台湾からのメール
台湾の友人から、今回の総統選挙に関する情報や、雑感がメールで送られてきました。かいつまんで皆さんにも報告します。
1. 国民党は潤沢な選挙資金を投入し地方票の買収を行った。
2. 中国に進出している台湾企業が「九二共識(中国と台湾の統一を目指すことを決めた中国共産党と国民党の間の合意, 92コンセンサス)なしには台湾企業は発展できず、従業員も苦しむことになる」と主張して、馬英九を支持した。
3. 潤沢な資金をもつ国民党に比べて、資金力の弱い民進党だが、一般の人々から豚の貯金箱による寄付を集め、それが2億台湾ドル以上に達したこと。
4. 中国共産党と中国国民党が協力して、中国在住の30万人の台湾人に、投票のために帰国することを促したこと。帰国のために、大陸に進出している台湾企業や国民党は、無料の飛行機チケットや、割引チケットを配布したこと。
(中国政府が台湾の選挙に介入したというのは驚くべき話ですが、日本語のニュース記事はこちらにあります。)
5. 国民党はこんなにも対策を打ったにも関わらず、馬英九の得票は、蔡英文より70万票しか上回らなかったこと。
6. 日本人は台湾のテレビ局が行った311のチャリティ番組に馬英九が出演したことを評価しているが、馬英九は、台湾人の親日的な感情を利用しただけであり、馬英九自身は反日であること。
中国国民党と中国共産党が、べったりと一体化しつつある姿が垣間見えます。また、いわゆるグローバル企業が売国的な行動をとるのは、日本も台湾も同じようです。
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