浅田真央選手を守れ(7)
今日はこれまでのまとめです。
浅田選手の問題を通して、日韓の問題のカラクリが見えてきました。
●浅田選手とキムヨナを必ずセットにして取り上げるマスコミ
●日本のあらゆるものについて「対称性の構図」を作り、自分たちに有利な状況を作り、奪おうとする韓国。
●その背景には、朝鮮を長く支配していた身分制における「対称性の構図」が存在し、彼らは搾取する側に自分たちを配置し、搾取される側に日本を配置しようとしてきた。
この問題の理解のために下の二つの動画をまだご覧になっていない方はぜひご覧ください。
ハーバード大学のエッカート教授の『日本帝国の申し子』には、19世紀末までは、「朝鮮人」というはっきりした民族意識は存在しなかったと書かれています。両班は自分たちは中華の一部だと考えていたし、賤民階級はそもそも人間の資格すらもっていませんでした。
朝鮮における搾取の激しさは、もう「お前らと一緒に生きたくないわい」と同じ民族が、二つの国に割れてしまうほど、苛烈なものだったということです。戦後朝鮮で起きたのは、このアメリカの雑誌の記事に書かれているような朝鮮人同士の激しい反目と殺し合いでした。主に搾取されていた側の朝鮮人は共産主義に傾倒し、ソ連や中国に事大し、北朝鮮を作った。
搾取されていた人々が抜けた穴を、彼らよりも勤勉でかつ羊のようにおとなしい日本人が埋めているわけです。いわば「日本人総賤民化」です。
同じ過ちが何度も何度も繰り返されているのに、学習しないのか、抵抗できなくされているのか。「対称性の構図」の中にやすやすと取り込まれてしまう企業や個人が後を絶ちません。
「マスコミ」カテゴリの記事
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コメント
経済界はキョトンとしているだけではないと思いますよ。もし本当にそうだったら日本はとっくにつぶれています。失われた20年、理不尽で不条理な条件を叩きつけられながらも、沈没せずに頑張っています。ただ、竹のようにしなるからポキっと折れない強さがある。そういう強さが日本にあるのは同意です。
投稿: 風 | 2012年12月20日 (木) 23時36分
>ただ救いなのは、日本はなぜか負けても勝つことです。なぜか物事がいい方に転んでしまうことです。
ただその僥倖にばかり頼ってもいられません。
ええ、80年代にアジア通貨を作らなかった(作れなかった)のは、【なんとなく勝っちゃう日本】の1つの例だと思います。
ドイツはユーロを操る事で、(ドイツ経済的には)今絶好調ですが、ユーロ全体を考えた場合、最終的な
責任を取らなければいけません。ユーロを1つの国として考えた場合・・国における中央はドイツな訳ですから。
南欧が脱退した場合、ユーロはドイツマルク化して最終的には値上がりすると思います。ドイツは困るはずです。
そして、さらに値上がりしたユーロにフランスはついていけないでしょう。(フランスの抜けたユーロって、どう見ても単にドイツ帝国です(笑 )
(偶然)国境を守ったというのが、【日本の最後のツキ】だったのかもしれません。多分、チャンスはもう来ないでしょう。
今、チャンスを生かせるか?・・【ナヨナヨ】した日本は、結構こういう時に強いと、わたくしは信じてます。
【ナヨナヨと刀】これが世界最古の国を守ってきました。
最終的には、【甘い思い出のために死ねる】・・日本文化の恐ろしいところだと思います。
投稿: カラコ | 2012年12月20日 (木) 17時52分
ペルーの日本大使館人質事件が起きたとき、中央公論か文芸春秋に
面白い記事が載りました。アメリカでコンピューターセキュリティの仕事をして
いる専門家だったと思うのですが、その記事の内容は以下の通り。
アメリカは日本政府がペルーに向けて発信している通信をすべて
傍受している。スーパーコンピューターを数台使えば、電話回線から必要
な会話だけ拾うことは容易にできる。
日本は世界でもトップクラスのスーパーコンピューターを作っている国なのに、
日本の官僚、政治家のところに行ってその話をしても、若手は興味
を持ってくれるが、幹部クラスの人間からは「それがどうした」と
いう反応しか返ってこない。そのくせ最新の通信機器の性能に
ついては、全く無知無関心である。
太平洋戦争中、アメリカ側に通信を傍受されて大敗した歴史がある
のに、この国の支配層の体質は全く変わっていないようだ。
もはや若手に期待するしかない。
こういう趣旨の記事でした。インターネットを効果的に使って対外宣伝工作
をするのは外務省の仕事ですが、優秀なはずの官僚はこういう分野は
全くダメですね。管理人様のような民間人の力を結集して奮闘する
しかありません。
投稿: アキレス | 2012年12月20日 (木) 07時31分
カラコさん、的確な情勢分析ありがとうございます。戦略的、俯瞰的、地政学的な思考をしてくださる方がいることに、大変心強さを覚えます。日韓の問題は由々しき問題ですが、日韓だけを見ていては問題を正しく理解することはできません。背後には韓国の事大主義があり、事大先としてのその時代、その時代に優勢な勢力があるからです。また、国と人を分けるということも御指摘いただいた中で大切な点だと思います。保守の人々の見られる完全に間違った姿勢の中に「チョンが」とか「シナ人が」とか、人に蔑視や憎悪や敵意を向ける点があります。この傾向は、保守の品格を下げてしまうだけでなく、問題の正しい理解や対処を妨げてしまいます。
日本を見渡すと、学者も、官僚も、政治家も、民間も、情報戦をきちんと戦う人もいなれければ、地政学的な「腹黒い」戦略研究を行う人も十分にはいません。何が起きているのか、歴史的視野の中で、十分に把握しないまま、行き当たりばったりに右往左往しているのが、日本の現状ではないでしょうか。ただ救いなのは、日本はなぜか負けても勝つことです。なぜか物事がいい方に転んでしまうことです。ただその僥倖にばかり頼ってもいられません。
投稿: WJF | 2012年12月20日 (木) 05時37分
・イイカゲンな同盟国兼競争相手=アメリカ
・敵=マオ大陸
・雑魚あるいは指標=半島(南北)
(我々は)という基本をおさえておかないとダメでしょう。
これをおさえずに情報戦を行うことは出来ません(防衛も)。
年表を見ると一目瞭然です:
1985年9月22日 プラザ合意
1990年 ユーロの実験開始
1991年 ソ連崩壊、朝日新聞慰安婦報道、日本のバブル崩壊
1992年 中韓国交正常化、日本海呼称問題(第6回国連地名標準化会議)、慰安婦過激化、クリントン当選
1994年 人民元大幅切り下げ-クリントン切り下げ容認
1995年 日本のデフレ開始
冷戦が終了すれば、アメリカは同盟国相手と言えども剥き出しの競争をしかけてくる、
これをドイツは知っていましたね。ユーロと言うブロック経済圏に逃げ込んだ意味はこれですね。
(ただし、自らの企みで大コケするのがドイツ人らしい(笑 )
日本人はキョトンとして大きな変動を眺めているだけ。経済戦争、情報戦争を仕掛けられているのに、
それに全く気づかず・・・戦前と同じ構図。
アメリカによる共産圏包囲のタガがゆるんだところで、チャンスとばかりにマオ大陸が登場。商売人クリントンがさらにそれを後押し。
雑魚あるいは指標の半島は【高速事大】してるのがわかります(笑・・・笑い事じゃないか・・
アメリカは【イイカゲン、てきとー】なだけですが、マオ大陸は本気で海をこえて専制にきてます。半島は小さな手先ですね。
国際金融=投資銀行や商社は儲かりゃいいよって感じでアメリカと同じです、思想は特にありません。
陰謀論じゃなく事実なので、政治家・官僚はこれくらいおさえていないと、まったく何も出来ないでしょう。(事実できなかった)
【大陸国+専制=日本の敵】 と単純化していいと思います。
大陸や半島の人民は特に悪い人達ではないのでしょう。しかし国と国の関係においては利害の不一致が大きいのです。
したがって、日本はこれらの国と適切な距離をとる必要があり、あまりにも距離が縮まった場合は【ヤル】しかないと言う事になります。
投稿: カラコ | 2012年12月20日 (木) 02時37分
ednakanoさん、両班の身分はお金で買えたようですね。当時の朝鮮は文字通り「働いたら負け」の世の中だったようです。
カラコさん、確かにイクター制も封建制の一種でしたね。エジプトのみならずイスラム全域に広まり、イスラムの地方分権化を進めたと記憶しています。今回の話は実は少し違う角度からですが、以前「良賤制とグローバリズム」という記事でも取り上げています。http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-3a03.html 書きかけになっていますが、グローバリズムの進行とともに、かつての中華体制と同じく、自分の国以外に帰属意識をもつ(事大する)人々が、グローバリズム体制の維持と恩恵享受のために本来は「国民」であるべき人々を支配し搾取するようになり、かつての「良賤制」と似た階層社会が進行してしまうという点をまとめようとした記事でした。冷戦終結以降、旧東側の安い労働力を西側諸国は利用してきましたが、共産国(特に中国)の中に温存それていた「良賤制」的格差構造が、今や世界的に拡大され、西側諸国の社会構造も変質させつつあるかに見えます。朝鮮で見られた極端な「良賤制」も事大主義(グローバリズムの一側面)と表裏一体のものでしたが、現代の韓国がしかけてくる「対称性の構図」という彼らの「良賤制」的パースペクティブに根ざす戦術と韓国の現代の事大主義はどう関係しているのかという点も気になります。日本と韓国の間に起きてきた今回取り上げている問題も、日本と韓国を超えた世界の枠組みの中で理解しなおすと、解決の糸口や日本の取るべき戦術がみえてくるのではないかと個人的には予感しています。日韓の問題を考え始めると、視野が狭くなり、ついこの二国のことしか眼中になくなりがちですが、世界の枠組みや歴史の大きな流れの中で理解しようとする姿勢を失わないように気をつけたいと思います。ぜひこの状況を粉砕できる「腹黒い」悪知恵を御教授ください。それにしても、情報戦のみならず、企業や国家戦略のためにも、今何が起きているのかを歴史に基づいて総合的に解釈する作業は不可欠ですが、そのような国益のために戦略的に行われる実戦(実践)的な研究は今日本のどこで行われているのでしょうか。戦勝国による近代史の歪曲は、単に「日本を貶めている」というレベルに留まらず、日本人から歴史的に思考する視座そのものを奪ってしまっているように思います。ばらばらの事実を扱うことはできても、現在の自分たちの立脚地も含めた俯瞰的、総合的な物語を日本人が紡ぐことを妨げてしまってきたのではないでしょうか。戦後日本の戦略性の根本的な欠如は、戦後日本の歴史の喪失とも深く関係しているように感じずにはおれません。歴史的視座なしに、戦略的思考を持つことは絶対にできませんから。地図もコンパスも奪われたまま、ジャングルに放置されてきたのが戦後の日本です。歴史の喪失は日本に地政学的戦略性の欠如を招き、日本に多大な損害を与えてきたように思います。
投稿: WJF | 2012年12月19日 (水) 04時00分
マオちゃんの話がどこに行くのかと思ったら、【専制】と【封建制】までたどり着きました(笑
これは、以前、メールの方でお話した問題ですね。
(ちなみにエジプトも封建制を経ていますがイスラムが政治的すぎるので、日本や西ヨーロッパのような爆発力を発揮できなかったですね・・多分)
わたくしが考えるに・・・
大陸と半島が(文化的、地政学的に)日本と言う違う生き物に対する攻撃をやめることが出来ない以上、
ちょっと恐いことをやらざるを得ないな、と考えています。つまり究極のプロパガンダを解禁するしかない。
(個人は国をこえて仲良くするべきですが、国と国の関係で言えば恨みっこなしです)
相手を【機能していないパラダイム】にしがみつかせる(縛り付ける)というプロパガンダの戦略・戦術についていくつか書きましたが、
遺伝子にいくつ傷がついても、機能している遺伝子が補完してしまい、その変異が発現しないのと同じように、
骨格となる、社会を安定させている【機能しているパラダイム】を壊さなければ、相手の本当の弱体化(変異の発現)は無いということになる。
したがって、恐ろしい事ですが、そこを木っ端微塵に破壊するしかない。
では、どうすればいいのか?その、機能しているパラダイムとは何か?
ヒントは歴史と言葉だと考えています。
具体的な戦略・戦術の議論はメールの方がいいでしょう(いろんな人がココを見てるはずですので)。
・・・季節的にお酒の量が増えるのでゆっくり行きますが♪
カラコより
投稿: カラコ | 2012年12月18日 (火) 20時50分
確かに両班が人口の半分くらいになってしまったことも、搾取を加速したんでしょうね。
逆に言えば、民族としての団結のキーワードというか、スローガンが、反日ということでしょうか。
他につながるものが何もないというのも寂しい限りですね。
投稿: ednakano | 2012年12月18日 (火) 17時33分