がもっとも嫌うところだそうですが、ファンダメンタル(キリスト教原理主義的)な傾向を強く残す彼らの良心に、「偽善者よ、他人の目のなかのおがくずをとやかく言う前に、自分の目の中にある丸太をなんとかしろ」という聖書の言葉を塩のように塗りこんでいきます。「韓国人の主張を支持することは自分にとって不利になる、自分のイメージに傷がつく」という意識をもってもらうことができればしめたものです。
そのほか、
・極力、和のテイストを廃し、日本人からの一方的な情報発信という印象をもたれないようにする。
・日本人による自己弁明という印象を持たれることを避ける。
・相手の依拠する価値観(キリスト教や西洋美術)を多用する。
・そこはかとなくアカデミックな雰囲気を漂わせて動画を権威づける。(タイトルなど)
・善悪の構図を明確にし、攻撃対象をはっきりさせる。(慰安婦活動家、偽善者という言葉の反復)
・女性への同情を明確にしめし、問題解決の目標(悲劇の防止)をはっきりさせ、相手の正義感にそって説明する。
など海外の慰安婦神話を信じ込んでいる信者たちを「脱マインドコントロール」し「脱会」させるために、いろいろな工夫をしていますが、うまく功を奏するでしょうか。
『慰安婦神話の脱神話化』第一部(英語版)で、引き続き意味不明なことをわめいている例の韓国人たち。その中の一人、StopTripTripTrippin君は、コメント欄で竹島古地図比較動画の反論をしたり、『危機に瀕する日本』への反論を行うなどよくわからない行動をとっていますが、察するに、慰安婦問題に関して、韓国の主張のおかしさに気づいた人が、竹島問題など他の問題に関しても韓国の主張を疑い始める、そのようなドミノ倒しを恐れているのではないでしょうか。それは実際に起きうることだと思います。彼らが「20万人の女性が拉致された」とか「数十万人女性が拉致された」などというばかばかしい嘘を公然とついてくれるおかげです。これをうまく活用し、きちんと情報発信すれば、このような嘘は容易く嘘であることは証明できますし、かえって私たちに有利な宣伝材料として活用することができると思います。WJFプロジェクトのみならず、さまざまな方たちがこれまでも奮闘していらっしゃいますが、焦ることなく、引き続き、丹念で地道で粘り強い情報発信を継続していくことが大切だと思います。
なんとかがんばって年内に全篇完成させ、DVDを皆様のもとにお届けしたいと思っています。(日々奮闘しておりますが、御存知のように予定より遅れがちなのが実情です。)企画した当初は「簡潔な慰安婦動画」を予定していましたが、結果的にはかなり長大な大作になりました。ただ慰安婦問題の本質部分に、よりストレートに切り込む内容になると思います。
2012年は図らずも慰安婦問題にどっぷりと取り組んだ年になりましたが、ふりかえって思うことは、慰安婦問題の研究は、国内ではある段階でストップしてしまっていること。特に海外にむけた問題の十分な定式化が研究者によって全く行われないままになっていること。河野談話が問題の正しい理解を歪めてしまっていることは言うまでもありませんが、それを乗り越えるような理論化、体系化がいまだ十分になされていないこと。これが慰安婦問題に関する動画づくりを非常に困難なものにした一因でもありました。道なき道をたどるように組み立ててきた『慰安婦神話の脱神話化』。海外にむけた説明の一つの試みとしてわずかでも効果をあげられたらと期待しています。
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