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2012年6月18日 (月)

慰安婦問題を無毒化する論法

アメリカに第二の慰安婦の碑が立てられたということで、一言緊急に書かせていただきます。

慰安婦問題のむずかしい点は、本人の意思に反して慰安婦にされた事例が特に占領地ではいくつか実際に存在するということです。韓国の卑怯な点は、その占領地における事例を一般化して、あたかもすべての慰安婦が強制連行されていたかのように誇張し、かつそれが日本だけに固有の戦争犯罪であるかのように話を歪めてひろめていることなのですが、日本側が「強制連行はなかった」とか、「慰安婦は売春婦だった」など、全否定の言葉を不用意にぶつけることで、実際に、本人の意志に反して慰安婦にされた女性の方たちの悲惨な事例までも否定することになってしまう。その結果、「日本は自分たちの誤りを認めようとしない」と韓国人が騒ぐ口実を与えてしまい、日本を支持していた人たちにまで誤解や反感を与えてしまう。これがこれまで繰り返されてきたことだと思います。

実際はうっすらとしたグレーなのですが、韓国人が真っ黒のようにいい、それを打ち消そうとして日本人が真っ白だったように言うことで、問題がややこしくこじれてしまっています。

必要なことは、この非常に繊細なグレーの経緯を、すっきりとわかりやすく、説明することです。第二弾の動画、そして今回は、印刷物(PDF)とホームページも併せて、とても慎重に、前回の慰安婦動画を超えるものを用意していますので、どうか慌てることなく冷静にみなさんに対処いただけたらと思います。

とりあえず何か行動を起こしたいというみなさんには、慰安婦問題を無毒化するための論法を提案したいと思います。これは次の動画で導入しようとしている論法です。参考になさってください。

●特に占領地などで、本人の意志に反して慰安婦とれさた事例はそのまま認める。その人たちに対する深い同情を示す。

●それ以外にさまざまな事例が存在していたことを示す。

●違反事例の責任の主体はあくまで個人であることを明確にし、日本政府には直接の責任はないことを示す。

●日本政府は直接の責任はなかったものの、十分に償おうとしてきたことを示す。

●このような犯罪は、国や時代を超えて繰り返されていることを示し、普遍的な問題として提起し直す。朝鮮戦争時代の韓国軍、国連軍、米軍、ベトナム戦争、台湾の軍中楽園、ロシア軍によるレイプ、支那軍によるレイプ、現在も在韓米軍の周囲に存在する売春施設、韓国からアメリカへの送り込まれる人身売買の犠牲者。この人類に普遍的な問題は、特に現代の韓国に顕著であることを示す。ただし、「他の国もやっているのだから、日本は悪くない」という論法には陥らないように気をつける。

●この人類普遍の問題としてすべての国民が解決していかなければならない問題を、日本人だけに固有の犯罪であるかのように印象づけようとすることは人種差別であり、全人類による解決の取り組みを妨げることにしかつながらないことを示す。

韓国は、慰安婦問題を日本に特有の犯罪として印象づけようとしてます。私たちがするべきことは、慰安婦問題を否定するよりむしろ、一般化し、普遍化することだと思います。そのときに慰安婦問題は日本にとって無毒化されます。

ときどき勉強させていただいている「続・慰安婦騒動を考える」というすばらしいブログがあるのですが、そのブログ主の方は次のように書かれています。

政府も芸がない。碑を撤去して欲しいではなく、歴史の教訓として米軍や韓国軍の 慰安婦 の碑も立てましょう。援助しますよ、と言えばいい。

これこそ正しい対応の仕方であると思います。

例えるなら、慰安婦問題は国境を超えて世界中に広がっている広大な森ではないでしょうか。この木が生えていない国や地域はほぼ存在しません。韓国がしていることは、巨大な森の一部だけを写真に切り取って、「日本にはこんな変な木が生えていますよ、とんでもないですね」と批判し、一方、日本は、木の生えていない風景や比較的木の少ない写真だけを見せて「日本にそんな木は生えていません」と(あるいはそう述べているように誤解されがちなやり方で)反論してきたということではないかと思います。世界の人たちに正しい理解を求めていくために私たちがするべきことは、日本にカメラの焦点を当てたまま論じることはやめて、カメラをパンして、国境を越えて普く広がっている巨大な森の全景を写真に撮って見せることだと思います。その全景写真の中には、日本に生えている木もごく小さくですが、映らざるを得ないと思います。それが映ることまで避けてしまっては、森の全景写真を見せることはできませんから。このことを視覚的にも分かりやすく、動画にして提示したいと思います。制作に長く時間をいただいていますが、最適な表現を求めて、試行錯誤を繰り返しながら慎重に制作しています。大変難易度の高い課題であるという点をご理解いただき、いましばらくお時間をいただきたいと思います。前作を超える動画を完成させます。





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慰安婦問題」カテゴリの記事

コメント

はて氏。

2012年6月18日 (月) 21時50分の私の投稿文章についてですが

「オランダの慰安婦(オランダ領インドネシアで旧軍が軍法会議した件)」の「旧軍が」というのは私の記憶違いによるものでした。

「オランダの慰安婦(オランダ領インドネシアで戦時中問題視した旧軍が慰安所を閉鎖させ戦後オランダ軍が軍法会議した件)」と謹んで訂正致します。


私の主張は上記の出来事について真偽を議論するものではありません。

各国の慰安婦の問題を持ち出され、朝鮮の慰安婦問題から論点を逸らされ逃げられないないよう理論武装された方が良い、というのが本質的な主張です。

投稿: 名無し | 2012年6月20日 (水) 00時12分

>オランダ領インドネシアで旧軍が軍法会議した件

「旧軍」とは大日本帝国陸軍のことですよね?
オランダは戦勝国ですから「旧軍」とはならないですよね?
はて、大日本帝国陸軍が「慰安婦」の件で開いた軍法会議というのは
どの軍法会議ですか?

どうも、朝鮮人ではないオランダ人については、事実と認めてしまって
思考停止されている方をたまに見かけます。ぜひ下のブログ記事に
目を通されるたし。
http://sajiya.blog89.fc2.com/blog-entry-60.html
http://ameblo.jp/disclo/entry-10025797294.html

投稿: はて | 2012年6月19日 (火) 21時35分

保守派様のおっしゃるとおりであると思います。国と時代を超えて存在するごく一般的なありふれた問題であるにも関わらず、日本に固有の特殊犯罪であると思わせようとする反日勢力。それに対して、一般的な犯罪として存在していたことまでも全否定しているように聞かれがちな日本側の感情的な反応や舌足らずな説明。日本側を挑発してその反応をさらに逆利用しようとする反日勢力。こういう悪循環を経て、問題がこじれて誤解が蔓延し、定着していってしまったということだと思います。繊細な細心の取り扱いが必要な問題ですから、こちらが感情的にならないように気をつけるべきだと思います。内部に一人でも理解者を作り、その人たちの増やしていくという視点で、けんか腰ではなく、落ちついて対応していくべきだと思います。

投稿: WJF | 2012年6月19日 (火) 06時51分

要するに、どの時代のどんな戦場でも起こりうる性犯罪のそれ以上でもそれ以下でもなかったということですよね。兵士個々人の犯罪はあっても、それらはあくまで個人の犯罪であって、日常でも起こりうる性犯罪の延長線上にあるものでしかない。そんなことをまったくやらなかったという軍隊なんて、有史以来世界のどこを捜してもあり得ない。
そういった点を最初あたりにきちんと述べてから進める構成にするとわかりやすいんじゃないでしょうか。そうでないと、他の方が危惧されているようにあらぬ誤解を受けるんじゃないかと心配です。

当然、だからといって悪くなかったというわけではなく、旧日本軍は発覚したものはきちんと罰していたことも紹介してほしいです。もちろん戦地でのことですから、混乱の中で見過ごしてしまったものや不当なものもあったでしょうが、国際的な常識からいっておおむね妥当な対応をしていたこと。軍の慰安所で働いていた女性達にも大変高額な報酬が支払われていたし、こちらもやはり常識から鑑みて悪い待遇をしていたとも思えないことも盛り込んでいただきたいです。

末端の個々人の犯罪を誇張して国家の犯罪行為があったとすり替えていること。性的な問題は公の場で口にし辛いこと。そういった点につけ込んで、軍が命令出しただの二十万人が奴隷にされただの、ありもしないデタラメまで付け足して途方もなくウソを拡大し続けてきた韓国の卑怯さを、是非とも厳しく糾弾していただきたいです。

投稿: 保守派 | 2012年6月19日 (火) 05時33分

その通りですね。韓国も、有史以来の全ての戦争の性被害者(男も居ると思う)に捧げるとすればいいのに。卑怯なのは完全に同意です。そして、分かってはいるのですが、グっとこらえて論法を誤らないよう自重します(笑)

ただ、非常に難しいのは兵士の性という現実的な問題から目をそらせない点だと思います。人間はロボットでもアスパラガスでもないのだから、特に若い兵士の現実的なリアルな部分を無視すると何も解決しないと思います。極端なフェミニズムとは一線を画したいと思うのはこれらの理由です。慰安婦の問題は、女性解放運動の研究者の格好のテーマにもなっています。冷静に真剣に人間の普遍的でリアルな部分にまで切り込んでいるものは、まだ見たことがない。深いテーマです。

投稿: 春のほにゃら | 2012年6月19日 (火) 00時21分

本人の意志に反して慰安婦とれさた事例・・・それに対し信憑性がないものが多いのではないでしょうか?実際に日本兵が行ったもので罰されているものは信憑性があります。しかし、朝鮮慰安婦ってキーセン養成学校出身だったりしたと思うのですが・・。

投稿: くま | 2012年6月18日 (月) 23時42分

名無しさんのおっしゃられるように、オランダの慰安婦等、あえてここで持ち出さない方が良いのではないかと思われました。それらでせっかく見てくれた世界の人の視点を日本の敵、韓国側に回してしまうことになりかねないのではと危惧します・・。

あと、日本人が満州、朝鮮半島引き揚げの際、実際に強姦、集団輪姦をされ尽されたことはぜひ載せなくてはいけないのではないかと思います。日本人ですらほとんど知られていない犠牲者の無念を晴らさしてあげたいです。

投稿: 日本人の輪姦犠牲者をこそ広めたい | 2012年6月18日 (月) 23時04分

オランダの慰安婦(オランダ領インドネシアで旧軍が軍法会議した件)の件や、台湾、フィリピンなど日本占領地での従軍慰安婦問題も、反論や問題摩り替えに利用してくると思うので、朝鮮の従軍慰安婦の問題から論点を逃げられないよう理論武装された方が良いでしょうね。

投稿: 名無し | 2012年6月18日 (月) 21時50分

Hazama様こと「続・慰安婦騒動を考える」管理人様

コメントありがとうございます。ブログを拝見し、大変参考になる視点をいただいています。次の動画の中にしっかりと反映させていただく予定です。

投稿: WJF | 2012年6月18日 (月) 21時03分

こういった問題は、どこの国も脛に傷でしょうが、これほど大掛かりに女性たちに償ったの日本だけでしょう。韓国には、現在もまだ朝鮮戦争の慰安婦たちが顧みられる事なく暮らしていますし、ベトナムにも被害者がいます。韓国政府やアメリカ政府は、日本を見習って彼女たちを救ってやって欲しい。その為なら、日本政府も微力ながらお手伝いさせていただきます・・・日本人は胸を張ってそう訴えてもいいと思います。

投稿: Hazama | 2012年6月18日 (月) 20時42分

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